天愛元年

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タリバンとコロナ

2021-08-24 16:24:39 | 日記

 日経平均株価が前日比237.86円高の2万7732.10円と、終日堅調に推移した。きのうも480.99円高の大幅高だったし、先行指標を体現する兜町では、9月に4割減産を発表したトヨタ・ショックを乗り越え、コロナ感染のピークアウトを見込んでいるようである。お隣の中国は新規感染が7月以来、初めてゼロを記録し、リアルに収束を暗示している。
 タリバンが政権を掌握したことでアフガニスタンの治安が懸念されるとして、米英は駐在市民の退避作戦を急いでおり、これまでに米が1万3000人以上、英が7000人超を脱出させたと報じられている。この時期に物見遊山の観光客、旅行者が居るはずもなく、何らかの活動をしている非アフガニスタンの市民が退避作戦の取っ掛かりだけでこれほどに上ることに唖然とする。正規の大使館員らはこの内のごく僅かだろうし、その他市民はどんな商業、生産活動をしているのか想像を逞しくせざるを得ない。同国は世界的なケシの産地と言われるが、まさかそれに従事している人が殆んどではないだろう。軍属が大半なのか。怪し過ぎる。これらと濃密な関係を持っていたアフガニスタン人はタリバン政権を非常に警戒するだろうし、西側メディアもその視点でしか物が見えていない。タリバンが化け物にしか見えないだろうけれど、視点を変えてアフガニスタン側から見ると、米英は駐留軍だけでなく、数万もの両国人が参入して、何をしているのか怪しみ、警戒していただろう。西側の進んだ流儀を国内に導入してくれる良い人たちばかりだとは決して思っていなかったのではないか。当然、政権交代に伴い、日本の明治維新前後に各地で騒擾が起きた如く、トラブルが発生するのは避けられない。江戸幕末にしても、下手をすれば米英仏露蘭などの食い物になっていた恐れがあった。人命を軽視するわけではないけれど、アフガニスタンでもかなりの軋轢が予想される。それを悪事はすべてタリバンの責任だと世界に印象付けようとしても、そうとばかり言えないのではないか。20世紀の民族自決運動が、大国の都合により歪められた後遺症がいまだに世界のあちこちに紛争の火種を残しており、その宿題を終えないうちに、また重い課題が圧し掛かりつつある。
 千葉道場の俊英、平手造酒は病(労咳)により師範代に就けず、弾みでライバルを斬殺した挙句、浪々の身となり、遂にはやくざの笹川繁蔵一家の用心棒に身を持ち崩した。笹川と鎬を削る飯岡助五郎一家との出入り(大利根河原の決戦)に加わり、討ち死にした。享年30。アマゾンプライムで観た『平手造酒』はそんな切った張ったばかりでなく、平手造酒(辰巳柳太郎)と流れ者「お吟」(山田五十鈴)との恋物語に重点を置き、刃傷+人情物語として描いていた。

タリバンと
コロナ病ひは
似たるかな
脅ゆのみにて
収まるまじき



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