高校の友人に連れられて飯山の苔寺に行ってみた。そんなのがこんな近くにもあったのかと驚きだったし、行ってみてその見事な苔庭に驚いた。ただ平坦な庭の楓の木の下に広がった苔の世界だがこれは相当な手入れがいると思う。普通の草花のように植えとけばある程度育つのと違って、いやそう言う苔もあるが、いろいろな苔の種類を育てるには光と湿度と雑草との戦いだと思うがその丹精に驚いた。今落葉した木々の下で緑の苔が光を放ってる。
それにしてもここは自分が高校時代3年間を過ごし故郷のようなところだが何十年ぶりかに尋ねてみるとその変わりように驚いた。かってはおく信濃のさびれた城下町なんて言われてたのがすっかり現代的な明るい街になって、いまさらながら日本は近代国家に大発展したんだとおもった。山ン中にいるとあまりピンと来ないがアジアの人たちが羨望の眼で見る日本という国がなんかこういう驚きなのかなあとおもった。