天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

泥道

2021-07-05 11:33:20 | 日記

 いやあ、大谷翔平はどこまで凄いのか! 米大リーグのオールスターゲームでも投打の二刀流での選出が決まった。また、敬遠作戦でも打撃が狂わされず、きのう31号本塁打も放った。むかし、王貞治がテレビを見るといつもホームランを打っていたあの感じに似てきた。アンチ巨人なので前はウンザリだったけれど、今は大声援、拍手喝采である。これで大リーグオールスター戦の前夜祭のホームランダービーで優勝して賞金100万ドルを獲得したら、どんなに世の中が沸騰してしまうのだろうか。見逃せないと思ったら、NHKが地上波で13日朝に生中継してくれるとか。多田修平が東京五輪の100メートル走で、伊藤美誠が卓球女子シングルスで金メダルを獲るくらいの重みがあり、実現性は遥かに高そうに思われる。何か奇跡を現実化させる雰囲気を持っているところが、“神の子”マー君を超えた、“夢のプレーヤー”Shohei San と呼ぶにふさわしい。
 ライジング・サンの一方で、中天に輝く星をまだ眺められるのも幸せである。不世出の大横綱・白鵬が久方ぶりに大相撲本場所の土俵に登場した。昨日の名古屋場所初日には新小結の明生を張り手からの掛け投げの力相撲で倒した。きょうは捉え所の無い曲者の遠藤との対戦で、ひと波乱が無きにしも非ずである。白鵬は超絶に強すぎてナショナリストの一部に嫌われる面もあるけれど、その活躍する時代に遭遇できたことは幸せである。自分の人生では、ショーン・コネリーの007ジェームズ・ボンド、来日公演したビートルズ、蝶のように舞うカシアス・クレイ、868本塁打の王貞治、夢は夜ひらくの藤圭子と同じ時代の空気を吸えたことが誇りに思えるのと、同じくらいの価値を持っている。しみじみと1戦1戦を味わい尽くそうと思う。明生、遠藤はこんな偉人とじかに対戦できて幸せである。出来るなら私も土俵に上がって、あの強烈な張り手、かち上げを食らって気を失いそうになってもいいから、胸を借りたい気持ちである。
 ボリス・ジョンソン英国首相が間もなく記者会見して、新型コロナウイルス蔓延下の行動規制を今月19日から撤廃することを発表する。マスク着用も三密回避もパブ禁足も不要となる。英国では同感染者が1日2万人になったり、リバウンドの傾向にあるけれども、重傷者や死者数が収まっていることから、これまで16カ月間に亘った不自由な生活から脱却できることになる。いつまでも他人の目を気にしてコソコソしていられるものではない。世界の流れである。目に恋をして、愛を確かめるため、衣服も下着も剥いで、最後にマスクを取ったら、途端に夢が覚めた悲喜劇は、世界のあちこちで起こっていよう。そんな不幸を増やしてはならない。日本でもリバウンドしているけれど、平気で東京五輪を間もなく開催する勇気を見せている。世界各国からアルファやベータ、ガンマ、スピロヘータ等の変異株が蝟集し、融合して大展開しようとも、コロナに打ち勝った証を世界の先頭に立って示す役割を担っている。五輪後に想定外のハルマゲドンが襲って来ようとも、それはそれでまた別の政権が新たな道を切り開くだろう。

梅雨続く
ひぢ道歩み
空仰ぐ
御日さま出よと
待ちし白鵬