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中部横断自動車道、方法書への住民意見概要と決定権者の見解

2019-12-28 15:37:20 | 中部横断道

【備忘メモ】 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の山梨県区間が、中央道の部分を含んだ山梨県都市計画「道路」とされるべき地域未来の都市計画があるとしても、その未来計画で道路が先行指定されるのは何故なのか、新年の課題としておきます。2019-12-30

「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線 (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号 南牧佐久線」環境影響評価方法書に係る公聴会の開催について (公告)(2019.12.27 山梨県森林環境部大気水質保全課/PDFファイル:大水保第1923号 令和元_2019年12月13日)
山梨県環境影響評価条例第35条第2項の規定により、次のとおり公告します。
 開催日時:2020年2月1日(土曜日)10:00~16:30
 開催場所:須玉ふれあい館ホール(北杜市須玉町若神子521-17)
山梨県ホームページ新着情報_令和元年度(この公告へのリンク無し)
◆「注目情報」 には 「中部横断自動車道(長坂~八千穂)に係る環境影響評価手続」 があるのですが、更新・12月27日と書かれていると良いのです。

公聴会で意見を述べたい方は意見の要旨等を記載した書面を提出する必要があります。
公聴会で述べる意見の対象は、山梨県区間に関するものに限る。
公述申出がない時、天災等により開催が不可能な時などは、開催しません。
※この公聴会は、『方法書について環境の保全の見地からの意見』を求めるために開催されるものであり、単に事業の是非や賛成・反対の意見を述べることはできません。

公聴会意見を述べる申出先
 山梨県森林環境部大気水質保全課
 〒400-8501 山梨県甲府市丸の内一丁目6-1
 電話:055-223-1513/FAX:055-223-1512
 電子メール: taiki-sui@pref.yamanashi.lg.jp
提出期限:2020年1月16日(木曜日)(当日消印有効)

山梨県環境影響評価条例第35条第2項
第三十五条 第十条第二項の規定は、法第二条第四項に規定する対象事業(以下「法の対象事業」という。)について準用する。この場合において、第十条第二項中「事業者」とあるのは「法第二条第五項に規定する事業者」と、「前条」とあるのは「法第八条」と読み替えるものとする。
2 知事は、法第十条第一項の規定により意見を述べるときは、第十一条の規定の例により、法第九条の書類の送付があった旨を公告し、及び法第九条の書類(前項において準用する第十条第二項の見解が述べられた場合は当該見解を記載した書類を含む。)を縦覧に供し、並びに第十二条の規定の例により公聴会を開催し、前項において準用する第十条第二項の見解及び当該公聴会で述べられた意見に配意するものとする。
◇ 山梨県庁には トップ > まちづくり・環境 > 道路 > 高速道路 > 中部横断自動車道 という総合情報ページがあります。『(長坂~八千穂)建設促進情報』のカテゴリーで全ての経過情報へのリンク設定する事は難しいことではありません。【備忘メモ】
(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線他(中部横断自動車道(長坂~八千穂))に係る環境影響評価手続
意見概要等縦覧のお知らせ

2019年12月12日、都市計画決定権者から方法書についての住民等の意見を取りまとめた見解を付した意見概要等が送付されました。
 ◆ 意見概要等はこちら(PDF:1,431KB)
 ◆ 意見概要等縦覧場所はこちら(PDF:85KB)・・・【下図】
   縦覧期間:2019年12月13日(金)~ 2020年1月14日(火)
     08:30~17:00 (土、日、祝日及び年末年始を除く)


環境影響評価手続の担当部署・山梨県森林環境部大気水質保全課

(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線他
都市計画決定権者は 山梨県知事、この事業の担当部署・山梨県県土整備部都市計画課
 (仮称)が取れた時には、都市計画道路 サイトで全ての経過が記録・公開されると思います。
長野県側では既存の都市計画の一環としての都市計画道路らしいと理解しましたが、山梨県側でこの中部横断道だけを都市計画(道路)とした意味を私は未だ理解しておりません。県庁様からの報告記事を確認する予定です。
『都市計画決定権者の見解』 事業計画(事業計画一般:事業の経緯、必要性)19/139

○中部横断自動車道(長坂~八千穂)は、太平洋(清水港)と日本海(新潟港)を結ぶ日本全体の物流の大動脈となるものです。本県にとっても、産業・経済の活性化や県外との連携を強化するとともに、大規模災害時における避難路や緊急輸送路として重要な役割を担う路線と認識しています。

○未事業化区間である長坂~八千穂間においては、幹線道路である国道141号に急カーブ、急な坂、豪雨時の通行止め規制などの区間があり、走行性や安全性の課題があることから、特に災害時の代替路の確保が重要であるものと認識しています。

○自然環境や生活環境への影響は、今後行う環境影響評価手続の中で、調査、予測及び評価を行い、必要に応じて適切な環境保全措置を検討します。

○これまで中部横断自動車道の必要性と効果について、地域の皆様により理解を深めていただくため、意見交換会などのコミュニケーション活動を重ねてきました。
引き続き中部横断自動車道が地域経済や土地利用、自然環境等に及ぼす影響を勘案し、公平性、透明性が確保された都市計画及び環境影響評価の手続に基づき、適切に手続きを進めていきます。
沿線自治体などの関係機関と連携して確実に手続きを進めるとともに、中部横断自動車道の全線開通を早期に実現できるよう努めていきます。
都市計画決定権者の見解、掲載ページ(139ページあるPDFの 26ページ目 26/139 と表記)
事業計画(事業計画一般:事業の経緯、必要性)19/139
事業計画(事業計画一般:事業の計画)26/139
事業計画(事業計画一般:都市計画)30/139
環境影響評価(計画段階環境配慮書) 32/139
環境影響評価(環境影響評価方法書) 48/139
環境影響評価(項目、並びに調査、予測及び評価全般) 59/139
環境影響評価(大気質:調査項目等) 63/139
環境影響評価(大気質:調査全般) 66/139
環境影響評価(大気質:予測及び評価) 70/139
環境影響評価(騒音・振動:調査全般) 73/139
環境影響評価(騒音・振動:予測及び評価) 79/139
環境影響評価(低周波音) 81/139
環境影響評価(水象・水質) 93/139
環境影響評価(地形及び地質) 95/139
環境影響評価(土壌) 97/139
環境影響評価(日照阻害) 99/139
環境影響評価(動物、植物、生態系:全般) 106/139
環境影響評価(動物、植物、生態系:主に植物等) 109/139
環境影響評価(動物、植物、生態系:主にほ乳類等)112/139
環境影響評価(動物、植物、生態系:主に鳥類等) 117/139
環境影響評価(動物、植物、生態系:主に両生類・爬虫類・昆虫類等) 121/139
環境影響評価(動物、植物、生態系:主に外来生物等) 123/139
環境影響評価(景観、人と自然との触れ合い活動の場) 132/139
環境影響評価(文化財) 135/139
環境影響評価(廃棄物等) 137/139
その他 139/139
縦覧場所
縦覧場所

長野県・(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線
環境保全の見地からの意見の概要(PDF:273KB)(令和元_2019年10月18日送付) これは住民意見が整理されたファイルです。
上記ページにある【技術委員会】審議記録の中に都市計画決定権者(長野県知事)意見もありますが、私は全て未確認なので後日整理するつもりです。

【師走半ばの忠臣蔵、本懐を遂げて高輪泉岳寺、関係ないけどこんな記事を書いたのも何かの因縁】

中部横断自動車道(長坂~八千穂)説明コーナーの設置・公開です

2019-11-26 12:35:26 | 中部横断道
中部横断自動車道(長坂~八千穂)の説明コーナーの設置・公開
 2019年11月22日(金)15時~20時、11月23日(土)14時~18時
 2019年11月29日(金)15時~20時、11月30日(土)14時~18時
 会 場・北杜市高根総合支所(地図あり) 北杜市高根町村山北割3261 0551-42-1114

2019年10月18日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の説明コーナーを設置します(国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所) 055-252-5491(計画課)

 中部横断自動車道(長坂~八千穂)につきましては、地域の皆さまの関心が高いことから、このたび、国土交通省甲府河川国道事務所と山梨県、北杜市が連携し、地域に関係する方々に対して、これまでの経緯や現在の状況、期待される整備効果などについて、パネルによる情報提供などを行う説明コーナーを設置いたします。

説明コーナーの広報
【参照サイトは以下だと思えます】
山梨県県土整備部 高速道路推進課 中部横断自動車道(国土交通省広報との連携) 055-223-1690
・・・都市計画課
・・・山梨県・新着情報
北杜市建設部 道路河川課 記事一覧 0551-42-1363
・・・高根総合支所 地域振興課
北杜市 市政情報
【追録】
既成事実つくりのための国交省「説明コーナー」設置に反対します (2019.11.18)(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
 この記事には2018年12月11日に開催された 『公共事業チェック議員の会・中部横断道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会「公開ヒアリング」』 (会場・衆議院第一議員会館)に際して国土交通省に尋ねた内容と、それに対する 2019.2.4 の国土交通省回答書 がPDFファイルで公開されています。

上に掲載したイベント案内画像は国土交通省の広報からの引用です。中部横断自動車道(長坂~八千穂)と表記されていますが、山梨県県土整備部 高速道路推進課も同様です。

山梨県都市計画課が示す (仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線 は既に検討したように山梨県が都市計画道路と指定することによる道路の名称です。

