プロ野球オールスター戦も大相撲も終わったので、きのう長野オリンピックのスキージャンプを題材にした映画『ヒノマルソウル』を観に行った。試合本番前のコースを均すテストジャンパーの話というので、地道に健気に裏方を務める人々の物語かと思っていたら、意表を衝いてけっこうリアルな人間模様が描かれ、実話の味が出ていて面白かった。
しかし、作品の出来栄えより、土屋太鳳というヒロイン女優の美しさが印象に残った。むかしの銀幕スターは、アップの女優だけが白く輝くようにフイルムに加工を施したのではないかと思われる不自然な美しさだったけれど、こちらはそのままで浮かび上がる嫋やかさがあった。
以前、NHK連続テレビ小説でブームになった『あまちゃん』から『ごちそうさん』『花子とアン』『マッサン』と続いて見るようになったのに、『まれ』は女のエキスが迸る感じがして、こちらには無縁と、それ以来朝ドラを見るのは止めている。それが意外にも、女優のオーラを感じるようになったのだから、時の経過とともに人は変わる。
スターといえば、手の届かない遠くで輝くものだから、身の回りの美人を少し磨いたような日本女優に憧れるような心情は湧いたことがなく、ビビアン・リーとかジョン・フォンティーンら外国女優にそれに近いものを感じたことはある。日本女優だと自分好みといったレベルにとどまり、原節子、山本富士子、吉永小百合といった代表的美人女優より、高峰秀子、八千草薫の方に惹かれた。若尾文子、岩下志麻も妖艶だったけれど、やっぱり一番の美人は香川京子だった。もう無用になったそうした過去の記憶を引っ張り出して、比較したくなるような存在感を土屋太鳳は放っていた。
女優の写真を前に熱くなるようなことはなくなったけれど、とにかく今日は暑い。しかし、昼間にエアコンを掛けるような習慣が無いから、こういう時ばかりは3年前に亡くなった愛猫が、ぐったりしているのを見なくてもよくなったのが、心の救いである。
オリンピック幕開けの明日の宮城スタジアムでの女子サッカー予選リーグ中国vs.ブラジル戦は17時キックオフではまだ暑いだろうなあ。25日からの水泳か屋内競技以外は炎暑とのサバイバルゲームになるだろう。代表選手を呼んだからには、「おもてなし」が看板の五輪なので、親身にケアしてあげてほしい。英語とか言葉が通じなくて、相手の要望に応えてあげられない、ということがないよう、スタッフ教育には万全を尽くしてほしい。この期に及んで賛成だ、反対だの内輪の議論はシャットアウトしなくてはならない。五輪組織委に加わった者なら関係各位、コロナ感染など恐れず、身命を賭して、誠心誠意尽くすのが義務である。
開会式セレモニーには当初案をリフレッシュして、渡辺直美さんの明るく元気なサプライス登場を期待している。それがコロナや女性差別やいじめ虐待などで、ボロボロに傷付いた東京五輪の暗いムードを一変させるゲームチェンジャーの働きを果たすであろう。
Viva Tokyo! Naomi come back to me!!
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