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【参照資料】中部横断自動車道の山梨県庁広報(新聞広告)

2019-08-12 07:00:00 | 中部横断道

2019年7月18日の山梨日日新聞に広告として掲載された山梨県広報です。「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会ニュースNo43」(PDFファイル) で画像として掲載されていましたので引用させていただきました。私は新聞購読していませんので県立図書館で確認しようと思っていましたが時間が無く未処理でしたので助かりました。

山梨日日新聞広告 2019.07.18

広告画像は拡大しても読み取り難いのですが、私が既に確認していた県庁情報と一致する部分が見えましたので、その2点を掲載しておきます。
◇ 左は ふれあい特集号vol.61(令和元年8月1日発行) に掲載されたページです。
◇ 右は 中部横断自動車道に係る県負担額の削減について(2019年7月1日 山梨県総務部財政課)に添付された「記者発表資料(PDF:163KB)」です。【クリックすると別ページに拡大表示します】

ふれあい特集号vol.61_2019年8月1日発行
山梨県負担額

県負担減164億→1億円 知事見通し、交付税新算定方式で(2019.07.02 読売新聞山梨版)
知事コメント(中部横断自動車道に係る県負担額の削減について)(令和元年7月1日)(PDFファイル) これは上掲の 2019年7月1日 山梨県総務部財政課 記事からリンクされています。
ふれあい特集号vol.60(平成31_2019年4月1日発行) には 「中部横断自動車道開通(PDF:11,620KB)」が掲載されていますのでご覧ください。

ちなみに、山梨県広報誌「ふれあい」特集号 には、『ふれあい特集号vol.55(平成30年1月1日発行)』に掲載された『山梨の未来を開くリニア開業まで10年切る(PDF:4,827KB)』を初回として、ふれあい特集号vol.56 で第2回、その後 vol.57, 58, 59 まで5回の連載として 『リニアで変わるやまなしの姿』 全19ページのうち17ページまで掲載されました。
vol.59 では『つづきは、「ふれあい vol.60」(平成31年4月1日発行)に掲載します。』と書かれていますが以後の「ふれあい特集号」で18~19ページの掲載はありません。
私はこれを確認していて、上記の「中部横断自動車道」記事2本を知ったのです。
『リニアで変わるやまなしの姿』冊子は公民館で配付されていたので手元にありますが、ネット情報から読むようにと県外の知人に知らせていたので困りました。山梨県史に燦然と輝くであろう資料のネット公開を中断するはずもないので、引き続き「ふれあい特集号」を確認していく予定です。


中部横断道、環境影響評価方法書の縦覧と説明会、山梨県・長野県

2019-08-01 16:22:44 | 中部横断道
長野県(建設部・佐久建設事務所)プレスリリース令和元年(2019年)7月23日
(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線(中部横断自動車道(長坂~八千穂))環境影響評価方法書」を公表し、説明会を開催します
説明会の開催日程・会場案内(PDFファイル)
縦覧場所
 長野県庁建設部都市・まちづくり課
  (長野市大字南長野字幅下692-2長野県庁7階)
 長野県佐久建設事務所関連事業課(佐久市臼田2015)
 佐久市役所建設部道路建設課(佐久市中込3056)
 小海町役場産業建設課(南佐久郡小海町大字豊里57-1)
 佐久穂町役場建設課(南佐久郡佐久穂町大字畑164番地)
 川上村役場産業建設課(南佐久郡川上村大深山525)
 南牧村役場産業建設課(南佐久郡南牧村海ノ口1051)
 南相木村役場振興課(南佐久郡南相木村3525番地1)
 北相木村役場経済建設課(南佐久郡北相木村2744)
 国土交通省関東地方整備局長野国道事務所総務課
  (長野市鶴賀字中堰145)
縦覧期間 8月1日(木)~9月2日(月) 08:30~17:15
 (土曜日、日曜日、国民の祝日に関する法律第3条に規定する休日を除く)
インターネットによる公表【このリンク先が8月1日に更新され方法書が公開されました】
 長野県建設部都市まちづくり課ホームページ
 長野県佐久建設事務所ホームページ
中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書の公表(縦覧)と説明会開催のお知らせ(佐久市建設部道路建設課)・・・上記サイトにリンク
中部横断自動車道 八千穂高原IC~佐久南IC間が開通しました(佐久市建設部道路建設課)

1.広報文中にある 「事業者」 とは国土交通省です。中日本高速道路株式会社ではありません。
2.縦覧は平日の昼間に限定されています。
方法書を国土交通省や地域行政サイトでネット公開するとは書かれていないようです。しかし、 山梨県、長野県で 「インターネットによる公表」 と示されたサイトは「方法書」掲載・公表を意味していると思えますので、8月1日以後に確認したいと思います。
「由らしむべし、知らしむべからず」(国民は聞いても読んでも理解できないから、行政は何事も常に民から信頼されるように努力しなさい。)おそらく何かの法律で「公表は文書現物の縦覧に限る」と決められているのでしょう、はるかに昔の法律がネット時代にも活きているのかも知れません。日本国IT産業没落原因の一つかな・・・

「方法書」とは これから行う環境アセスメントの方法の案を伝えるものです。
 1.対象事業の目的及び概要
 2.対象事業が実施されるべき区域及びその周囲の概況
 3.対象事業に係る環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法
【長野県 説明会の開催日程・会場案内(PDFファイル)より引用】
長野県説明会日時会場
説明が終了後、「ご不明な点にご質問を頂きますが時間が限られておりますので短く端的にお願いします」 となるでしょう。

中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書の公表及び説明会の実施、意見募集について(山梨県県土整備部都市計画課 発表日:2019年7月23日)【西暦表示は編者です】

 中部横断自動車道(長坂~八千穂間)約34kmについては、平成27_2015年に計画段階評価の手続きが完了し、平成30_2018年7月には、長野県区間で1km幅のルート帯とICの概略位置が決定され、山梨県と長野県の全区間一体での環境影響評価方法書の手続きを進めるための作業が国により行われ、令和元_2019年6月28日に方法書(事業者案)が山梨・長野両県に送付されたところです。

 これを受け、方法書を作成しましたので、8月1日(木曜日)から9月2日(月曜日)の一ヶ月間、県土整備部都市計画課、中北建設事務所、県民情報センター、韮崎市建設課、北杜市まちづくり推進課、甲斐市都市計画課、国土交通省甲府河川国道事務所総務課において公表するとともに、各市において説明会を計4回開催し、環境保全の見地からの県民意見を募集します。

【報道発表資料】 詳細につきましては、県公報、各市広報誌、県ホームページ等でご確認ください。 と書かれていますので、県庁サイトをご参照ください。
中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書(事業者案)について知事コメント
令和元_2019年6月28日  
○ 中部横断自動車道は、国際拠点港湾である清水港と新潟港を陸路で連絡する日本の新たな物流の軸として、大きな効果をもたらすなど様々な期待があり、唯一残された、長坂~八千穂間の早期事業化は最優先で取り組むべき課題であります。

○ このため、就任以来、あらゆる機会をとらえ、国に対して必要性を訴え、事業化に必要な環境影響評価手続きを進めるよう、働きかけを行って参りました。

○ また、地域の合意形成については、県としてもしっかりと汗をかくことが重要であり、先月、長野県とともに国土交通大臣に対し、都市計画決定の手続きを行う旨を表明し、県が主体となって進め、国を後押して行くことを伝えたところであります。