長野県では (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線 との名称ですが、「長野県都市計画ビジョン、佐久圏域マスタープラン、佐久都市計画区域マスタープランに位置付けて」 指定されたことが 長野県環境影響評価技術委員会 の会議録に記録されていました。

山梨県の都市計画道路指定プロセスを確認し明確にすることは、県民の皆様の代理人である地方自治体議会・議員諸氏のお役目だと私は思いますので、会議録などの確認は いつか そのうち やっておきたいと思っています。
地域間競争事業とでも言えるのはリニア中央新幹線も中部横断自動車道も似たようなものです。昔はマスコミ報道でしか知り得なかったことが、今は読み切れないほどの情報がネットから得られます。便利であると同時に恐ろしいものです。
民にとって大切なことはマスコミ報道で知って終りでは無く、可能な限り原資料を確認して考察することです。情報を提供できる組織がしっかりしている地域は発展を続けると私は思っています。

参照・中部横断自動車道(長坂~八千穂)、長野県と山梨県での方法書審議報告【掲載記事】

中部横断自動車道の情報 3件 2019年11月

2019-11-25 22:36:46 | 中部横断道

(1) 中部横断自動車道の説明コーナー設置 11月22日,23日,29日,30日 (1)は別記事に移行しました。
(2) 富沢IC-南部IC 11月17日(金)15時に開通します
(3) 早期全線完成、国へ要望 中部横断道期成同盟会が決議 11月6日

山梨県都市計画課サイトで 都市計画法に基づく開発許可(更新日:2019年10月25日)に気付きましたが、中部横断自動車道(長坂~八千穂)の県内区間は 『(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線(中部横断自動車道(長坂~八千穂))の都市計画決定』 と記されているので、「開発行為」として「開発許可」が必要か否かの判定も必要な場所が道路沿線にあるのではないかと思います。

この点から気付いたのですが、中部横断自動車道の長坂JCから長野県境までは北杜市内です。仮に長坂JCから長野県境までを都市計画道路とする時は山梨県ではなく北杜市の都市計画道路になるのではないか? しかし北杜市にはこれまで都市計画事業は無い。道路だけ都市計画先行も何か変です。
その矛盾(というか都市計画の無い自治体が高速道路の特定区間を都市計画道路とする珍妙さ)を解消する為に、中部横断自動車道と接続する双葉JCTから中央道区間(甲斐市・韮崎市・北杜市)までも山梨県の都市計画道路にしたのかも知れない?
私は実は今回の方法書から知るまで、双葉JCTは新山梨環状道路北部区間と中央道と中部横断自動車道の南区間を繋ぐもので、双葉JCTから長野方向に中部横断自動車道が延びていくのだと思っていたのです。

山梨県都市計画課で「都市計画決定」と記されていますから、この都市計画道路決定のプロセスは、山梨県都市計画審議会や県議会及び関係自治体議会でも何かしらの審議がされたと思えますし、その報告・広報記事もどこかにあると思います。
山梨、長野両県は、それぞれ独自に都市計画道路と決定した。それぞれのルートは県の計画に基づき県が決めたはずです。しかし、これまで市民グループが公開している情報では国土交通省職員がその仕事をしていたように思えます。その環境影響評価方法書は両県の名前で公開され、それを作成したのは工事を行なう国土交通省関東地方整備局、私には未だ理解不能・・・

私は都市計画についても全く知識が無いので勘違いかも知れません、後日の学習材料としてメモしておきます。

(2) 富沢IC-南部IC 2019年11月17日(金)15時に開通します
【E52】中部横断自動車道富沢IC~南部IC 2019年11月17日(日)15時00分に開通!(国土交通省 関東地方整備局)
中部横断自動車道広報ページ(甲府河川国道事務所)
【予告】中部横断自動車道(富沢IC~南部IC)が令和元年11月17日(日曜日)15時00分に開通します。(山梨県県土整備部 高速道路推進課)
富沢-南部11月17日開通 中部横断道、8割強が供用へ(静岡新聞 2019-09-28)

2019.11.17 中部横断道 南部IC-富沢ICが開通(UTYテレビ山梨ニュース)
開通式典 南部IC-富沢IC 中部横断自動車道の南部インターから富沢インターまでの区間が(2019年11月)17日開通し、山梨県南部町で記念式典が行われました。
開通したのは中部横断道の南部インターから富沢インターまでの6.7キロの区間です。
17日は長崎知事や地元の小学生がテープカットを行い、関係車両が通り初めをしました。
この区間は当初、2017年度の開通を目指していましたが、地盤がもろくトンネルや斜面の工事で安全対策に時間がかかったため、3回にわたって開通が先延ばしになっていました。
これで中部横断道の南部区間は全体の約8割が開通し、残る区間は下部温泉早川から南部までの13.2キロとなりました。
国土交通省では来年中の完成を目指しています。
【UTY記事掲載写真の部分を縮小引用させていただきました】
(3) 2019年11月6日 早期全線完成、国へ要望 中部横断道期成同盟会が決議(静岡新聞)・・・(Yahoo!ニュース転載あり)
 静岡、山梨、長野、新潟の4県などでつくる中部日本横断自動車道建設促進期成同盟会(会長・長崎幸太郎山梨知事)は(2019年11月)5日、都内で開いた大会で早期全線完成に向けた国への要望を決議し、国土交通省で青木一彦副大臣に要望書を手渡した。
 本県(静岡県)から難波喬司副知事が出席し、「全線が結ばれて初めて効果が出る」とあいさつした。富士山静岡空港株式会社の西村等社長は、全線開通による観光面への経済効果について意見発表した。
 要望書には、静岡市清水区の両河内スマートインターチェンジ(IC)の早期事業化、山梨県の白根IC-双葉ジャンクション間の4車線化の優先的な早期事業化、2020年度の国の関係予算確保などを盛り込んだ。

中部日本横断自動車道建設促進期成同盟会の活動内容(更新日:2018年11月8日)
平成30年(2018年)の決議に、『中部横断自動車道 (仮称)長坂JCT~八千穂高原IC間について、全区間一体で環境影響評価の手続きを速やかに進め、早期事業化を図ること』 とあります。
長坂~八千穂区間は 環境影響評価方法書(2019年8月公表)~調査実施期間(春夏秋冬最短1年)~準備書~評価書~認可~工事着工・・・・完成・開通
静岡~山梨間で工期の伸びは自然の妨害が想定外だったからでした。国土交通省に要請して可能なのは着工時期を早くする事だけだと思います。後は自然との戦い次第でしょう。

中部横断自動車道の全線開通に期待し活動しておられる方々こそ、その事業のプロセスには一点の疑問も無いことを望んでおられると存じます。地域の方々の為にも提起された疑問の解決にご尽力いただけることでしょう。事業完遂は自分達の努力の成果でもあると子々孫々に語り継ぐ為にも大切なことです。

【参照】中部横断自動車道(長坂~八千穂)の方法書公開には裏があり?


中部横断自動車道(長坂~八千穂)、長野県と山梨県での方法書審議報告

2019-11-24 22:49:54 | 中部横断道

2018年12月にチェーン規制制度が導入されました。国土交通省・チェーン規制について(2018年の規制区間一覧もあります)
中部横断自動車道の現状予定ルートでは 中央道と重なる 須玉IC~長坂IC がチェーン規制区間です。長野県内での開通済み区間でチェーン規制はありません。
双葉JCT から先が(長坂~八千穂)ではなく(須玉~八千穂)であれば中部横断自動車道を利用する車はチェーン規制にかからずに走行できることに気が付きました、この区間の中央道は山梨県都市計画道路に指定されます。とりあえずメモしておきます。
山梨県内のチェーン規制区間の2か所(2019年1月のブログ記事)

山梨県での審議

令和元_2019年10月11日 に 山梨県環境影響評価等技術審議会 が開催されました。
「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線他(中部横断自動車道(長坂~八千穂))に係る環境影響評価手続」
 会議結果(PDF:73KB)
 会議資料(PDF:85KB)
 議事録(PDF:459KB) 議事録作成は11月11日頃と思えます。私は11月13日に確認できました。

議題2「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線、(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線」に係る環境影響評価方法書について
この審議の会議録は PDFファイルで 30/58 ページからです。
「事務局」とは 山梨県森林環境部大気水質保全課 を意味します。

(事務局 渡邉副主査)
 事務局の渡邉です。よろしくお願いいたします。
 資料3をご覧ください。A4の1枚紙の資料になりまして、午前中にお配りしています。今回の事業者等ですけれども、事業の名称は、(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線及び(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線ということで、いわゆる中部横断自動車道(長坂~八千穂)の事業となっております。
 事業予定者ですけれども、国土交通省関東地方整備局、この事業について都市計画決定を行うこととしておりまして、山梨県区間については山梨県、長野県区間は長野県が都市計画決定権者となっております。
 対象事業の種類ですが、法律の第1種事業となります高速自動車国道の新設です。
 事業の規模は、延長約40kmで、山梨県の関係地域は北杜市が該当します。
都市計画の特例というところについて説明をさせていただきますが、環境影響評価法では、アセス対象事業に係る施設が都市施設として都市計画に定められる場合には、都市計画決定権者が事業者に代わるものとして、環境影響評価の手続を行うこととされています。韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線の新設区間に係る環境影響評価については、都市計画決定権者である山梨県が手続を行うこととして、現在進めております。
 3番の方に方法書の手続の流れが図示してありますので、こちらの方をご覧ください。
 裏面にいっていただきまして、本件に係るスケジュールがどのように進められてきたかといいますと、8月1日に事業者、都市計画決定権者から公告縦覧の手続きが開始されております。それと同時に、住民、県民等からの意見の募集も行っておりまして、9月17日までが意見の提出期限であったところです。現在はこの意見を取りまとめている段階と聞いております。
 審議会としては、9月10日に現地を見ていただいており、今回が第1回目の技術審議会となります。今後の流れですが、都市計画決定権者から住民の意見としてどのようなものが出たか、また、それに対する見解についても送付されます。また、山梨県の方では関係市である北杜市に意見照会を行うとともに、県として県民の意見を聞くための公聴会を行います。また、第2回目の技術審議会において知事意見の骨子を見ていただきまして、最終的な提出の期限ですけれども、都市計画決定権者から意見概要書等が提出されてから90日以内となっております。
 今後の進め方については、また後で説明させていただきます。以上です。

