今日はどんよりと曇ってる、昨日の疲れか何もやる気にならない。今年は久しぶりに膳を並べて歳取りしようと言ってたのにこの大雪で孫たちは来ない。お土産だけが宅急便できた。ジジババだけじゃ何もしなくていいやとなっちまう。子供のころは大みそかは一大イベントだった。普段はない畳を引いた部屋で一人一人に全腕並べてお屠蘇をいただいて、大にぎあいだった。親父から聞いた話だが、親父は戦前樺太で乾物屋をやっていた、晦日の日は夜9時、10時までそりを引いて配達し、それが終わると床屋に行って、この日は床屋さんも12時まで営業したんだそうだ、床屋に行ってきれいになって新年をむかえたんだそうだ。年中行事というものも京や東京の都合で作られている。忙しい時代になるともっと現実に即した生活が必要になって、あれもやらんでいい、これもやめようとなってすっかり楽にはなったが単純で想像力のない生活になる。昔は迷信に惑わされ、今はフェークに操られ、でも平民はあんまり難しいこと考えんようにしよう。体が健康であるよう、心が健康であるよう,憧れを持って夢見て生きたい。
2回目の雪下ろしになった。歳まえに屋根に2回上がるとその冬は10回雪下ろししなくちゃいけないなんて昔の人は言ってたが。積雪も2mになるといろいろ大変だ、雪かたずけが間に合わなくなる。屋根から降ろした雪で2階のベランダが埋まったとか、幹線はそうでもないが集落の中の道は除雪が間に合わなく通れなくなったり、まだまだこれからなんだがなあ。
いつの間にか2mになった。今日は集会所の雪下ろし。屋根の雪下ろしをつい雪堀と言ってしまう。昔はみんな屋根が低かったから3回も4回も雪下ろしをすると屋根が閊えて文字通り屋根を掘り出さなくちゃいけない、だから雪堀り、雪堀りといってた。
今日は湿った重い雪が降る。せっかく雪下ろししたのにまた屋根に重い雪が積もる。白い雪も毎日違った色に見える、真っ白い雪、青い雪、茶色い雪、黄色い雪、今日は灰色の雪がふる。今年の降雪はすごい差があるみたいだ。ほんの20Kmほど離れたところで2mあったと雪堀に行った友人が驚いてた。