○ こうした働きかけにより、本日、事業者である国土交通省から「環境影響評価方法書(事業者案)」が提出され、都市計画決定及び環境影響評価手続きがスタートすることになりましたので、県民の皆様にご報告いたします。

○ 県民の生活に豊かさをもたらす国家規模のプロジェクトがついに、前進する事となり「日本の未来を切り拓く地・山梨づくり」に向け、大きな一歩を踏み出すこととなりました。

○ 今後、県民の皆様のご意見を伺いながら、沿線自治体などの関係機関と連携して確実に手続きを進め、中部横断自動車道 全線開通の早期実現を目指して参ります。

○ また、本日の方法書の提出を受け、国に対しては、来週(7月)2 日(火)に北杜市長、甲斐市長様などと伴に本日のお礼と合わせて、引き続き早期事業化に向けた要望を行って参ります。
山梨県知事 長崎 幸太郎  
山梨県庁ページ 発表日:2019年6月28日 添付・報道発表資料からの引用です。日付表示の補填あり】

【計画段階評価について】
国土交通省所管公共事業の計画段階評価実施要領の策定について(平成24_2012年12月14日 報道発表記事)
◇ 関東地方整備局 甲府河川国道事務所 みちづくり、このページに中部横断自動車道(富沢~六郷)と(長坂~八千穂)があります。
◇ 関東地方整備局 長野国道事務所 長野県内のルート帯及びICの概略位置に関するこれまでの流れ
◇ 山梨県公式ホームページは 中部横断自動車道 と思います。
北杜市 が掲載している事業経過の記事、市議会議事録など
◇ 佐久市 中部横断自動車道(仮称)長坂JCT~(仮称)八千穂IC山梨県側のル-ト案、関東地方小委員会において了承!(平成26_2014年8月 佐久市長 栁田清二)
◇ 東京都 多摩都市計画道路3・1・6号南多摩尾根幹線(多摩市聖ケ丘五丁目~南野三丁目間)建設事業の計画段階環境影響評価手続きを開始しました、参考になりそうです。
これらのページから長坂~八千穂の計画段階評価はどのように進行したか、確認しておきたいと思います。計画段階評価のプロセスで何か問題があったようだと私が感じているのは、沿線住民の会からの発信を読んでいた時のことで、委細は忘れています。こういう情報の整理はブログで出来るものでは無いのでWebサイトの一分野として整理していく予定ですが、先はまだ遠い。

2019.08.01 公共事業チェック議員の会と沿線住民の会が国交省への公開ヒアリングを開催!(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
 『国交省が6月28日に山梨・長野県に環境影響評価の方法書(事業者案)を送付したことを受け、7月24日、国会議員の出席のもとに衆議院第二議員会館で国交省への公開ヒアリングを開催しました。』
山梨県庁様が7月18日の山梨日日新聞に「中部横断自動車道大きく前進」の全面広告を出したことについて意見も述べたと書かれています。

山梨県の皆様は山梨日日新聞広告で詳細はご承知と存じますので、長くなり過ぎたこのページは長野県情報だけ残しておきます。【2019-08-03 修正・更新】

リニア実験線事業で数々の問題が発生した秋山村や御坂町などの状況が地元紙などで報じられても他人事ですませておられた方々も多かったかも知れません。
リニア中央新幹線事業が始まって明日は我が身の状況が生じたことが訴訟問題などから山梨県の皆様に伝えられました。「リニアで変わるやまなしの姿」とはそういう事でもあったのかと気付かれた方も多いと存じます。
歴史は繰り返す、山梨県庁様からの中部横断道北区間に関わる情報発信が珍妙なのは、過ちが繰り返されようとしている事が示されているのかも知れません。山梨県民の皆様それぞれご自身で深く静かにご考察なさってください。

山梨県でこれまで「計画段階評価」が行なわれた事業が中部横断道北区間以外にあったかどうか私は未確認です。
この件については「八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会」からの発信をお読みください。私は県庁サイトでこの事案の計画段階評価広報は確認できていません。
【参考文書】環境影響評価方法書を送付した国交省への抗議と要請文(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)【掲載記事】
【備忘メモ 中部横断自動車道 北部区間】
【サイト索引】 中部横断自動車道(長坂~八千穂)【掲載記事】

【最近の情報を読んでいると、これは国会質疑応答マターではないかと私は思っています。党派に関係なく山梨県選出議員様には問題情報が伝わっていないのでしょうか。】

◇ 2019.08.01 公共事業チェック議員の会と沿線住民の会が国交省への公開ヒアリングを開催!(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
 『国交省が6月28日に山梨・長野県に環境影響評価の方法書(事業者案)を送付したことを受け、7月24日、国会議員の出席のもとに衆議院第二議員会館で国交省への公開ヒアリングを開催しました。』
◇ 2019.07.28 山積する問題の解決を置き去りにしたまま手続きだけを進めることは許されない!(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
◇ 2019.07.20 環境影響評価の方法書の送付に関し、7/15 国交省へ抗議文を提出!
◇ 2019.07.16 山梨県県土整備部都市計画課と面談!【同じページに併載されています】
 極めて重要な情報です。山梨県政には当該事業の環境影響評価を行なう資格が無いらしい・・・『中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境アセスを進めるための都市計画』について県庁様と会談された沿線住民の会からの情報発信です。

◇ 2019.06.28 事業化の前段階 中部横断道・北部 環境影響評価へ に気付きました。この報道は 国交省が責任回避―中部横断道の環境アセスを山梨・長野県へ丸投げ?(2019/06/18 中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)の記事に関係すると思います。リニア新幹線事業と同様な地域行政の不作為が指摘される状況が想定されますので、備忘メモしておきます。

リニア中央新幹線事業には直接の関係が無かった北杜市の皆様も、環境影響評価の過程から生じる問題を深く考察する状況になると思えます。上にリンクした八ヶ岳地域の皆さんからの情報発信を過去に遡ってご検討され、ご理解頂くことが大切かと存じます。
その上でこの国策・広域事業推進の為には、提示される諸問題に対して、どのような行政組織が如何に対処すべきかをご考察ください。リニア事業はこの点で、失策を真っ当な策と理解したまま歩み出してしまった、と私は考えながらリニア事業をフォローしています。
◇ ブログサイトが変わりましたが以前のサイトです・・・中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

【行政情報索引】 中部横断自動車道(長坂~八千穂)

2019-07-31 23:00:00 | 中部横断道

◇ 関東地方整備局 甲府河川国道事務所 中部横断自動車道(長坂~八千穂)
◇ 関東地方整備局 長野国道事務所 高規格幹線道路 中部横断自動車道 | 長野県内のルート帯及びICの概略位置に関するこれまでの流れ

◇ 国土交通省 関東地方整備局 社会資本整備審議会 関東地方小委員会 開催結果
中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書 | 平成26_2014年12月26日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書(PDFファイル)
計画段階の試行-中部横断自動車道(長坂~八千穂)
計画段階環境配慮書とみなす書類の公表について
【 chubuoudan.com サイトは国土交通省が外部業者に委任してドメイン取得し制作して民間サーバー事業者のサーバーで公開していると思えます。山梨県政でも見かけますが事業終了後には削除される可能性がありますので、一般市民として保存したい資料があればダウンロードしておくのがよいと思えます。公式記事が消えた後で chubuoudan.com にアクセスするのは危険ですからご注意、com ドメインは国籍に関係無く買い取ることが可能です。】