(坂本会長)
 ありがとうございました。それでは、事業内容につきまして事業者からの説明をお願いいたします。

(事業者2 甲府河川国道事務所 本村地域防災調整官)
 事業予定者の甲府河川国道事務所の副所長の松澤と本村です。よろしくお願いいたします。では座って説明させていただきます。

山梨県で都市計画道路に指定された経緯が私には不明でしたが、上記会議録冒頭説明により、事業予定者である関東地方整備局から 「この事業について都市計画決定を行うこと」 という指示があったかのように私には読み取れました。山梨県政が都市計画道路指定をする (都市計画決定権者となる) のは県内複数の市町村を通過する道路なので、中央道の長坂JCTから双葉JCTまでも含めて北杜市・韮崎市・甲斐市を通る道路として都市計画道路指定になったのだと理解しました。この件は私の考えに過ぎないので後日公式資料を確認したいと思っています。
長野県では会議の冒頭で長野県都市計画ビジョンによる地域プランに基づく都市計画道路指定であると説明されていたので引用しておきました。
【以下、長文が続きますので掲載は別記事(Webサイト)にする予定ですが、長野県で使われた資料(下図で掲載)とは別な資料もあったようです。甲府河川国道事務所が説明されている配布資料が分からないと無意味な内容になると思えますが、ネット公開はしても本質は自分の学習素材でして情報公開の形そのものも学習対象なのです

都市計画などまるで知識が無い私ですが、中部横断自動車道(長坂~八千穂)が都市計画道路となった理由について長野県審議会での説明は、それなりに納得しましたが、山梨県の説明が私には未だ理解できません。
道路が先行して都市計画道路となれば、その道路から一定範囲の土地利用などにも都市計画地域に準じた何か規制がかかる事があるのかも知れません。
良い機会ですから都市計画についても勉強する素材にしたいと思っております。

【掲載した引用記事中の色付け、下線などの修飾は引用者がマークしたもので原本にはありません。】
会議資料については「会議資料」(PDF)(記事タイトルは「山梨県環境影響評価等技術審議会 次第」 に次のように記載されています。(「議事録」の目次にも「資料」のリストに記載されています。)
(配布資料)
 資料1-1 「佐久間東西幹線他増強工事計画」方法書に係る意見整理表
 資料1-2 同(非公開部分)
 資料2 「佐久間東西幹線他増強工事計画」方法書に係る知事意見骨子
 資料3 「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線」に係る方法書手続について
資料1と2 は 佐久間東西幹線他増強工事計画(南部町での電源開発株式会社の事業)ですから、中部横断自動車道については 資料3 のみです。

ちなみに、会議録には <事業者2> として 国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所、大日本コンサルタント株式会社、株式会社長大 の3組織からのご参加でそれぞれお二人のお名前が記載されています。

情報の開示については・・・
山梨県情報公開条例 の 『第8条 実施機関は、開示請求があったときは、開示請求に係る行政文書に次の各号に掲げる情報(以下「不開示情報」という。)のいずれかが記録されている場合を除き、開示請求者に対し、当該行政文書を開示しなければならない。』、『第3項 法令の規定又は法的拘束力のある指示により、公にすることができないものとされている情報』 と規定する事項について審議等を行う場合に該当するため 一部非公開とされています。【参照・「会議結果」PDFファイル】

山梨県・長野知事 中部横断道の「早期開通」を国交大臣へ要望 ?

長野県での会議録から

2019年8月20日開催 令和元年度第2回長野県環境影響評価技術委員会 に
(5)(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線に係る環境影響評価方法書について
この項目がありました。
その委員会では 資料6(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線に係る環境影響評価方法書の概要(PDF:10,203KB) が資料として使われ、それは国土交通省関東地方整備局が作成したものでした。9月11日記事で一度掲載していますが再掲しておきます。
関東地方整備局文書 配慮書の概要 国土交通大臣意見 国交大臣意見の宛先
長野県第2回技術委員会のページで掲載された「会議録」を参照して記録を残します。この会議録(PDFファイル)の作成は 2019年10月3日頃と思えますがサイトでは 『会議録(現在調整中です)』 が続いていました。私が会議録公開を確認したのは 2019年10月28日 で、山梨県での会議が終った後でした。

長野県技術委員会の委員長は片谷教孝氏ですが、この方はリニア中央新幹線環境影響評価準備書に関する山梨県環境影響評価等技術審議会で座長を務められた方と私は記憶しております。

片谷教孝委員長

 本日2件目の案件は(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線の方法書に関わる審議でございます。

多くの委員の方にはすでに現地視察に参加いただきました。まだこれから参加される委員の方もいらっしゃるいますまが、時間も限られていますので、今日は1回目の審議を始めさせていただきます。さっそく事業者さんから方法書の要点の説明をいただきますが、初回ですので、事業者さんを代表して一言いただければと思います。よろしくお願いいたします。
都市計画決定権者 高倉明子氏(長野県都市・まちづくり課)

 今回の(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線の環境影響評価につきましては、事業予定者の国土交通省により配慮書の手続が行われ、これを踏まえて国土交通省が昨年7月に1㎞のルート帯を決定したところです。この道路は、都市計画の上位計画であります長野県都市計画ビジョン、佐久圏域マスタープラン、佐久都市計画区域マスタープランに位置付けております。円滑な都市計画を支え、都市生活者の利便性を向上し、良好な都市環境を確保・保持する上で必要な道路ということで、1㎞ルート帯及びインターチェンジの概略位置が決定され、事業計画の熟度が高まってきていることから、都市計画に定めることにいたしました。
都市計画対象事業にしたことにより、方法書以降の環境影響評価に係る手続につきましては、事業予定者に代わり、都市計画決定権者である長野県が都市計画の手続と合わせて行ないます。

 都市計画決定権者としましては、環境影響評価の趣旨を踏まえ、国土交通省の協力のもと、事業が環境に与える影響について丁寧に調査、予測、評価し、また、環境保全のための措置を十分検討し、環境により配慮した事業にしていきたいと考えております。
そのためにも、当委員会により専門的な御意見やアドバイスをいただき、環境影響評価の方法に反映していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 なお、資料の説明につきましては、事業業予定者である国土交通省長野国道事務所さん に行っていただきます。自己紹介させていただきたいと思います。

(片谷委員長)では、お願いいたします。
(事業予定者)国土交通省長野県国道事務所の副所長をしております、山﨑と申します。よろしくおねがいいたします。
(事業予定者)長野県国道事務所の道路計画推進室で室長をしております、清水と申します。どうぞよろしくお願いします。
南牧村案内マップ 長野県・「佐久都市計画道路1・4・1号八千穂佐久線の変更について、都市計画法第17条の規定による縦覧などの手続きを経て、平成25年7月11日(長野県告示第396号)に変更の告示を行いました。」(更新日:2014年1月7日)との記事があります。

「佐久都市計画道路1・4・1号八千穂佐久線」とは中部横断自動車道八千穂JC~佐久市区間を意味している、今回の延伸事業で南牧村が入り 「佐久都市計画道路1・4・1号 南牧佐久線」と書かれていると私は理解し、長野県施策として都市計画道路指定は当然なのだと思いました。念の為に南牧村の地図を確認しました。

国土交通省 関東地方整備局 に次のようなページがあります・・・
環境関連の取り組み 中部横断自動車(長坂~八千穂)
      送付年月日
配慮書 平成26年12月26日※
方法書 
準備書 
評価書 
報告書 
※)国土交通大臣に送付した年月日
このページに 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書 [PDF:1860KB] 【要約した書類を兼ねる】(平成26_2014年12月)がアップロードされています。

2019年11月15日に国土交通省サイトを確認した時の内容ですが、山梨県・長野県の都市計画道路として、方法書以後の環境影響調査業務が行なわれる状況が説明された記事まで、このページから辿れるだろうと期待しています。

【ブログ記事としては長くなり過ぎました。私は両県において都市計画道路指定がされたプロセスを確認しておきたかったのです。後日Webサイトに移行して整理します。141号線は仕事帰りの夜中に使うことがあるので安全・安心な中部横断自動車道の開通には期待しています。】

中部横断自動車道の通行止が解除された経過 2019-10-10

2019-10-11 19:28:33 | 中部横断道
国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所 発信
2019年10月10日 中部横断自動車道(下部温泉早川IC~六郷IC)醍醐山トンネル監査路におけるコンクリート片の落下について(第6報) 『緊急点検の完了に伴い、中富ICから六郷IC間の通行止めを本日7時30分に解除します。』

