天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

居場所

2019-10-24 18:16:26 | 日記
 卓球を始めれば幹事長の無理無体に付いていけず脱落、お茶教室も短期間で挫折するなど、組織と宥和的に活動できない根本的欠陥が自分にありそうなことに遅まきながら気づいた。ぴったしを求めても永遠に出遭うはずがないのだから妥協する必要があるのに、気質的に釈然としない。棺桶も入れるのは1人なのだから、現世はそのウォーミングアップ程度に考えておくしか仕方がない。
 しかし、小人閑居して不善を為すというように、放っておいても良いけれど、放って置くと、何をするか分からない不安もある。社会はそうしていろいろ工夫する。
 中には非常に真面目な取り組みも見られる。学校や教育、教員・教諭といえば、神戸市東須磨小を始め、最近目立つのは不祥事のオンパレードだけれども、そうした社会的ストレスを解放しようとする事業活動として、『学校に居場所カフェをつくろう!』(発行者・大江道雅、発行所・明石書店)という、私の呆けなす耳にとっては斬新な運動があることに気付いた。
 イジメや、貧困家庭、家庭内暴力などで教室や家庭に居づらい生徒に、校内かその他近くの適当な施設に誰でもが立ち寄れるカフェを設け、悩みを聞いたり、相談を受けたり、あるいは独りで寛げる場を提供しているそうである。
 教職者も教育委員会も聖職という全くのでっち上げられたイメージを隠れ蓑に、あたかも正常な教育運営がなされているかのように装うけれど、公教育制度によって待遇は保証され、外部の目が届きにくい密室性があり、不祥事隠蔽、責任逃れ体質が蔓延しがちであり、児童生徒に逃げ場所を提供するのは社会の安全弁でもある。熱心に教育に打ち込んでいる先生もたくさんいるだろうに、学校の内外にかかわらず世の法則は朱に交われば赤くなる、腐った一つのトマトがすべてを腐らせる傾向にある。水も道徳も倫理も低きに流れやすい。
 地震や台風、洪水被害で長期に学校を休まざるを得ない時もあるのだから、一度全国の教職員を一斉に解雇して、適性を再点検して篩に掛けた上で、まともな方々を再雇用する改革が断行できないものだろうか。「居場所カフェ」がどうしようもなく居場所を失った児童生徒だけでなく、全体にもうまく機能するなら、教育の資質も兼ね備えた民間の「居場所カフェ」担当者に、漸次学校の機能を移していくのも教育改革に成り得るのではないか。それで不要となった教職員はどんどん減員して行けばよい。
 松下村塾の伝統を良く知る安倍晋三首相なら、憲法改正より喫緊の課題であるこうした教育改革にまず着手してほしい。

居場所無き 児童生徒の 惨さかな
淫ら教師と 苛め匡すべし



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