◇ 山梨県 中部横断自動車道(山梨県県土整備部高速道路推進課 ) | (仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線の環境影響評価方法書の縦覧、意見書の提出、説明会の開催及び公表について(山梨県県土整備部都市計画課)
◇ 北杜市 中部横断自動車道について、活用検討委員会会議録その他
山梨県都市計画審議会情報
【参照資料】中部横断自動車道の山梨県庁広報(新聞広告)【掲載記事】

◇ 長野県 中部横断自動車道(長坂~八千穂)整備促進に係る長野県の取り組みについて(沿線自治体で開催された行政主催の勉強会記録もあります)
◇ 佐久市 中部横断自動車道(仮称)長坂JCT~(仮称)八千穂IC山梨県側のル-ト案、関東地方小委員会において了承!(平成26_2014年8月 佐久市長 栁田清二)

以上行政サイトの記事マップは自分のWebサイトで整理ができたら公開します。

中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会 【私が使いなれたブログやサイトの構造とは異なるのでファイル別のリンク集として作成したものです。記事タイトル一覧リストではありません。】
new27_2019.07.12 南部区間、富沢~新清水JCTを視察
new26_山梨県新知事が面談要請を拒否!
new25_2018.09.29 講演会と現地報告
new24_2018.04.18 国会公共事業調査会
new23_2017.12.08 ニュース33号新年号発行
new22_2017.05.20 中部横断道の現況報告会
new21_2017.02.10 ニュース28号発行
new20_2016.10.10 ニュース26号
new19_2016.09.10 清里新ルートウォーキングの広報
new18_2016.05.25 話し合い要請拒否の山梨県知事通告
new17_2016.03.16 関東地方整備局との面談
new16_2015.11.26 国交省道路局に計画段階評価のやり直しを要請
new15_2015.04.10 北杜市長と初面談
new14_2015.05.23 環境アセス学習会、計画段階「検討書」の件
new13_2015.01.25 沿線住民の会定期総会/2014.11.26 計画段階評価のやり直しを要請
new12_2014.09.25 計画段階評価の精査要請
new11_2014.07.11 関東地方整備局と面談/2014.07.05 Bルート決定を止めよう集会
new10_2014.03.07 山梨県情報公開審査会が行政文書全部開示を答申
new09_2013.12.19 ニュース第9号発行
new08_2013.10 国交省の判断「Bルート以外は現実的でない」
2013-10-07 北杜市のヒヤリングと第2回活用検討委員会開催される(二人の委員がルート上に不動産を所有との新聞記事あり)
new07_2013.09.08 橋本良仁氏講演会の広報
new06_2013.07.19 関東地方小委員会委員に「要請文」送付
new05_2013.06.24 県知事あて抗議文提出/06.27 第3回ワーキングループでBルート案に決定
new04_2013.05.26 山梨県高速道路整備促進期成同盟の総決起集会/05.01 北杜市長のBルート提言メッセージ
new03_2013.04.16 北杜市長に合計11,033筆の署名簿と申入れ書、要望書を提出
new02_2013.02.28 「計画段階評価」に関する申入れ書
new01_2013.02.18 国交省主催の地元説明会終了/02.27 北杜市主催の早期建設求める集会

要請書他(記事中で紹介されている文書の一覧)
動画のリンク集(集会、講演会などの記録動画)
設立趣意書(2012年12月28日)
中部横断自動車道とは
沿線住民の会ニュース(2段組みPDFファイル、印刷原本に使えます)

【八ヶ岳住民の会の記事で言及されていた資料の所在を確認しました】
PIによる住民参加のみちづくり~能越自動車道(田鶴浜~七尾)みちづくり懇談会の取り組み~(PDFファイル)(北陸地方整備局 金沢河川国道事務所 調査第二課 田中義太郎)・・・平成16_2004年度国土交通省国土技術研究会、自由課題(アカウンタビリティ部門)での発表
高規格幹線道路整備計画への住民参画~能越自動車道(田鶴浜IC~七尾IC(仮))におけるPIの報告と考察~(平成17_2005年9月_土木学会第60回年次学術講演会・PDFファイル)


【参考文書】中部横断道、環境影響評価方法書の縦覧と説明会

2019-07-27 20:00:00 | 中部横断道

中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会 要請書他 に掲載された文書
『方法書送付に関する国交省への抗議・要請文 2019.7.15』(PDFファイル)からの引用・編集です。

2019年7月15日
国土交通大臣石井啓一殿
中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

山積みの問題を放置したまま中部横断自動車(長坂~八千穂)の
環境影響評価方法書を送付した国交省への抗議と要請文

前文
1.12.11公開ヒアリングでの21質問項目に速やかに正式文書での回答を求めます
2.方法書の送付は国民との関係を壊す行為です。これに抗議し、説明を求めます
【以上は引用省略】

3.唐突な「都市計画」の持ち出しは国交省の責任逃れに他ならないと考えます。両県の都市計画の応諾経緯と都市計画と高速道路建設計画に係る環境影響評価との関連について具体的で明確な説明を求めます

 もともと山梨側北杜市や長野県境の南牧村等は小海町の一部を除き都市計画のエリアではなく、2013年1月から2月に行われた国交省主催の地元説明会では、当時の国交省甲府河川国道事務所の事業対策官は「この地域は都市計画のエリアではない」と公言しています。
地元説明会には山梨県及び北杜市も出席していました。にもかかわらず都市計画エリアではない地域に今回「都市計画」を唐突に持ち出してきたのは、道路建設計画において重要とされている環境影響評価を形ばかりで済ませ、早期整備を進めるための口実にすぎないことは明らかです。

 沿線住民の会は7月2日に山梨県県土整備部都市計画課と面談を行いましたが、県の担当者は中部横断自動車道(長坂~八千穂)の建設計画の経緯や指摘されている問題点等について全く知りませんでした。
ただ環境アセスを進めるために都市計画を行うとの発言に終始し、都市計画と高速道路建設計画、環境影響評価との関係法令に基づく説明や都市計画本来の構想・計画についても説明に窮する状況でした。
更に、建設予定地である山梨県北杜市・八ヶ岳南麓において地上型太陽光発電施設の乱立により自然や生活環境等に深刻な問題をもたらしている現状や、全線高速道路建設計画の山積する深刻な問題点を全く把握・調査・検証していないことも明らかとなりました。

 また、本計画及び進め方に重大な瑕疵があり、当該住民、別荘所有者や二地域居住者、商店等の事業者や農業生産者等が長年にわたって具体的に問題を指摘し要請を行っていることさえも全く認識もしていませんでした。

 はるか20年以上前の計画をただ「山梨県の悲願」だからとして、時代の変化や北杜市の現状を踏まえず、都市計画の構想や高速道路建設計画との関連についても説明できない状況で、早期整備のために都市計画を持ち出し山梨県と国交省が一体となって強引に進めようとしていることは許されません。

 沿線住民の会では、山梨県と長野県の都市計画の手続きに応諾し環境影響評価の方法書を送付した関東地方整備局道路部道路計画第一課の課長補佐及び専門員にも、国交省としての意思決定する際の協議の内容や経緯そして具体的な説明を求めていますが、未だに明確な説明が出来ない状態です。
関東地方整備局の課長補佐をはじめとする道路計画第一課に本件建設計画の根拠法令等についてレクチャーを求めた際も、説明・回答に3週間以上を要しました。
また、今回の件についても「道路局企画課課長補佐とも相談して行っている。今後も私と国道事務所で対応します」と言うだけで具体的な返答や説明はできないでいます。
地元国道事務所の担当者も同様で、いまだに環境影響評価法、都市計画法、関連通知等に関連して現状についての具体的な説明を求めても説明できず、「調査しています」と繰り返すだけです。