2019年10月07日 (第5報)
2019年10月03日 (第4報)
2019年10月02日 (第3報)
2019年10月01日 (第2報)
2019年09月30日 中部横断自動車道(下部温泉早川IC~六郷IC)醍醐山トンネル監査路におけるコンクリート片の落下について

それぞれのページには報道発表のPDFファイルがアップロードされています。

私がこの件を知ったのは、2019年10月10日の 開通半年のトンネルに異変、144カ所でコンクリの浮き(日経 xTECH/日経コンストラクション)記事でした。リニア実験線車両基地での電気装置火花・火災事件について専門的なサイトの情報を確認したいと開いたサイトです。
「トンネルに異変」とのタイトルはリニア事業にも関わる問題ですから、記事を開きましたら中部横断自動車道の事案でした。

 山梨県身延町にある中部横断自動車道の醍醐山トンネルで、覆工コンクリートの打ち継ぎ目144カ所に浮きが見つかった。全打ち継ぎ目246カ所の約6割に当たる。同トンネルがある下部温泉早川インターチェンジ(IC)―六郷IC間は、2019年3月に開通したばかりだ。
 この区間を管理する国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所が10月1日に発表した。同事務所は、これほど多くの浮きが発生した原因について「見当が付かない」とし、施工や環境条件などに問題がなかったか調査を進めている。

これだけ読んで私は 『甲府河川国道事務所が10月1日に発表』 なら記事は必ずあると確信したのです。甲府河川国道事務所さんは今回も私の期待に応えて下さいました。それが上掲のリンク集です。
国土交通行政の第一線で活動される甲府河川国道事務所の職員さんや、そのサイト発信は良く出来ていると私は思っています。何かおかしいと感じる場合には、おそらく上層部からの珍妙な指図があるのだろうと私は考えます。
中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価事案はまさにそれだと思っているのです。私のネット利用では珍妙な指図の実相までたどり着くことはできませんが、真のジャーナリズムなら可能なはずです。私はそれに期待しつつ駄文を連ねています。

第6報_甲府河川国道事務所

中部横断自動車道(長坂~八千穂)の方法書公開には裏があり?

2019-10-08 12:35:49 | 中部横断道
公共事業チェック議員の会と沿線住民の会火が9月24日に国交省関東地方整備局へ公開ヒアリングを実施 した報告記事(2019.10.5)が出ています。
 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響評価の方法書の公表強行を受け、9月24日参議院議員会館で超党派国会議員連盟「公共事業チェック議員の会」と沿線住民の会が合同で国交省への公開ヒアリングを行いました。
 今回は方法書の山梨県・長野県への送付を強行した国交省関東地方整備局の道路計画第一課課長、同課長補佐、国交省道路局企画課課長補佐が出席し、公共事業チェック議員の会からは立憲民主党と日本共産党の衆参国会議員、関係秘書等が同席しました。

このサイトでは記事単独でリンクができないようなので、部分画像でご案内します。画像クリックで 640 x 800 の画像で別ページ表示されます。前後の内容は記事からお読みください。

このブログでは カテゴリー・中部横断道 ですが、いずれ自分のサイトでまとめておきたいと思います。


中部横断自動車道アセス、長野県技術委員会の対応状況と関東地方整備局

2019-09-11 17:00:00 | 中部横断道
中部横断自動車道(長坂~八千穂)の方法書への意見書を提出しましょう(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
 方法書の提出期限 2019年9月17日 17時15分まで
私は今回の方法書に意見することより、それ以前の手順に問題があると思い、それに関する明確な答えを探してきました。政府も乗り出すと報じられているリニア静岡県問題と似たような、事業プロセスでの瑕疵が、この事案にも感じられると書きました。未だに答えは見つかりません。

 都市計画道路として指定する計画は、いつ、どのような経緯で始まったのか。道路は(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線 と命名され、それは中部横断自動車道(長坂~八千穂)であり、その事業主体の国土交通省による環境影響評価配慮書(検討書)は環境大臣に提出されて環境大臣意見も提示されています。【編注01
 環境影響評価の次の段階が今回の方法書です。しかし、その方法書は(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線のそれであって山梨県の名前で公開されましたが、これが環境大臣意見に基づくものかどうかは記載も説明も無いと思えます。
 確認した長野県での審議資料によれば、この方法書は国土交通省関東地方整備局の作成によるものと思えます。
それでも山梨県政による環境影響評価手続きの公文書として有効なのでオオヤケの場で縦覧・説明が実施され、山梨県行政はもとより議員・県民の皆様もこの環境影響評価法制度を良くご承知なので疑問とされる事は無いのかと思います。それならそれで良いのです、単にドシロウトな私の疑問に過ぎません。

すでに述べましたが、私は中部横断自動車道は全線開通してこそ役立つと思っています。
しかし何事も実施プロセスにおかしな点があると無事完成したかにみえて必ずトラブルが発生しがちなものだと、自分の経験から感じるのです。
専門外である当該法制を私は全く理解していませんので、無知を曝け出すのみですが感じた疑問をメモして駄文ブログを書いてきました。いつの日かきちんと学習しておくつもりです。
この記事も長文になりましたので関連記事共に後日Webサイトに移行して整理保存しておく予定です。【2019-09-11 記】
【編注01】 「環境影響評価法」及び「長野県環境影響評価条例」により、対象事業が市街地開発事業として都市計画法の規定により都市計画に定められる場合又は都市施設として同法の規定により都市計画に定められる場合については、都市計画決定権者が都市計画決定又は変更と併せて環境影響評価を行います(都市計画に定められる対象事業等に関する特例)。本県では、現在、下記の対象事業について、都市計画に定められる対象事業等に関する特例が実施されています。(都市計画における環境影響評価手続について(長野県 2019年8月1日 下線は引用者による)
長野県が別記道路の都市計画決定権者であり法例に従い環境影響評価を行うのだとしても、今回の方法書に山梨県内が含まれている理由は理解不能ですが参考として記録しておきます。
環境影響評価方法書の行政施設での縦覧は2019年9月2日で終了しました。方法書について環境の保全の見地からの意見は 2019年9月17日(火)17時15分までに 下記広報に記された方法で提出できます。縦覧期間中に閲覧していなくても下記ページにPDFファイルとして公開されています。

山梨県・(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線の都市計画決定及び環境影響評価について
長野県・(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線(中部横断自動車道(長坂~八千穂))環境影響評価方法書の公表について

中部横断道佐久ルート2011-03-05

関東地方整備局文書 国土交通省関東地方整備局・資料6 (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線に係る環境影響評価方法書の概要(PDF:10,203KB)(長野県が受領した資料を公開)【同文書を山梨県も受領しているかどうかは不明です 2019.09.02】

いみじくも縦覧期間が終った後で山梨県と長野県の議会が開会します。
中部横断自動車道(長坂~八千穂)=(仮称)**都市計画道路 の名称から(仮称)が消える手続きについて県議会で何かあるかも知れないと思っている私は無知蒙昧な一匹ネティズン。

◇ 山梨県議会・令和元年9月定例会会期並びに議事予定(会期17日間)(予定) 9月18日(水) 本会議(開会)/9月24日(火) 本会議(質疑・質問)~9月27日(金)/9月30日(月)~10月2日(水) 常任委員会/10月4日(金) 本会議(閉会)
 令和元年6月定例会(代表・一般質問項目一覧) 自民党誠心会 浅川力三議員 「3.中部横断自動車道の整備促進について」、質問はお一人だけでした。下記、長野県同様に質疑応答を確認しておきたいと思います。
 山梨県議会 会議録、本会議質疑応答とは別に委員会審議の方が情報としては重要です。
 山梨県の場合は北杜市議会審議、長坂が起点と決定した時期から事業経緯を確認することは大切ですが後日にします。

◇ 長野県議会・令和元年9月定例会日程 9月19日(木)開会/10月7日(月)閉会/ 長野県議会 会議録検索システム
 2019年6月定例会で「中部横断自動車道について」 依田明善(よだ めいぜん)(自民党)議員の質問がありました。中部横断自動道についてはこの1件のみです。
 長野県議会 本会議中継(令和元年6月25日1/9 依田明善議員)YouTube がありますが時間が無いので、会議録が公開されたら確認しておきたいと思います。依田議員は南佐久郡南相木村ご出身で選挙区が南佐久郡です。おそらく今回の事案にもお詳しいと思います。この質疑応答の中で長野県庁が (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線 を予定している件があるかどうかがポイントです。

