「小淵沢太陽光発電訴訟」は2016年1月29日に原告5名により甲府地方裁判所に提訴された訴訟です。【参考・北杜市住民 「太陽光パネルで環境が悪化」と提訴】
これまでこの訴訟については何も知りませんでしたがネットを通じて情報が得られましたので初めてブログ記事として記録します。 下記は届いた情報の冒頭からの引用に過ぎません、閲覧できるサイトを私は知りませんのでリンク設定は無し、悪しからず。
原告側は、これまで第4準備書面(2017年5月1日)を提出し、事実関係と法的争点を具体的に主張してきましたが、被告代理人弁護士が「ダンマリ」の態度を取り続けるため、原告側は7月11日の口頭弁論の第5準備書面にて、議論を噛み合わせるために「争点の比較表」を作成・提出し、被告側の具体的な反論のない事実を浮き彫りにし、口頭弁論の真面目な進め方を促します。
【補足】11時半開廷の情報は何か間違いではないかと思って調べましたが、甲府地裁には 東京地裁傍聴券交付情報 のような情報はありません。傍聴券は不要と思えますが、地裁で開廷期日情報の掲載は裁判員裁判だけらしい。
今回の口頭弁論が11時30分開廷とは不可解ですが、ネットで確認する事は出来ませんでしたのでチラシのまま記載しました。(以上 7月10日追記)
私は中部横断自動車道の山梨~長野区間事業についてネットを見ている時に北杜市での太陽光発電施設乱立問題をいくつか読んだことがあります。
北杜市議会で太陽光発電に関する条例案が議員提案されて否決されたというニュースは先月6月末でした。それらを含めて以下に情報リストだけしておきます。
【北杜市条例案に関して】
◇ ともにあゆむ会 北杜市太陽光発電設備に関する条例案(2017年6月記事) | 北杜市太陽光発電設備に関する条例(2017.6.13提出済み条例文 修正部分赤字表記)PDFファイル
◇ 北杜市の太陽光条例 採決見送り 2017.06.28(太陽光発電投資情報センター サイトが日テレNEWS24を転載した記事)
◇ 山梨県北杜市議会池田やすみち議員の記事 太陽光発電設備に関する議員提案条例の審議結果をご報告します 2017年06月29日 | どちらのリスクを取りますか? 2017年06月05日 | 議員有志による条例案には賛成できません(悲)2017年06月04日 | 議員有志が提出・制定を目指す太陽光発電を規制する条例は問題を解決するか。私の賛成の条件はこちら。 2017年05月30日
【気付いた記事を時系列で・・・】
◇ 日照時間の長さで有名な北杜市、148枚の太陽光パネルで駅が生まれ変わる(庄司智昭 スマートジャパン 2017年05月23日)(新装小淵沢駅の記事です)
◇ 太陽光発電による環境破壊、状況は悪化−山梨県の例 2016年09月28日 石井孝明 ジャーナリスト
◇ 山梨県知事への住民の手紙~広大な森林を皆伐破壊し、見渡す限り太陽光パネルを並べた北杜市の姿に心痛 2016-05-20
◇ 太陽光パネル規制強化を 山梨県会提言委、条例案の議員提出検討 2016.4.6 産経新聞山梨版
◇ あきれた山梨県北杜市の太陽光パネル乱立 2016/3/31 (ブログ・北海道MY LOVE)
◇ ソーラーパネル「環境破壊」日照時間日本一の山梨・北杜市で住民大迷惑 2016/3/30
◇ 太陽光発電施設建設に対する北杜市大泉町泉原地区の対応(PDFファイル) 富山大学学術情報リポジトリ 地域生活学研究 第6号 (2015-12-09)
◇ メガソーラースラップ訴訟 住民の勝訴「住民が反対意見や質問を述べることは当然で違法性はない」の判決 2015-10-30
◇ 太陽光パネル乱立で進む森林伐採に揺れる山梨県北杜市シニア別荘地 社会 週刊実話 2015年09月28日
◇ 「八ヶ岳山麓 北杜市が太陽光パネルだらけ」で住民が泣いている 2015-08-31 FRIDAYデジタル
◇ 急拡大する太陽光発電、その光と影 2015年08月17日 (石井孝明 誤解だらけのエネルギー問題 コラム ニューズウィーク日本版)
◇ 太陽光発電の環境破壊を見る(上)-山梨県北杜市を例に | 太陽光発電の環境破壊を見る(下)-無策の地方自治体 2015年07月06日 石井 孝明 経済ジャーナリスト
◇ 北杜市に激増し続ける山林伐採 と 太陽光発電パネル “林立”の怪・・。 2015-06-29
◇ 太陽光発電の推進は、ドイツを見習え! 2015年06月20日
◇ 北杜市長に対する太陽光発電設備設置に関する要望書(4月22日)(北杜市・八ヶ岳南麓のソーラーマップ 2015年5月2日)
◇ 環境省・【国立・国定公園内における太陽光発電施設設置のあり方検討委員会 -話題提供-】山梨県内の状況と取り組み 平成26_2014年9月29日
◇ 経済産業省・資源エネルギー庁 | 固定価格買取制度における再生可能エネルギー発電設備について、直近3ヶ月の導入状況等を公表・・都道府県、市町村別詳細情報のダウンロード可能
◇ 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法
◇ 事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)PDFファイル
(p.3 この最後の記述)
なお、本ガイドラインはFIT法及びFIT法施行規則に基づいて再生可能エネルギー発電事業者に求める事項について記載したものであるため、FIT法及びFIT法施行規則を除く他法令及び条例については、再生可能エネルギー発電事業者の責任において、各法令及び条例の規定を確認すること。
第2章 適切な事業実施のために必要な措置 第1節 企画立案
1.土地及び周辺環境の調査・土地の選定・関係手続
(p.5 ここに条例との関係が詳しく書かれている)
◇ 大分県由布市 関連条例の制定について | 由布市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例(PDFファイル)
◇ 山梨県忍野村 太陽光発電施設に関する景観形成基準(PDFファイル)
◇ 山梨県山中湖村 太陽光発電設備及び風力発電の設置に関しての取り扱いについて 2013年12月27日 | 太陽光発電設備又は風力発電設備の建設等に関する指導要綱(PDFファイル)
太陽光発電については、太陽光発電パネルの耐用年数 2008-09-10 記事で甲府市上下水道局の太陽光発電の事を書いたのが最初だったと思います。甲府市米倉山太陽光発電所、1月27日営業運転開始 2012-01-20 も書きました。山梨県立図書館や甲府市役所では太陽光発電がビルトインされた建物になりました。私が太陽光発電を思い浮かべる時は、これら行政が関与した大型施設と企業や個人住宅などで屋根に置かれるシステムでした。
地面に並べたものでは甲斐善光寺北側の山腹に設置されたパネルを遠目で見たことがありますが、現状は知りません。北杜市の問題は現地を全く知りませんのでネットから写真などを見るだけです。
北杜市の惨状が 甲武信水の森ユネスコエコパークの登録 に影響することは無いのでしょうか。
「勝手に移住してきて、目の前にパネルが出来て、裁判とか業者も可哀想だな・・・」 というようなコメントもあるようです。似たような意見はリニア新幹線事業の騒音・日照問題でも投げかけられるでしょう、「法に従っているのでご理解ください。」・・・さて、ニッポンを取り戻して始まった道徳教育教科書には、こんなテーマはどう書かれているのだろうか?