 その上、幾度となく説明を求めるために電話をかけても担当者につながらず、説明を受ける機会を不当に奪われ、権利が侵害されている状態です。国交省及び両県の説明責任は果たされておらず、私たちをはじめ多くの住民等がこの事態を心配し不安と怒りをつのらせ、また多大な不利益を被っている現状です。
これが国交大臣、国交省が表明している丁寧な対応だと言えるのでしょうか、説明を求めます。

 繰り返しますが5月21日両県知事が国交大臣を訪問し突然に持ち上がったこの事態に、国交省及び山梨県、長野県そして北杜市をはじめ、中部横断自動車道建設計画に関連して都市計画手続きの対象になった甲斐市、韮崎市も妥当性のある説明はできない状況です。
更に山梨県からは北杜市など関連市へ「中部横断自動車道の環境影響評価を進めるため、都市計画手続きを行う。山梨県がすべて手続きをやるから・・・」と話があったとのことです。
これまでも道路行政に関連する手続きの過程で、「高速道路建設ありき」とした対応がされてきましたが、今回の事態も同様であり許されないことです。

 山梨県知事は不利益を被る当事者である住民等との面談を拒否し、知事の支持者及び支持団体と思われる沿線以外の住民・団体の代表らとは面談をしたことが地域誌で取り上げられました。地元ではこうしたやり方に反発が起こっています。

【以下略】
4.環境影響評価に係る一切の手続きを直ちに停止し、建設計画自体の見直しを求めます
添付資料
 ■添付資料1 2018年12月11日公開ヒアリングの際の21質問項目
 ■添付資料2 2019年2月5日国交省道路局企画課が「回答書」として提出した文書

PDFファイルをご覧いただけば分かりますが、原文はかなり長文です。関連記事にも書いたように、今回の環境影響評価と都市計画手続きの関係を、私は全く理解しておりません。住民の会サイトを確認している時に、この最新情報を知りましたので、関連部分だけを引用しました。
本文は原文のまま、段落と改行は引用者が読み易く修正しています。


中部横断自動車道の南区間、山梨県負担は164億円から1億円に減る

2019-07-03 23:14:54 | 中部横断道

県負担減164億→1億円 知事見通し、交付税新算定方式で 2019/07/02 05:00 読売新聞山梨版
この記事に付随する工事費の画像は分かりやすいです。(いつでも、誰でも、どこからでも、記事全文が読めます。)
勝手に南区間と書きましたが、山梨~静岡区間のことです。

県費負担分 164億円から1億円に減額へ 2019.07.01 19:22 YBS山梨放送ニュースもありました。

 長崎知事は1日、中部横断自動車道の六郷ICから富沢ICの建設工事について県費負担が164億円から1億円に減額される見通しになったと発表した。  中部横断道の六郷IC~富沢IC間は国と県が事業費を負担し合う新直轄方式で整備が進められ、工事の遅れなどで県負担分は40億円増え164億円に膨らんでいた。こうした中、長崎知事は1日、都内で会見を開き、地方交付税の割り増しで県費負担は1億円まで削減できる見通しになったと発表した。  理由は、中部横断道のようにトンネルや橋梁の割合が高い新直轄区間について、関係自治体の地方交付税を優遇するよう計算の方法が変わるなどしたためと説明している。  長崎知事は今年1月の知事選で中部横断道の県費負担削減を公約の目玉に掲げて当選。知事就任後は総務省に対し財政措置を求めてきただけに今回の結果に胸を張った。  正式な交付税の措置額は今月下旬に閣議決定される普通交付税大綱で決まる予定。

山梨県庁広報、下の2件は北区間(山梨~長野県)です
◇ 2019年7月01日 中部横断自動車道に係る県負担額の削減について
◇ 2019年6月28日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書(事業者案)について
◇ 2019年6月28日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の早期整備に関する要望について

 長崎幸太郎知事が山梨県知事に出馬を決意された頃には、この地方交付税改定案は既に政府内で進められていたのだと私は推測しました。この7月の参院選が衆参同時選挙になるかも知れないという予測も含めた遠大な計画だったと考えられます。
 始めた広域大規模事業は失敗したら影響は子々孫々に及びますから、やってのけるしか道は無いでしょう。南区間の工事残土(発生土)、汚染土、汚染水処理問題も県庁様から広報はありませんが、きっと問題は解決され無事に処理されていることと思っています。雨畑川の二の舞、三の舞とはならないと考えたいものです。
 山梨県庁様が珍しく素早い広報をなさった北区間はこれからとはいえ、南北合わせて成り立つ事業です。方法書から評価書・工事開始に至るまでリニア事業の失敗を繰り返さぬよう、国土交通省、県庁、地域行政との情報共有に、県民諸賢の御健闘をお祈りいたします。
【ご参考】 国交省が責任回避―中部横断道の環境アセスを山梨・長野県へ丸投げ?(2019/06/18 中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)

【蛇足】 南北方向を通る中部横断自動車道と異なり、東西で通過するリニア中央新幹線高架橋、その為に発生すると想定されている諸問題について、県庁計画財政に飛び込む160億円財源を活用される事は、山梨県地域活性化の推進にも大いに役立つ結果となりそうな気がいたします。同じことで、間もなく補償期間が終了するリニア実験線地域に対しても県政として大いなる貢献を果たせるであろうと思えます。


中部横断自動車道 下部温泉早川IC~南部IC の開通見込みは2020年内になりました

2019-03-19 23:15:34 | 中部横断道

◇ 2019年08月07日 中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)連絡調整会議(第5回)の開催結果について(甲府河川国道事務所/中日本高速道路(株)東京支社清水工事事務所)

<開催日時・場所>
 令和元年8月7日(水) 10時00分~11時00分
 甲府河川国道事務所 第五会議室
<議事のポイント>
 ○富沢IC~南部ICは、今年11月の開通予定。
  具体的な日時は、10月上旬頃お知らせ予定。
 ○南部IC~下部温泉早川ICは、
  難航事象に対応する中、工事を推進中。
  引き続き、安全に留意しながら、2020年内の開通に向けて事業を推進中。
記者発表資料 【参加者リスト、工事の状況説明、画像など詳しい掲載あり】
◇ 2019-08-12 中部横断自動車道で11月開通予定区間の説明画像 に掲載しました。

◇ 平成31_2019年08月07日 中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)連絡調整会議(第5回)の結果について(山梨県県土整備部高速道路推進課)
中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)については、本年(2019年)3月10日、新清水JCT~富沢IC間と下部温泉早川IC~六郷IC間が開通したところです。
一方、工事進捗が図られ、残る富沢IC~下部温泉早川IC間における、現在の工事状況や工程上の課題などの情報共有を図るため、本日8月7日、国土交通省及び中日本高速道路(株)、山梨県、静岡県、沿線市町により連絡調整会議が開催されました。

本日の会議で示された開通時期については、以下のとおりです。
 ・本年(2019年)夏頃開通予定であった、「富沢IC~南部IC間」は、本年11月開通予定で、具体的な日時は、10月上旬頃お知らせ予定。
 ・「南部IC~下部温泉早川IC間」は、難航事象に対応する中、工事を推進中。引き続き、安全に留意しながら、来年内(2020年内)の開通に向けて事業を推進中