電子政府の総合窓口(e-Gov)都市計画法
(都道府県の都市計画の決定)
 第十八条 都道府県は、関係市町村の意見を聴き、かつ、都道府県都市計画審議会の議を経て、都市計画を決定するものとする。
縦覧中の方法書には以下のように記されていますので、山梨県都市計画審議会での審議が気になっています。
 第2章 都市計画決定権者の名称
  (仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線
  山梨県 代表者:山梨県知事 長崎幸太郎
韮崎都市計画道路1・4・1号・・・は(仮称)ですから山梨県としては計画段階で、都市計画道路としては決定では無く審議前なら、審議はいつ頃でしょうか。
ちなみに、方法書には次のような意義が説かれています・・・
 第4章 都市計画対象道路事業の目的及び内容(事業特性)
  4-1.都市計画対象道路事業の目的
 (中略)
 以上の課題と当該道路に求められる機能から、政策目標は以下に示すとおりとします。
 ○高速道路までの移動時間短縮
 ○救急医療施設への移動時間短縮
 ○主要な観光地等の連携向上
 ○地域の生活交通の円滑化
 ○災害時の代替路確保
 ○現道の走行性・安全性の向上
 ○企業誘致・雇用の促進
 ○公共交通の利便性の向上
 ○環境・景観の保全
どこかに書きましたが、私は中部横断自動車道の北区間建設に反対しているのではありません、プロセスが何かおかしいという、いつもの勘働きだけです。 上記の政策目標は開通している南区間でも同じと思います。それをまっとうする為に山梨県庁様は都市計画道路決定をされているのでしょうか。不勉強なのでこれまで考えたことがありませんでした。地域活性化、街づくりの大きなテーマだと今頃気が付いたのです。 その南区間の一部を含む新山梨環状道路と都市計画についても知っておきたいと思います。
蛇足ですが、京都府福知山市の都市計画道路、このページに 計画道路1・4・1号 の数字 1・4・1 の意味も解説されています。福知山市が掲載していましたので、山梨県の知事決定都市計画道路や市決定都市計画道路の一覧表を確認しておきたいと思います。まさにネットは宝の山!
◇ 勉強会「環境保全と環境影響評価」~八ヶ岳南麓での高速道路建設計画に関連して
 日時 2019年8月28日(水)13:30~16:00
 場所 大泉総合会館 2階会議室4(山梨県北杜市大泉町谷戸3025)
 講師 辻村ちひろ氏 自然保護アナリスト。専門は地理学、地生態学
           環境法制度の改良や国立公園などの保護地域で活躍中
 主催 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

長野県環境影響評価制度-長野県環境影響評価技術委員会、「長野県環境影響評価条例に基づく委員会等について」 の 「委員会の開催状況」 を開くと・・・
長野県環境審議会の審議内容について のページです。「令和元年度」をクリックして・・・
令和元年度技術委員会 このページの第2回・・・
令和元年度第2回技術委員会(更新日:2019年8月23日)これが信濃毎日新聞が報じた委員会です。

令和元年度第2回技術委員会
 議題 (5) (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線に係る環境影響評価方法書について
 会議録(現在調整中です)
【再確認 2019-08-29 未掲載ですがフォローするつもりです】
この委員会が審議する方法書は山梨県・長野県の連名で公開されたものです。公開後に検討するのは異常であり、原案の段階で精査し委員会が了承した後で公開されるのが当然だと私は思います。この点は山梨県でも同じです。それが分からない長野県ではないはずなので、今回の手続きそのものが異常であり無効だと考えるのです。

◇ 第2回技術委員会・資料6 (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線に係る環境影響評価方法書の概要(PDF:10,203KB)、大変貴重な資料だと私は思いましたので、表紙と本文の数点をご紹介します。

この画像は別記事に書いた下記の疑問点が解決した事を示すものです。
関東地方整備局文書 配慮書の概要 国土交通大臣意見 国交大臣意見の宛先
検討書 ◇ 2014年12月26日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書(国土交通省 関東地方整備局) 【検討書 とは 環境影響評価制度の配慮書】
◇ 2015年03月05日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書に対する環境大臣意見(環境省)『環境省は、5日、「中部横断自動車道(長坂~八千穂)」の環境影響に関する検討書に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。』

◇ 方法書の 「第4章 都市計画対象道路事業の目的及び内容(事業特性)」 に以下の記載があります。
4-6-2. 計画段階環境配慮書以降環境影響評価方法書までの経緯
 関東地方小委員会等におけるこれまでの検討結果を踏まえ作成した「中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書」(平成26年12月発行)を、環境影響評価法第3条の3 第1項の計画段階環境配慮書とみなされる書類として作成し、平成27年3月26日の国土交通大臣意見をもって、配慮書の手続きを完了しました。
  その後、平成27年4月に対応方針が決定しました。

検討書は上記リンクのように確認できましたが、「平成27年3月26日の国土交通大臣意見」 は国土交通省サイトでは探し出せませんでした。この項には対応方針の決定後、長野県区間では住民を交えた行政活動が行なわれ1km ルート帯が決定した事が記録されています。山梨県区間についての記載はありません。

【上図から判明したのですが、この大臣意見は関東地方整備局への内部文書とも言えるものでした。】

長野県環境影響評価技術委員会、2019年8月20日の第2回で使われた資料6の文書は、国土交通省から方法書が届いた時、それに含まれて長野県に届いたものと思えます。長野県が「資料6」と書き加えて作成したPDFファイルが印刷されて委員会資料として使われたのでしょう。PDFファイルがアップロードされて拝見することが出来ました、感謝。
同じものが山梨県にも届いているはずですから、山梨県環境影響評価委員会が開催される時に公開されると思います。
しかし長野県委員会開催について述べたように、方法書の概要説明は関東地方整備局がお書きになったので、山梨県・長野県が整備局と協働して作成されて両県連名で公開されたのでしょう。その方法書について公開後の県内審議会はおかしいですから、その点はどのようにクリアーされるか注意したいと思います。

配慮書への意見 私が勘違いしていたこの高速道路区間の都市計画決定権者は、検討書(環境影響評価配慮書)を作成した関東地方整備局だと思います。
国土交通大臣の意見と都市計画決定権者の考え方が併記されているのは、その意味で理解できるのです。

事業の実質的な実施者は関東地方整備局であり、環境影響評価を配慮書(検討書)~方法書~調査実施~準備書~評価書と進めるのは関東地方整備局のはずです。
その評価書に基づき国土交通大臣が事業認可するのはリニア中央新幹線事業のときと同じでしょう。ですから検討書への大臣意見書はその事業主体に送付されたのです。
検討書(配慮書とみなされる)に対する環境大臣意見は国土交通大臣に提出されたのです。その後に方法書が作成された、それは国土交通大臣の傘下で作成され、その組織からの公開・説明であるべきはずなのです。

都市計画決定権者

従って、都市計画道路決定権者としての山梨県・長野県共同作成と理解できる今回の方法書公開、説明会は無効ではないかとの私の思いは変わりません。都市計画道路決定者が関東地方整備局から長野県、山梨県に代った理由を明確にしてから、修正された方法書の公開、説明会を始めるべきと思います。

(もしかすると二区域にわたる事業ではあっても関東地方整備局としては都市計画道路指定をする予定は無かったのかも知れません、私には未だに謎です)

「より厳しく環境評価を」 県の技術委 中部横断道アセスで(2019年8月21日 信濃毎日新聞)

 (長野)県環境影響評価技術委員会は(2019年8月)20日、県庁で開き、中部横断道で事業化されていない八千穂高原インター(南佐久郡佐久穂町)―仮称・長坂ジャンクション(山梨県北杜市)間を巡り、環境影響評価(アセスメント)の手法などを示した国の「方法書」について議論した。委員からは厳格な調査を求める意見が出た。

 国土交通省長野国道事務所の担当者が1キロ幅ルート帯を定めた計画の概要や、想定される調査手法を説明。片谷教孝委員長(桜美林大教授)は「計画地は自然豊かな場所で、より厳しく評価する必要がある」とし、同省に対し「事業者として環境により配慮した姿勢を出してほしい」と求めた。

 同事業を巡っては環境影響評価法に基づき、周辺の都市計画の決定権者である県が環境影響評価を行う。県は今後2回ほど開く同委員会の議論を踏まえ、より環境に配慮した事業とするための「知事意見」を年内にまとめる。

 同委員会はこの日、JR東海のリニア中央新幹線建設工事で発生する残土についても議論した。下伊那郡大鹿村の残土の仮置き場を拡大する計画を巡り、富樫均委員(元県環境保全研究所専門研究員)は、現在使用している仮置き場より土を高く盛ることについて「土地の安定性の面で不安を感じる」と指摘した。

◇ 山梨県の環境アセスメント > 環境影響評価の手続状況 > 仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線他に係る環境影響評価手続 更新日:2019年8月1日

山梨県・長野県連名の方法書にその県知事が意見するのはおかしいのです。自分達の名で公開した文書です。『国交省長野国道事務所の担当者が説明。』も本来ならあり得ません。ですから全てご破算にして最初から真っ当な手順でやり直すべきです

 アセス方法書
【追録 2019.09.01】 都市計画道路とする決定過程を確認しておくべきだと思い、以前書いた記事を見ていた。
2014-07-10 山梨中部横断道、Bルートの決定、北杜市のリスク大きい、5年前の記事だが、北杜市と市議会と国土交通省と住民の会の間でのおかしな部分を書き残していた。
この記事で 「北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会」 の検索設定してあり、北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会(2015年11月26日 北杜市議会議員 内田俊彦氏のブログ)、最近では 2019年6月5日 中部横断自動車道長坂〜八千穂の早期整備を求める会 を確認できた。都市計画道路指定はどのような経緯で決められたのかを理解できる情報が山梨県庁のみならず北杜市からも発信されることを期待したい。

中部横断自動車道の環境影響評価手続き中止を求める、緊急報告会の結果

2019-08-22 23:30:48 | 中部横断道
【追録その2 2019-08-23】
私は(長坂~八千穂)という区間設定について当初から「長坂」が気になっていました。ふと思い出して過日の記事を確認して自分が疑問に感じた元が確認できました。山梨県内のチェーン規制区間の2か所 須玉IC~長坂IC は規制区間なのです。
災害にも備える意義がある中部横断自動車道ですから、今回の山梨県内区間は計画を白紙に戻したほうが良いと存じます。須玉IC から141号線と重なる区間を首都高速のように高架橋にした後は現行計画のルートになる。
【追録 2019-08-23】
全くのシロウト考えですが、国土交通省と環境省のやり取りから考えると、今回の方法書及び説明会そのものが無効ではないか と私は感じました。

