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避難の死角、甲府空襲の夜に福島・東北から学ぶ

2014-07-06 23:04:27 | 原発震災

宮城県の河北新報が地道な検証記事を続けています・・・神話の果てに-東北から問う原子力 | 河北新報オンラインニュース
2014年07月06日の記事は、第13部・避難の死角(4)検問/被ばく検査滞留招く『双葉病院(福島県大熊町)の130人以上の患者らは南相馬で検査を受け、いわき市の避難所に向かった。10時間に及ぶバス移動が終わった時、3人が車内で息を引き取っていた。』 原発人災で死んだ人はいないという意見はしばしば読みました。河北新報の記事を読むと原発安全神話を維持するために、原子力ムラのカイライと化した政府・行政の努力は凄まじいものだと思います。

【論考】「100ミリ以下は影響なし」 ―渡邉京大教授の南相馬講演と危険なプロジェクト(2014/07/05) 『「原子力は人類最大の賜物」という信念で、「LNT仮説の否定」「放射線防護基準の緩和」「日本版ICRP」に執念を燃やし、「原子力と放射線の平和利用は、我々の意思と行動で達成する」という決意をもって、「南相馬市を標的として」乗り込んできている。  しかも、被ばくを危惧する住民や低線量被ばくに警鐘を鳴らす専門家に対して、「邪悪」「知的怠惰」「病的ナルシシズム」「世紀末の思想集団」と悪罵し嫌悪感を露わにしている。』

JR東海・リニア村のカイライとなっているようにも見える国土交通省職員・大臣によるリニア中央新幹線工事認可は、間もなく出されると思います。「リニア中央新幹線で地域活性化」という神話を語り続ける人々は日の丸を掲げ万歳三唱でお祝いされることになるでしょう。
あの時代を教訓とせず・・・と言うよりむしろ、当時と同じ生き方で上から流される神話を信じ、時には自分もその宣教師となって過ごしていると思える、2015年統一地方選があっても何も変らないでしょう。
あの甲府空襲の夜、この記事を残します、次の悲劇が起らないことを祈りつつ・・・