別紙のとおり知事コメントを発表します。
 記者発表資料(PDF:120KB)
 知事コメント(PDF:210KB)
◇ 平成31_2019年03月19日 中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)連絡調整会議(第4回)の開催結果について(甲府河川国道事務所)
<議事のポイント>
 ○開通後1週間の交通量
  ・今回開通区間は平日で約4,000~6,000台/日、休日で約8,000~9,000台/日
  ・既開通区間の六郷IC~増穂ICの交通量は平日で約9割増加
  ・下部温泉早川IC~六郷ICに並行する国道52号の交通量は、平日で約1割減少
  ・道の駅「なんぶ」の来訪者は、開通前と比較して約2倍に増加
 ○南部IC~下部温泉早川ICは、想定以上に工事が難航する中、工事を推進中。
  ・開通時期については、2020年内の見通し(※)
  ・事業費については、概算で約360億円程度の増額の見込み
【※ 編注・県内メディア報道では2020年12月末までに延長とのこと】
南部IC~下部温泉早川IC 開通時期は 2020年内、2019年度中に開通予定とされたのは2018年7月の会議でしたが、トンネル工事の進捗が順調な場合との条件つきでした。事業費も増えるようです。
3月11日の記事タイトル【中部横断自動車道 2019年3月10日開通 新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷IC】 から修正しました。
八王子JCT(圏央道外回りから中央道甲府方面への流入ランプ)の夜間閉鎖を実施させていただきます 2019年4月22日(月)18時~翌6時 ~国道20号(甲州街道)へ迂回をお願いいたします~ (2019年03月15日 NEXCO中日本のニュースリリース)、NEXCO中日本からの記事も調べていたら、この記事に気づきましたので・・・傷んだ舗装面の補修工事のためとのこと。  

E52 中部横断道開通 | 中日本高速道路の高速情報
・・NEXCO 中日本(中日本高速道路株式会社)公式サイト
・・中日本高速道路・企業情報(ニュースリリースなど)
E52中部横断自動車道 下部温泉早川IC~六郷ICの開通式のお知らせ(平成31_2019年02月20日 国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所)
国土交通省 中部地方整備局
・・静岡県区間はNEXCO中日本の事業(有料区間)、長野県区間は関東地方整備局の管内なので、中部横断自動車道については国道52号線その他所管事業との関係での記載だけのようです。
◇ ちなみに E20中央自動車道 双葉JCT~六郷IC は有料区間・・下図参照
NEXCO 中日本 料金・ルート検索のページ
 白根~六郷 18.5 km 普通車料金 650円(2019-03-11 確認)

中部横断自動車道 富沢IC―新清水JCTなど開通(日本経済新聞 南関東・静岡版)
 国土交通省の試算では、今回の開通で山梨県庁から静岡県庁までの所要時間が 30分短縮し 2時間5分 になる。
南部区間が全線開通すれば 1時間40分 になる。
六郷―下部温泉早川間は、国と県が事業費を負担する新直轄方式のため、通行料はかからない。
中部横断自動車道一部区間が開通(NHK 静岡県のニュース)
新たな動脈、活性化期待 中部横断自動車道開通(中日新聞静岡版)
中部横断道、静岡県内区間が初開通 新清水―富沢間21キロ(静岡新聞)
中部横断道2区間開通 富沢―新清水など 甲府―静岡30分短縮(読売新聞山梨版)『国土交通省甲府河川国道事務所によると、山梨県庁から静岡県庁までの所要時間は、約2時間35分から、約2時間5分に短縮された』
中部横断道 2区間開通 新清水JCT-富沢IC/下部温泉早川IC-六郷IC 式典、関係者ら400人参加 /山梨(毎日新聞山梨版)
山梨)中部横断自動車道、新清水―冨沢間が開通(朝日新聞山梨版)
中部横断道 山梨〜静岡の開通式(NHK甲府放送局)
中部横断道・静岡県までの一部区間が開通(UTYテレビ山梨ニュース)
中部横断道 早速、開通効果(UTYテレビ山梨ニュース)
中部横断道の一部区間が開通(YBS山梨放送ニュース)
中部横断道 利用者もアクセス改善実感(YBS山梨放送ニュース)
富沢―新清水間の開通祝う(山梨日日新聞)
【以上のニュース記事は 2019年3月10日・11日です】

2019年02月05日発表 【E52】中部横断自動車道 新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷IC 2019年3月10日(日)16時30分に開通【以下は当該記事にリンク】
国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所
中日本高速道路株式会社
山梨県県土整備部高速道路推進課
静岡県交通基盤部道路局道路企画課(今回の開通について記事はありません)

国土交通省関東地方整備局と中日本高速道路株式会社が事業を進めている中部横断自動車道について、開通日時が決定しましたのでお知らせします。
○開通区間  新清水JCT~富沢IC(延長約21㎞)   NEXCO中日本(有料区間)
       下部温泉早川IC~六郷IC(延長約8㎞) 国土交通省関東地方整備局(無料区間)
○開 通 日  2019年(平成31年)3月10日(日)【大安】
○開通時間  16時30分(両区間、同時刻に開通します。)
 ※天候により開通時間が変更になる可能性があります。
 ※同日に両開通区間の開通式典を予定しています。(詳細は別途お知らせします。)
中部横断自動車道

 ◇ 中富IC と 身延山IC:地域活性化ICとは、地方公共団体が主体となって発意し、整備する追加インターチェンジです。

 ◇ 南部IC~下部温泉早川ICについては、想定以上に工事が難航する中、未だトンネル掘削などの工事が残されている状況であり、引き続き、安全に配慮しつつ工事を推進。(2018年7月5日 連絡調整会議)
(2019年度開通予定※ は「トンネルの進捗が順調な場合」という意味です)

 ◇ 富沢IC~南部ICについても、想定以上に工事が難航する中、トンネル本体工事は完了の見通しが立ったことから、平成31_2019年夏頃の開通となる見込み。(2018年7月5日 連絡調整会議)

 ◇ また、難航事象への対策のため、追加費用が発生しており、富沢IC~南部IC及び下部温泉早川IC~六郷ICについては、トンネル本体工事完了の見通しがたったことから、事業評価監視委員会にて審議する。(2018年7月5日 連絡調整会議)

【編者蛇足】
 ◇ 以前の記事に書いたことがあると思いますが、トンネル工事の残土(発生土)処理はどのようになっているか、汚染土が出たこともあったのですが、情報は確認できていませんので分かれば記録しておきます。
 ◇ リニア中央新幹線事業同様に、山梨県条例に基づく環境影響評価中間報告のような事が行なわれているのかどうかも未確認なので、いつか、そのうち、確認しておきたいと思います。
 ◇ リニア中央新幹線は中央市から釜無川を渡って南アルプス市~富士川町と高架橋で通過します。中部横断道の上を跨ぐのですがその場所とか高架橋の構造とか不勉強ですが、いつの日か、その工事が行なわれる時は中部横断自動車道が一時的に通行止となり、その工事の実況中継がテレビやインターネットで流れるかも知れません。

中部横断自動車道、南部~富沢は開通遅れる(会議記録)(2018-07-06)が前記事です。
このブログでは 中部横断道カテゴリー の記事にしていますが、私は情報整理ができていませんから関係組織にリンクしてあるだけです。そのリンクも切れているかも知れませんが未確認です、お読みになる方々、ご容赦ください。


中部横断道 長野県区間1㎞ルート帯案に沿線町村が同意した

2018-07-20 14:55:16 | 中部横断道

2018年7月20日に沿線住民の会の意見記事が確認できたので、7月17日に予稿を書いていたブログ記事を公開します。
この件は 中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会 が発信している情報からこの事業の問題点を理解できます。