◇ 2014年12月26日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書(国土交通省) 【検討書 とは 環境影響評価制度の配慮書】

◇ 2015年03月05日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書に対する環境大臣意見(環境省)

◇ 方法書の 「第4章 都市計画対象道路事業の目的及び内容(事業特性)」 に以下の記載があります。
4-6-2. 計画段階環境配慮書以降環境影響評価方法書までの経緯
 関東地方小委員会等におけるこれまでの検討結果を踏まえ作成した「中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書」(平成26年12月発行)を、環境影響評価法第3条の3 第1項の計画段階環境配慮書とみなされる書類として作成し、平成27年3月26日の国土交通大臣意見をもって、配慮書の手続きを完了しました。
 その後、平成27年4月に対応方針が決定しました。

検討書は上記リンクのように確認できましたが、「平成27年3月26日の国土交通大臣意見」 は国土交通省サイトでは探し出せませんでした。この項には対応方針の決定後、長野県区間では住民を交えた行政活動が行なわれ1km ルート帯が決定した事が記録されています。山梨県区間についての記載はありません。

この手順に基づいた今回の方法書で、リニア中央新幹線事業と同様だと初めて知りました。公開中の方法書については環境大臣意見も参照して内容を確認するべきです。方法書を説明できるのは山梨県や長野県の職員では無く国土交通省の担当者だけだと思います。山梨県庁の公式ページ 中部横断自動車道(山梨県県土整備部高速道路推進課)には環境影響評価に関する情報は記載されていないと思います。
即ち、この方法書は国土交通省の名前で作成・公開され、説明も国土交通省によるものであるべき。検討書はタイトルの通りであり都市計画道路指定に関する記述は無い。それに対して意見を述べた環境大臣がこの「都市計画道路」としての方法書をどのように判断するか、山梨県、長野県は直接確認して県民に報告すべきです。(方法書タイトル参照
環境影響評価法(電子政府の総合窓口)

自治体が都市計画道路と指定したことで当該道路事業の環境影響評価の全ては地方自治体に移行し、地方自治体が行なう環境影響評価については配慮書、方法書、準備書のようなステップにおいて環境大臣の意見は不要なのかも知れない。
これにより環境影響調査は事業者では無く都市計画道路指定した自治体が実施するなら、今回の方法書は国土交通省が自治体支援の為に作成し提供したものとして有効なのかも知れないが、国土交通省の配慮書(検討書)はどんな意味を持っていたのか。地方自治体は自分達が熟慮して作成したのではない方法書をベースに地域に即した真っ当な環境影響調査を行なう事は可能なのだろうか。

2019年8月17日の集会報告・中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会
以下は住民の会サイトに掲載された記事の引用です。引用者が年月日、改行など一部を編集しています。

 山梨県庁の中部横断自動車道の環境影響評価方法書の公表強行を受け、(2019年)8月17日北杜市大泉町のいずみ活性化施設で緊急報告会を開催しました。報告会には北杜市議会議員等はじめ山梨県内各地から約90名の参加があり、山梨県が進めようとしている中部横断自動車道の環境影響評価の手続きの即時中止を確認しました。

 報告会では、はじめに議員の皆さんからの挨拶を受け、続いて沿線住民の会から現況報告を行いました。
現況報告では、中部横断自動車道(長坂~八千穂)の建設計画の寝耳に水の発表以来、住民の側からの八ヶ岳南麓の自然・景観・生活環境などへの深刻な影響への指摘や建設計画や道路事業の手続きに関わる様々な問題点について、事業責任者である国交省が何ら妥当性・正当性のある説明や回答をできない状況に追い込まれる中、建設計画を進めることができないでいたことを具体的な図や説明資料で明らかにしました。
そして建設計画の早期整備を目論んでいた山梨県庁が唐突に都市計画を持ち出し、事業者の国交省の代わりに環境影響評価の手続きを強引に進めようとしている現況の問題点が報告されました。

 しかも山梨県・長崎自民党知事は、この建設計画による建設予定地の八ヶ岳南麓の環境や地域への深刻な影響等の問題や様々な不利益・被害を被る住民や別荘所有者等への言及は全く無いまま、参議院選挙の最中、県の広報だとして県費(税金)を使って山梨日日新聞に「中部横断自動車道 大きく前進」と全面広告を出し(編注)、自民党県知事としての「成果」を誇示するなど中部横断自動車道(長坂~八千穂)の建設計画を「政治の道具」として利用するかのような言動を行っていることを強く批判しました。

参加者から方法書の公表・閲覧へ非難の声が続出!

 意見交換では、山梨県による環境影響評価の方法書公表の強行への批判、県からの情報提供(お知らせ)が別荘所有者などへ徹底されていないこと、方法書縦覧の体制の不備、説明会の開催の仕方・回数が少ないこと、公平中立な進行がされるのか等々について問題を指摘する発言が相次ぎました。
 別荘所有者の方からはそもそも方法書の公示・閲覧の情報が来ていないという発言があり、340ページにも及ぶ方法書の閲覧が一部の限られた施設でしか出来ず、しかもコピーも制限されている現状で、住民や別荘所有者、二地域居住者などはどうやって方法書の情報を得、その内容を知ることができるのかという意見には、多くの参加者が「そうだ!」と怒りの共感の声を上げました。そして国交省が責任を回避し、形ばかりの手続きを強行することで早期整備に突き進むことは許されないことを確認しました。

山梨県庁は中部横断自動車道の環境アセスの手続きの即時中止を

 国交省は環境影響評価を山梨県庁・長野県庁に丸投げして責任逃れをするのではなく、事業主体として責任をもって、住民の質問に答える必要があります。建設計画の必要性・正当性・妥当性を問うている質問に答えることができなければ、中部横断自動車道の建設計画は白紙に戻すべきです。
 山梨県庁には、中部横断自動車道(長坂~八千穂)の建設計画を進めるための方便として、都市計画地域でない北杜市に建設予定の中部横断自動車道を都市計画決定すること自体無理があるのは明白であり、それ故、中部横断自動車道の環境影響評価の手続きを即刻中止することを求めます。
下記の日程で、8月21日(水)に甲斐市双葉公民館での説明会に参加された方からメーリング・リストで配信されたメッセージの部分引用です。

 甲斐市双葉公民館で行われた説明会で、最初に沿線住民の会の人が「そもそも県はこの説明会を開く資格がありのか?」という疑問を投げかけてくれて問題の本質に迫る思考を投げかけられ、この説明会の意図が浮き彫りになったと思います。

 県の都市計画課の課長補佐は、「県が都市計画の決定権者であることは都市計画法第15条にもとづいている」と発言していましたが、都市計画法には、区市町村が決定できると書いてあります。
県ではないのです。違法な方法で、アセスを進めようとしていることが、ますます浮き彫りになってきました。

 パワーポイントでの説明も、パワーポイントで示される資料が手元には用意されず、機械音で説明するだけなので、私たちにももちろんですが、そこに参加していた県や国交省の役人にもちんぷんかんぷんだったのではないでしょうか? それが証拠に、山梨県の説明会なのに長坂~八千穂間の長野県側も含んだ説明も含まれ分かりにくいという意見が出ました。

 元々都市計画は、市町村が行うもので、北杜市には都市計画そのものがないし、甲斐市や韮崎市でも、都市計画に必要な公聴会などを開いたという形跡もありません。(以下略)
編注・【参照資料】中部横断自動車道の山梨県庁広報、新聞広告と県庁広報の「ふれあい特集号」で掲載された内容の共通点を確認した記録です。
環境影響評価方法書 説明会
 8月21日(水) 19:00~ 甲斐市双葉公民館(定員200名)
 8月22日(木) 19:00~ 韮崎市市民交流センターニコリ(定員150名)
 8月23日(金) 19:00~ 北杜市八ヶ岳やまびこホール(定員415名)
 8月25日(日) 15:00~ 北杜市須玉ふれあい館ホール(定員400名)
◇ 2019.08.13 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会ニュース No43(PDFファイル)(2019年8月10日発行)が公開されました。環境影響評価方法書と都市計画に関する問題点が詳細に書かれています。
◇ 2019.07.15 【参考文書】方法書送付に関する国交省への抗議・要請文【掲載記事】
意見書提出に向けて勉強会を開催します
■日時 2019年8月28日(水)13:30~(施設閉館は 17時)
■場所 大泉総合会館 2階会議室4(山梨県北杜市大泉町谷戸3025)
■講師 辻村 千尋(つじむら ちひろ)さん
     公益財団法人日本自然保護協会保護室長【編注・Facebook と Twitter で発信しておられます】
■主催 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会からの今回の発信で、八ヶ岳山麓地域の別荘所有者の方々に情報が届いていないことを初めて知りました。
今回の都市計画道路指定は国土交通省によると私が理解していたことは間違えていました。着信したメーリング・リスト配信メッセージでそれを知りました。
別記事に書きましたが都市計画についは全く不勉強なので今後の課題ですが、今回の都市計画道路決定と環境影響評価事案としての中部横断自動車道(長坂~八千穂)の関連は興味深いです。

1.山梨県が決定した都市計画道路 「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線」 の環境影響評価に係る方法書であるなら、それは山梨県政が作成すべきものです。