長野県区間1㎞ルート帯案に同意/沿線町村に説明会/中部横断道の計画調整会議(建設通信新聞 2018-07-13)
以下、報道記事から要約しておきます。

2018年7月11日、関東地方整備局長野国道事務所と長野県は「中部横断自動車道(長坂~八千穂)長野県区間に係る計画調整会議」第2回会合を開き、公表済みの3㎞ルート帯を絞り込んだ1㎞ルート帯案とICの概略位置案を示してと沿線町村の同意を得たとのことで、今後は地元説明会が開催されるとのことです。
ICの概略位置は、前回会合で小海町、南牧村海ノ口付近、南牧村野辺山付近の3カ所設置を基本とすることを確認しており、今回は地図に落とした概略位置案を示したそうです。

環境影響評価配慮書の手続きは終了しているので、環境影響評価方法書の手続きに早期着手するよう求める意見が上がり、阿部守一長野県知事は、「環境アセスメント調査を進めるための大きな一歩。長野県としても、1日も早い全線開通に向けて、国土交通省や山梨県、沿線自治体と連携し、地域の合意形成などに積極的に取り組む」とのコメントを出したとのこと。

中部横断自動車道の長坂~八千穂は、山梨県北杜市の(仮称)長坂JCTから長野県佐久穂町の八千穂高原ICを結ぶ延長約34㎞。長野県区間と山梨県区間の延長内訳は未定。2010年度から計画段階評価を進め、2015年度に約34㎞を全線4車線で整備する対応方針が決まっている。概算事業費試算は約2100億-2300億円。

◇ 2018年7月20日 中部横断道 国交省が審議資料の改ざんを放置し、長野側1キロ帯案を発表!(中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)

沿線住民の会では、国交省が長野側の3キロ帯の1キロ帯への絞り込みに際し、国交省が初期に提示した新ルート帯案の改ざんの放置などを速やかに訂正する事などを求め、山積する問題をそのままにして山梨側1キロ帯の固定化につながるような決定を行なわないよう要請してきました。しかし今回発表された長野側1キロ帯案は事実上山梨側の1キロ帯新ルート案を追認するものに他ならず、とても認めることはできません。国交省に対し厳重に抗議するものです。 またこの発表は、南牧村で山梨側新ルート帯案の変更を求めている住民の意向を無視したものであることも明らかです。

沿線住民の会から指摘されている色々な事を問題ありと認識するか、何も問題では無く地域活性化には当然の施策だと考えるかは、読者個々人に託されます。それはリニア中央新幹線事業でも原発再稼働でも、その他諸々、全てに通じる事です・・・明確な情報を確認し利点も問題も理解した上でなら・・・ということ、そして有権者誰でも意見表明のチャンスは議員選挙の一票。

私はこのブログで カテゴリー「中部横断道」 を設定して記事を書いています。最近は山梨~静岡区間の工事情報になっていますが、今回の記事は山梨~長野区間(北杜市~佐久市)の事業です。
2017年5月の記事 中部横断道の現況報告会@北杜市 5月20日 がこの北部区間について書いた記事で、関係先へのリンクなども設定していました。
例によって山梨県行政側からの情報発信や内容が弱いと思っています。

 関東地方整備局長野国道事務所と長野県は11日、長野市の長野県長野合同庁舎で、「中部横断自動車道(長坂~八千穂)長野県区間に係る計画調整会議」の第2回会合を開いた。公表済みの3㎞ルート帯を絞り込んだ1㎞ルート帯案とICの概略位置案を示し、沿線町村の同意を得た。今後は県、沿線町村、国が連携し、1㎞ルート帯とICの概略位置に関する地元説明会を開催することを申し合わせた。
 2017年7月の前回会合で確認した1㎞ルート帯の考え方に加え、4月に寄せられた南牧村の要望を踏まえた1㎞ルート帯案を提示。国道141号と併走するルートとし、3㎞ルート帯に含まれていた南牧保育園や南牧北小学校などは配慮するよう求める南牧村の要望を踏まえて1㎞ルート帯に入れなかった。ICの概略位置は、前回会合で小海町、南牧村海ノ口付近、南牧村野辺山付近の3カ所設置を基本とすることを確認しており、今回は地図に落とした概略位置案を示した。
 沿線町村は両案に同意。連携して地元説明会を開催することを申し合わせたほか、環境影響評価方法書の手続きに早期着手するよう求める意見が上がった。環境影響評価配慮書の手続きは終了している。
 1㎞ルート帯とICの概略位置が示されたことに対し、阿部守一長野県知事は11日、「環境アセスメント調査を進めるための大きな一歩。長野県としても、1日も早い全線開通に向けて、国土交通省や山梨県、沿線自治体と連携し、地域の合意形成などに積極的に取り組む」とのコメントを出した。
 中部横断自動車道の長坂~八千穂は、山梨県北杜市の(仮称)長坂JCTから長野県佐久穂町の八千穂高原ICを結ぶ延長約34㎞。長野県区間と山梨県区間の延長内訳は未定。10年度から計画段階評価を進め、15年度に約34㎞を全線4車線で整備する対応方針が決まっている。概算事業費は約2100億-2300億円と試算している。

中部横断自動車道、南部~富沢は開通遅れる(会議記録)

2018-07-06 12:27:57 | 中部横断道

この記事の続報として 2019年02月05日発表により 中部横断自動車道 2019年3月10日開通 新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷IC を書きました(2019-02-07)。

中部横断自動車道の工事状況、開通時期の遅れについて報道がありましたが、以下が基本情報です。
中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)連絡調整会議(第3回)の開催結果について(2018年7月5日 国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所)

<開催日時・場所>
 平成30_2018年7月5日(木) 10:00~11:00
 山梨県庁防災新館404会議室
<議事のポイント>
 前回調整会議(H28_2016.11)以降も、新たな断層破砕帯の確認や掘削後の内空変形の継続などが発生しており、安全に配慮し工事を推進。
 ・新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷ICは、今年度(2018年度)の開通見通し。
 ・富沢IC~南部ICは、平成31_2019年夏頃の開通見通し。
 ・南部IC~下部温泉早川ICは、トンネル掘削工事等があり、引き続き安全に配慮し工事を推進。

4.議事概要

(事業者より説明)
 ◇ 六郷IC~増穂IC は昨年(2017年)3月19日に開通。
 ◇ 風化しやすい泥岩が出現するなど、脆い地山でトンネル工事が難航していた新清水JCT~六郷IC 間においては、第2回連絡調整会議(H28_2016年11月)以降も、新たな断層破砕帯の確認、脆い地山の出現割合が想定以上に高いこと、掘削後の内空変形の継続など、引き続き、さまざまな難航事象が発生しており、安全に配慮しつつ工事を推進してきたところ。
 ◇ 新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷ICについては、トンネル設備工事、舗装工事等も概ね発注済みであり、平成30_2018年度の開通に向け、引き続き工事を推進。
 ◇ 南部IC~下部温泉早川ICについては、想定以上に工事が難航する中、未だトンネル掘削などの工事が残されている状況であり、引き続き、安全に配慮しつつ工事を推進。
 ◇ 富沢IC~南部ICについても、想定以上に工事が難航する中、トンネル本体工事は完了の見通しが立ったことから、平成31_2019年夏頃の開通となる見込み。
 ◇ また、難航事象への対策のため、追加費用が発生しており、富沢IC~南部IC及び下部温泉早川IC~六郷ICについては、トンネル本体工事完了の見通しがたったことから、事業評価監視委員会にて審議する。