2.同時に、都市計画道路決定に関する経過報告は、方法書説明会が広報される以前に、県庁サイトから紙面文書やネット記事として全ての県民に報告されているはずです。

3.環境影響評価方法書が国土交通省から届いたと山梨県政サイトには記載されていました。私はこの点から都市計画道路指定は長野県も同じく国土交通省によるものと理解したのです。対象となる道路の事業者は国土交通省だからです。従って説明会の主役は国土交通省であり、山梨県政はそれを補佐するために陪席するだろうと理解していました。

4.国土交通省はどのような理由で山梨県・長野県が決めた都市計画道路の環境影響評価方法書を作成し、それを両県に送付し、両県はそのまま都市計画道路の環境影響評価方法書としての説明会を開催するに至ったのか、それを主管庁として明確に国民に説明すべきです。国民の全てに公務員レベルの法制知識は無いからです。

5.そして環境影響調査を実施するのは山梨・長野の両県政か、国土交通省か、それを方法書の冒頭に明確に記載すべきと思います。
常識的に考えれば方法書を作成した国土交通省ですが。それは都市計画道路の為では無く、中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響調査です。しかし方法書のタイトル通りなら都市計画道路の環境影響調査であり、この都市計画指定は国土交通省によると理解できるものでしょう? ところが国土交通省の名前は無く、山梨県・長野県の名前による方法書なのです。私は混乱しました。
 アセス方法書

山梨県北杜市の広報・中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響評価方法書の公表と説明会について・・・『山梨県では、中部横断自動車道(長坂~八千穂)((仮称)韮崎都市計画道路1・4・1 号双葉・韮崎・清里幹線、(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線)に係る環境影響評価方法書の公表、説明会を次のとおり行います。』
(共に中部横断自動車道(長坂~八千穂)に関する説明会と広報しています)
長野県南牧村役場の広報・中部横断自動車道(長坂~八千穂)((仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線)に関する「環境影響評価方法書」を公表し説明会を開催します・・・『中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響評価の手続きについて、都市計画道路として定める長野県が方法書を公表し、方法書の記載事項について説明会を開催します。』

【現時点での私の結論】 この高速自動車国道を地域として都市計画道路と決定した県庁・地域自治体を合わせた決定プロセスについて、国民が明確に理解できるような情報発信をすること。方法書説明会はその後に開催すること。
 都市計画道路とするメリット、デメリットについても学習したいと考えていますが、上記のような私の考え方は法制度の理解として間違えているかも知れません。山梨県庁サイトで今回のプロセスが法制度に即している事を明示なさる記事が掲載される事を期待しています。
 中部横断自動車道は北区間が完成してこそ有効だと私は思っています、事業を否定するものではありません。全ての人々がそこに至るプロセスにも納得してこそ地域活性化に役立つと思うのです。その為の正当な情報共有を大切にしたいのです。

長野県説明会での意見も確認しておきたい・・・
仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線(中部横断自動車道(長坂~八千穂))環境影響評価方法書の公表について(会場案内もテキストで掲載されています、26日以降をメモ)
8月26日(月)18:30~20:30 八千穂福祉センター(佐久穂町大字畑143ー1) 150人
8月27日(火)14:30~16:30 川上村文化センター(川上村大深山348ー9) 64人
8月29日(木)14:00~16:00 北相木村中央公民館(北相木村2744) 150人
8月29日(木)18:00~20:00 南相木村公民館(南相木村4435) 150人
長野県説明会日時会場

中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書の縦覧と説明会

2019-08-21 00:30:00 | 中部横断道
【追録 2019-08-21】
環境影響評価法
 (方法書についての公告及び縦覧)第七条 事業者は、方法書を作成したときは、環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法について環境の保全の見地からの意見を求めるため、環境省令で定めるところにより、方法書を作成した旨その他環境省令で定める事項を公告し、公告の日から起算して一月間、方法書及び要約書を前条第一項に規定する地域内において縦覧に供するとともに、環境省令で定めるところにより、インターネットの利用その他の方法により公表しなければならない。

 (説明会の開催等)第七条の二 事業者は、環境省令で定めるところにより、前条の縦覧期間内に、第六条第一項に規定する地域内において、方法書の記載事項を周知させるための説明会(以下「方法書説明会」という。)を開催しなければならない。(以下略)

◇ 環境アセスメント資料 全国共通の指針・報告書等 (別添1)方法書段階における説明会開催に関する留意事項(平成25_2013年1月 環境省総合環境政策局環境影響評価課)

【今回の説明会は事業者である国土交通省の職員が説明するものと解釈しました。しかし、これに都市計画が関係すると説明会はどのように変化するのかは不明です。私の知識不足を補う為に、当該事業プロセスを理解する為に、今後も学習を続け、まとめてWebサイトで記録するつもりです。】
意見書提出に向けて勉強会を開催します
■日時 2019年8月28日(水)13:30~16:00
■場所 大泉総合会館 2階会議室4(山梨県北杜市大泉町谷戸3025)
■講師 辻村 千尋(つじむら ちひろ)さん
     公益財団法人日本自然保護協会保護室長【編注・Facebook と Twitter で発信しておられます】
■主催 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会
◇ 2019.08.13 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会ニュース No43(PDFファイル)(2019年8月10日発行)が公開されました。環境影響評価方法書と都市計画に関する問題点が詳細に書かれています。
◇ 2019.07.15 【参考文書】方法書送付に関する国交省への抗議・要請文【掲載記事】
参考:環境影響評価法に基づく基本的事項に関する技術検討委員会ヒアリング資料
【このページは 2019.08.20 まで 「中部横断自動車道(長坂~八千穂)緊急報告会@北杜市 8月17日」 のタイトルで発信していました。】

中部横断自動車道(長坂~八千穂)は都市計画道路計画の一環です。山梨県と長野県が連携した都市計画道路です。【中部横断自動車道の 双葉JCT~新清水JCT は都市計画道路なのか私は未確認なので、良い機会ですから都市計画道路についても勉強中】

山梨県では (仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線の都市計画決定及び環境影響評価について(山梨県県土整備部都市計画課)で広報しています。方法書はこのページに掲載。
環境影響評価方法書 説明会
 8月21日(水) 19:00~ 甲斐市双葉公民館(定員200名)
 8月22日(木) 19:00~ 韮崎市市民交流センターニコリ(定員150名)
 8月23日(金) 19:00~ 北杜市八ヶ岳やまびこホール(定員415名)
 8月25日(日) 15:00~ 北杜市須玉ふれあい館ホール(定員400名)
山梨県庁様は都市計画課の広報タイトルで韮崎市都市計画かと県民が誤解する可能性は考えないでしょう。中部横断自動車道(長坂~八千穂)事業には地域自治体行政や国交省との関係など色々とあるので、県民に対する明確で丁寧な説明よりも計画通りに進めることに重点をおいていると推察できるのです・・・リニア事業と同じです。
長野県は (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線(中部横断自動車道(長坂~八千穂))環境影響評価方法書の公表について(建設部都市・まちづくり課) で公開しています。
長野県の説明会広報は 中部横断道、環境影響評価方法書の縦覧と説明会、山梨県・長野県 に記録しました。

とにかく計画段階は終っていて、その計画確定道路の環境影響評価方法書に関して両県民の意見を求めるのだと私は理解しました。未知、未確認の事が多いので私の情報整理作業は継続中です。

【行政情報索引】中部横断自動車道(長坂~八千穂)
 この事案にはリニア中央新幹線事業での国交省認可・進行の過程と似たところがある。自分の直感にこだわる私の悪い癖ですが、掘り下げていくつもりです。

上にリンクした山梨県、長野県の方法書ページから、それぞれの「要約書 その1」を開いてください。両県連名の文書です。これは 国土交通省から「2019年6月28日に方法書(事業者案)が山梨・長野両県に送付された」(山梨県広報)と記録されているものです。説明会では行政のどなたが説明され、市民からの質問にお答えになられるのでしょうか。そして説明会の質疑応答記録は何処でどのようにアップロードされるでしょうか、興味深いです。

◆中部横断自動車道(長坂~八千穂)の事業者である国土交通省が方法書を作成したのですが、説明会広報には国土交通省主催とは書かれていません。方法書公表ページでは両県とも自分達が作成したかのように理解できる日本語の表現です、『方法書を作成しましたので・・・』 と。
今回の方法書作成及び縦覧、説明会に関する費用の負担について、国が行なう事業に関する地域負担については関係法令も知らない私には理解できませんので、いつか勉強しておきたいと思います。

◆説明会開催広報の内容、山梨県広報にはミスがある?
『環境影響評価法第7条の2の規定により、方法書の記載事項を周知するための説明会を実施します。』(山梨県・4.環境影響評価方法書説明会の開催
『方法書説明会を以下のとおり開催します。(主に(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線の説明になります。)』(長野県・説明会の開催
山梨県での説明会は方法書記載事項の全てについて説明すると解釈されますが、「佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線」に関して説明は出来ないと思いますので文書作成のミスでしょう。
長野県の説明会広報では2時間の説明会を示していますが、山梨県では終了時刻の記載はありません。時間制限無く質問に対応できるとは思えませんので、これも作成ミスでしょう。おそらく長野県同様に2時間程度かと思います。

◆もう一つは都市計画道路の決定と管理のシステムです。私は全く理解していません。街づくりを勉強していて甲府市でも都市計画道路について議会情報などありましたが、私は学習の機会を無駄にしてしまいました。今回を二度と無いチャンスかと思ってはいます。

【追録】
◇ 東京都都市整備局 「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」の公表について(平成28_2016年3月30日 東京都/特別区/26市/2町)
◇ 山梨県県土整備部都市計画課 都市計画道路の整備
◇ 甲府市 都市計画道路整備プログラム(2017年度 改定) | 甲府市内の都市計画道路網(PDFファイル)
◇ 北杜市 都市計画・用途地域・建築制限等のご案内【都市計画区域外のため建築基準法第42条道路の指定はありません。】?