(意見交換)
 ◇ 山梨県より、若干開通が遅延する区間もあるが、想定以上に難航するなか、工事が進められていることについて理解した。引き続き、早期開通に向けて、安全に留意しつつ、工事推進をお願いする旨の意見あり。
 ◇ 県並びに沿線自治体より、新清水JCT~六郷IC 間の一日でも早い開通を望むとともに、引き続き、種々の課題を関係者と共有しつつ、掘削土の仮置き場の確保、工事用車両の通行に伴う地元調整など、地元として協力していく旨を表明。

画像はクリックすると別ページで拡大表示します・・・
開通予定
尚、この記者発表資料中で、道の駅「なんぶ」が 2018年7月21日にオープン予定と広報されています。
道の駅「なんぶ」
「道の駅なんぶ」7月21日オープン!!(山梨県南部町ホームページ)| 「道の駅なんぶ」ホームページ
やまなしの「道の駅」(山梨県ホームページ)
「道の駅」ガイド(山梨県内の案内・国土交通省)

【山梨県庁の関連ページ】
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山梨県県土整備部中部横断自動車道推進事務所

中部横断道 南部ー富沢間の開通延期に(UTYテレビ山梨ニュース 2018年7月5日)

今年度中を予定していた中部横断道の南部ー富沢間の開通が、来年(2019年)夏頃に遅れる見通しとなりました。
中部横断道は山梨県の六郷から静岡県の新清水までの49キロの区間で工事が行われています。
このうち開通が遅れる見通しとなったのが、南部ー富沢間の6.7キロの区間です。
国土交通省・甲府河川国道事務所などによりますと、この区間は地盤がもろくトンネルの建設が難航し、国の環境基準を超える重金属も検出されたことも工事に影響したということです。
このため今年度中を予定していた南部ー富沢間の開通が来年の夏頃へ最大で半年近く遅れる見通しになったと5日、県に説明しました。
新清水までの全線開通は来年度中で変わりありませんが、六郷ー富沢間の工事の遅れに伴う追加工事は約190億円となり、このうち20億円程度を山梨県が負担することになります。

南部IC~富沢ICの開通が遅れる見通しに (山梨県)(YBS山梨放送ニュース 2018年7月5日)

中部横断道の南部ICから富沢ICまでの開通が、予定していた今年度末から来年夏ごろに遅れることが分かった。
地盤がもろく工事が難航したことが理由で、県民負担は20億円程度増える見通し。
中部横断道は現在、六郷ICから新清水JCT間の49キロで工事が進んでいる。
このうち開通が今年度末から来年夏にずれ込むのは、南部ICから富沢ICまでの6・7キロ。
甲府河川国道事務所の担当者が5日、県の担当者らに工期の遅れを説明した。
遅れの原因は想定以上にもろい地盤により区間の半分を占めるトンネルの工事が難航したため。
また、六郷ICから下部温泉・早川ICまでの区間でもトンネル工事も難航していて、工事費が190億円ほど増える見通し。
六郷ICから富沢ICの間は、県も費用を負担する新直轄方式を採用しているため増えた工事費190億円のうち、20億円程度は県の負担になる見込み。
一方、中部横断道の全線開通時期については、当初の予定を2年遅らせた2019年度から変更はないという。

中部横断道南部町区間開通に遅れ( NHK甲府放送局ニュース 2018年7月5日)

建設工事中の中部横断自動車道のうち、今年度中に開通予定だった南部町内の区間で工事が難航し、開通が来年の夏ごろに遅れる見通しとなりました。
国土交通省は、5日県庁で会議を開き、静岡・山梨・長野を結ぶ計画の中部横断自動車道について、工事の進ちょく状況などを関係自治体に伝えました。
この中で、今年度中に開通する予定だった南部町の南部インターチェンジと富沢インターチェンジの間の6.7キロの区間で、地盤がもろいため追加のトンネル工事が必要となり、開通が来年の夏ごろに遅れるという見通しが示されました。
別の区間も含めた追加工事の総額はおよそ190億円と試算され、このうち20億円程度を県が負担することになります。
中部横断自動車道は、これまでも、工事の難航を理由に全線開通の時期が2年遅れた経緯があります。
国土交通省は、今回の計画見直しによる全線開通への影響はなく、来年度(2019年度)中の全線開通を目指すとしています。
一方、事業費は、追加工事の試算を加えると当初より800億円近く増え、およそ2790億円となる見通しです。
国土交通省甲府河川国道事務所の田中満副所長は「トンネル工事で想像以上にもろい場所が多くなっている」と述べて、計画見直しへの理解を求めました。
中部横断自動車道の一部区間で開通時期が遅れることについて、後藤知事は「大変残念だが、想定以上の工事の難航によるもので、やむを得ないと考えている。1日も早い全線開通を強く要請した。県としても沿線の自治体とともに事業者に協力し、1日も早い全線開通に向けて努力していく」とするコメントを出しました。

私は国土交通省甲府河川国道事務所の仕事振りに感服することは多いのです。優秀な公務員が自分達の行なう事業の意義を国民と共有しようと考えながら、丁寧な情報発信を続けていると思っています。彼等に外からの余計なパワーが覆いかぶさる事さえ無ければ事業は良い成果をもたらす。しかし、近年の国政諸問題は、その余計な事をやってのける連中がのさばり優秀な人々を潰しているのかも知れません。同じ組織の中にもそんな連中はいるようなので情報発信の状況を見ていると見えてくるものがあります。
同じことがリニア中央新幹線事業にも生じていないか、私は街づくり・地域活性化の観点からそれを確認し続けています。まだ先は長い。


中部横断道開通延期について静岡県知事の見解、汚染発生土問題も

2017-05-27 15:00:00 | 中部横断道

前記事、静岡から中部横断道トンネル工事の視察報告(報道記録) の続きです。他県からの情報なので念のため山梨県の皆様のご参考に、2017年1月30日(月) 静岡県知事記者会見記録です。中部横断道の開通遅れは国土交通省に問題があるという静岡県知事のご意見です。(編者が年月日の補足、改行、強調、参照記事など編集しています)

【中部横断自動車道 六郷IC~増穂IC間の開通】
 七つ目の発表事項でありますが、中部横断自動車道六郷インターチェンジから増穂インターチェンジ間の開通に関わることでございます。

 既に、先週(2017年1月)26日に、中日本高速道路株式会社宮池社長の定例記者会見におきまして、中部横断自動車道六郷インターチェンジから増穂インターチェンジ間、ちょうど9.3キロメートルということでございますが、(2017年)3月19日日曜日、午後3時に開通と発表されました。心から歓迎をしております。
ここに至るまでの、中日本高速道路株式会社を始めとする関係する皆さまの御尽力に対しまして、心から感謝を申し上げます。

 既に開通している中央自動車道双葉ジャンクションから増穂のインターチェンジまでの間16キロメートルとちょうど連続をいたしますので、六郷まで開通延長は25キロメートルと延伸することとなりました。物流をはじめとする経済活動の活性化や観光交流客数の増加等のストック効果が高まり、本県と山梨県など甲信越地域との交流圏域がさらに拡大することを期待しているところであります。

【編注・新清水JCT~富沢ICが中日本高速道路の担当で、国交省直轄区間の残る部分、富沢~六郷については 中部横断道の工期延長に関する国土交通省審議(2016年11月22日)と山梨県の状況 を記録してあります。】

 この件に関しましては、これは中日本(高速道路株式会社)が、25キロメートル分サービスを提供されるということなんですが、一番難しい樽峠と、それから森山トンネルというのがあるのですが、樽峠トンネル、(2016年)12月の初め時点で、約600メートル残されていたのですね。今、約500メートルになりました。ですから、2か月弱で約100メートル出来まして、大体1か月で約50メートルと言われているのですが、従って、今_2017年の秋には樽峠は貫通ですね。

【編注・樽峠が静岡・山梨の県境で、清水建設による樽峠トンネル南工事です、樽峠トンネル北工事は大林組で竣工、以下の森山トンネルは山梨県南巨摩郡南部町福士です。】

それから、森山トンネルは、前回はですね、確か、前回の数字が約870メートルだったのですが、2か月で約130メートル進みまして、残るのは約700メートルです。ですから、65メートル1か月で進むと見ますと、あと10か月弱で貫通すると。これは、難しい所とされた所です。樽峠につきましては、軟弱地盤にぶつかったと。従って、100メートルの所が、52メートルしか進めなくなったと。
それから森山トンネルの方は、重金属が発見されたと。それを処理、運搬するのに時間が掛かるということだったのですが、これ、一律200台だった所が100台以上増えて、運べることになったということでございましたので、中日本(高速道路株式会社)に関する限り、遅れを予想することはできないということです。

【編注・森山トンネル工事発生土からヒ素の検出は2016年2月に報じられました。その量は4万トン。2017年1月時点で静岡県知事のこの発言は、問題が解決途上にあったことを示しています。汚染土仮置き場やダンプ通行量増加に関わる環境保全・工事計画などの情報はどこで、どのように処理されたのか、山梨県庁、南部町など関係先の記事を確認しておきたいと思います。】

 従って、1年ないし2年の遅れというのは、もう一つ実施されている機関があります。国直轄ですね。国直轄の所で、おそらく遅れが生じているというふうに思います。それを国直轄と中日本(高速道路)株式会社が、同じ時期に同じ期間、この工事の完成が遅れると言われたのは、どちらが強い力を持っているでしょうか?言うまでもなく国です。ですから、国の方から中日本(高速道路株式会社)に圧力がかかって、そのような発表になったものだというふうに認識しております。

 しからば、どうして国の方は延長せざるを得ないのかと。それは言うまでもなく単年度予算だからですね。
単年度予算で、今まで要求された予算は全額認められているのですけれども、仮に軟弱地盤の所にきますと、今まで100メートルできた所が52メートルしかできないとなりますと、どうしても余計にお金が掛かります。しかし、民間であれば、それはともかく与えられた時間内にお客様にお返しをするのが筋だということで、人とお金を投じてですね、仕事を進めることができますけれども、国の方は単年度予算ですから、予算額が決まっていますから増やすことができないということでですね、ここは、事情が分かりましたので、静岡県の国会議員の与党の皆さま方をはじめですね、国会議員の先生方に働き掛けていただきまして、予定通り平成29年度に開通するように予算の増額をしっかりとやっていただきたいと。場合によっては、私御一緒にですね、国会議員の先生方と御一緒に陳情に上がるというつもりでもおります。遅れの原因は、国交省の直轄部分にあるということがはっきりしたということでございます。

 以上です。

静岡県知事が言及された内容に関連する図と資料を引用しておきます。これは2016年8月19日に山梨県防災新館で開催された中部横断自動車道(新清水JCT~増穂IC間)連絡調整会議(第1回)の会議概要がソースです。

NEXCO担当区間

2016年11月22日に開催された第2回連絡調整会議のトンネル工事難航事象資料から、NEXCO中日本担当区間(新清水~富沢)と前記事に記載した国直轄区間(富沢以北)の大島第二トンネルに関係する部分の抜粋です。
 樽峠が静岡・山梨の県境で、樽峠トンネルは南工事と北工事で別々に行なわれ、北工事(山梨県南部町)は大林組で2016年01月竣工は前記事に書きました。
第1回の同じ資料と比較すると樽峠トンネル工事で「断面変形」が追加されていること、楮根第一でも湧水が発生していることです。
尚、上にも書いたように11月第2回会議で開通時期延長が決められた事は 2016年11月26日記事 中部横断道の工期延長に関する国土交通省審議と山梨県の状況 で記録、その後山梨県、静岡県知事の視察もありました。

トンネル工事の難航資料

資料にある楮根(かぞね)トンネルの重金属汚染について・・・
◇ 2014年11月15日 残土置き場のモニタリング計画、山梨県、リニア新幹線事業の発生土置き場モニタリング計画について楮根第4トンネルの汚染処理を参照しながら考察した記事です。
◇ 2014年11月12日 (仮称)南部インターチェンジ工事現場内で検出されたセレンへの対応について 地下水の利用制限解除について【第4報】、楮根第4トンネル発生土を盛土に使用した南部インターチェンジでの汚染対策が完了したことを報じる甲府河川国道事務所の広報記事です。
◇ 2014年10月25日 中部横断道のセレン汚染は残土処理の教訓になっているか、ほぼ1年が経過しても国土交通省はモニタリングを続けていることを書いた記事です。
◇ 2013年12月07日 山梨県南部町のセレン汚染とリニア残土、楮根第4トンネルの汚染土事案について書いた記事です。

中部横断道の開通延期問題は、リニア中央新幹線工事がどのように進むか考える時に参考になると思っていますので、気付いた情報はメモしておくようになりました。
新聞紙を読まない私でも、情報を多角的に確認して考えることができるのはインターネットのお蔭です。
しかし、土木工事とか環境問題などは全く知識がありませんので、事業の全体像を理解し個々の事案について整理していくことが私にはなかなか困難なのです。
とりあえずブログに記録しておいて後で全体を整理しようと試みていますので、私のブログ記事はその程度のものだとお考えください。いずれWebページで整理するつもりです。


静岡から中部横断道トンネル工事の視察報告(報道記録)

2017-05-27 14:41:31 | 中部横断道

2017年5月27日の「しんぶん赤旗」が報じた紙面記事の画像です。赤旗サイトでは掲載されていない記事なので民間人Facebookで紹介されていた画像を引用しておきます。

この視察は「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」の皆さんが2017年5月初めに実施され、中部横断自動車道の新直轄区間(富沢IC~南部IC)を担当する国土交通省関東地方整備局から説明を受けたとのことです。これには本村伸子衆議院議員の仲介があったのでしょう、秘書の方が視察に同行されたようです。

中部横断自動車道トンネル工事視察

視察場所は山梨県身延町の大島第二トンネルとのことで、2016年11月末に山梨県知事も視察されたところです、その時の画像を転載しておきます。
 ① 新直轄区間・身延町「(仮称)大島第二トンネル」 ※想定以上に脆い地盤での掘削工事(掘削面の崩落、突発湧水等)  と説明されていて、この視察報告は 中部横断道問題を山梨県知事が現地視察 11月30日 として記録してあります。
静岡県知事の視察については 中部横断自動車道の開通の遅れについて、静岡県知事記者会見(2016年11月21日の知事記者会見)を書きました。この時に予定されていた視察はその後の記者会見では言及されていません。

山梨県知事視察

中部横断自動車道の開通延期について静岡県知事が2017年1月の記者会見で語られました。これについては 中部横断道開通延期について静岡県知事の見解、汚染発生土問題も と次のページにしました。