【追録-2】 方法書で 「第7章 計画段階環境配慮書に対する国土交通大臣の意見と都市計画決定権者の見解」 を「要約書」から引用・・・
 『「環境影響評価法」(平成9年6月13日 法律第81号)第三条の六の規定に基づく環境の保全の見地からの国土交通大臣意見と都市計画決定権者の見解は表 7-1に示すとおりです。』
 このケースでは「都市計画決定権者」とは誰を意味するのか? 不慣れな法制を確認してみました・・・
都市計画法 第22条 二以上の都府県の区域にわたる都市計画区域に係る都市計画は、国土交通大臣及び市町村が定めるものとする。(以下略)
 2 国土交通大臣は、都府県が作成する案に基づいて都市計画を定めるものとする。
・・・山梨県と長野県にまたがる事業として、都市計画法の条項が適用されたのでしょうか? だとすると 「計画段階環境配慮書」で「都市計画決定権者」の見解に言及していることは、その時すでに中部横断自動車道(長坂~八千穂)を都市計画道路とする予定で計画が進められていたことになる。両県がどの程度まで関与したのか、私にはわかりません。しかしそれ故に方法書では「中部横断自動車道(長坂~八千穂)」ではなく「都市計画道路1・4・1号」と表示するスタイルになったのですね、これと同じ書き方が東京都の資料にもあったので謎が解けました。
それにしても、高速道路だけ都市計画対象にするような地域活性化施策もあるのかと、私は驚くのみです。
別件ですが、中部横断自動車道と連携する新山梨環状道路の北部区間については西端を勘違いしていたことに最近気付きました。北部区間は双葉JCTが西端だと思い込んでいて、そこからつながる中部横断道有料区間を含めた地域の環状道路が形成されるのだと考えていました。新山梨環状道路の件は改めて調べ直します。
令和元_2019年7月19日 北陸新幹線(敦賀・新大阪間)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について(環境省)

 環境省は、19日、「北陸新幹線(敦賀・新大阪間)計画段階環境配慮書」(独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
 本事業は、全国新幹線鉄道整備法(昭和45年法律第71号)に基づく整備計画により、東京都から大阪市までを整備区間とする新幹線鉄道のうち、福井県敦賀市(敦賀駅)を起点とし、大阪府大阪市(新大阪駅)を終点とした区間の新幹線鉄道を建設するものである。
 環境大臣意見では、
 (1)ルートの選定に当たっては、環境の保全上重要な地域について、事業の影響を回避することを検討するとともに、土地の改変を行う際には、発生土の抑制や湧水による影響、希少な動植物及びその生息・生育地への影響の低減の観点から、できる限り、土地の改変量を減少させること、
 (2)環境保全措置の具体化に当たっては、調査の結果、専門家等の助言を踏まえ、措置の内容が十全なものとなるよう客観的かつ科学的に検討すること、
 (3)事業実施に当たっては、関係地方公共団体の意見を十分勘案し、環境影響評価において重要である住民への説明や意見の聴取等の関与の機会の確保についても適切に行うこと等を求めている。

(計画段階環境配慮について後日調べる為の資料として記録)

リニア事業の方法書説明会に出かけた事がありますが、環境影響評価制度とか、その方法書の意義なども全く知らずに、単に広報のやりかたが珍妙過ぎたから、誰がこんな広報をしたのかと野次馬根性で行ってみただけでした。
甲府市総合市民会館の大きなホールに私を含めて数人の参加者、壇上には事業者様と多分県庁様と思いますが、数人ずつ居並んでおられました。なんだかお気の毒で見ていられなかった事を思い出します。
【参照】 2011年09月29日 リニア環境影響評価方法書説明会、甲府市で10月10日 『私テキな感覚では、こういう場合には日付順の一覧表をテキストで公開するのが良いと思いますが、日本国有鉄道気質が未だに残っているように思えて笑いました。』

中部横断自動車道(長坂~八千穂)緊急報告会@北杜市 【終了】
■日時 2019年8月17日(土)13:30~
■場所 いずみ活性化施設ホール(山梨県北杜市大泉町西井出2197)
■主催 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会
沿線住民の会では、方法書の公表を受けて8月17日に緊急報告会を開催し、その問題点を確認しながら対応を皆さんと共に考えていきたいと思います。
今後行われる「環境影響評価方法書」説明会では、山梨県・国交省双方に基本的な高速道路事業の行政手続きの正当性を明らかにするよう求めていきたいと思います。
主催者からのメッセージ(2019-08-20 受)
 昨日8/17緊急報告会は急きょの開催とお盆後の土曜でしたが、多くの方々が参加されました。別荘の方や二地域居住者、そして長野側の住民の方々も参加されました。
 近況報告につづき意見交換では質問、活発な意見が出され、エンパワーメントされる機会となり、有難うございました。
 思いも新たに環境影響評価の手続き(方法書の公表、説明会、意見書受付等)の強行に対して、しっかりと取り組みを続けたいと思います。

中部横断自動車道で2019年11月開通予定区間の説明画像

2019-08-12 08:00:00 | 中部横断道
◇ 2019年8月19日 「2020年内開通」やきもき 相次ぐ工事遅れ、中部横断道(静岡新聞)
 『これまで山梨県からの物流は首都圏へのルートが主だったが、中部横断道が全線開通すれば、山梨県内から清水港へのアクセスが1時間近く短縮される見込みで、物流が大きく変わる可能性がある。県道路企画課の曽根裕介課長は「部分開通では(物流などへの効果は)半減する。国交省に頑張ってもらうしかない」と早期完成を切望する。』
○ 2019(R元)年夏頃の開通見通しの富沢IC~南部IC(1工区)における法面の切土工事においては、地すべりの変動を計測しながら、安全に留意しつつ慎重に施工を実施。

○ この度、地すべり発生の恐れのある法面の掘削が完了したことから、2019(R元)年11月の開通見通しとなったところ。
なお、富沢IC~南部IC(1工区)のトンネル、橋梁の構造物は全て完成し、現在、標識・照明工事、舗装工事等を推進中。

○ 具体的な開通日時は、10月上旬頃にお知らせする予定。
富沢IC~南部ICの工事説明

2019年08月07日 中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)連絡調整会議(第5回)の開催結果について をブログ記事に追記しましたが、国土交通省甲府河川国道事務所の広報にアップロードされていた 「記者発表資料」 には、上記画像以外に多数の工事状況を説明する画像も掲載されています。甲府事務所ではおそらくドローンを駆使しておられるのでしょう。
資料PDFファイルは1本のみで 10 MB あります。PDFファイルの構成は以下の通り、写真と画像による説明です。

新清水JCT~増穂IC間の状況(2019年7月末時点)
富沢IC~南部IC(1工区)の進捗状況について
 ■全体位置図
 ■富沢IC~南部IC(1工区)の進捗状況【トンネル】
 ■富沢IC~南部IC(1工区)の進捗状況【土工部】
 ■富沢IC~南部IC(1工区)の進捗状況【土工部・橋梁部】
 ■富沢IC~南部IC(1工区)の進捗状況【土工部・橋梁部】
 ■富沢IC~南部IC(1工区)の進捗状況【土工部】
 ■富沢IC~南部IC(1工区) の進捗状況【トンネル設備】
富沢IC~南部IC(1工区)の開通見通しについて 【これが上記画像です】
南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況について
 ■全体位置図
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【トンネル】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【橋梁部】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【橋梁部】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【土工部・橋梁部】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【橋梁】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【橋梁部】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【土工部・橋梁部】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【トンネル部】
 ■南部IC~下部温泉早川IC(2工区)の進捗状況【土工部・トンネル部】
中部横断自動車道(新清水JCT~六郷IC)トンネル等位置図
【参考】中部横断自動車道(新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷IC)開通後の交通状況について
中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC)の工程について
 これは「現状の開通見通し2019(H31).3」と「新たな開通見通し2019(R元).8」の比較表です。
私は中部横断自動車道の増穂~静岡については、国土交通省甲府河川国道事務所サイトから汚染土対策を含めて有益な情報を得てきました。2019年8月1日から始まっている長坂~八千穂計画に関する説明会広報とはかなり異なる優れた情報発信をされておられると感じています。

それだけに長坂~八千穂計画の進め方には、甲府河川国道事務所の皆さんでは対処できないような、これまでとは異なる何かがあるのではないかと思っています。

私は土木建設事業のことなど全く知識はありません、しかし事業進行のプロセスはどんな仕事にも通じる考え方があるものです。
それは5W1H(何故 Why、何 What、何処 Where、何時 When、誰 Who、どんな方法 How)で確定した全体像と、その細部それぞれは PDCA(プラン 計画-ドゥ 実行-チェック 確認検査-アクション 修正対応)を繰り返すことで事業達成に至ることです。
これまで知らずにいた中部横断自動車道(長坂~八千穂)計画について私なりの視点から計画段階~方法書を確認していきたいと思っています。