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あなたはどっち!?(富士山登山鉄道・山梨県庁と富士吉田市の考え方)

2023-10-21 08:00:00 | 産業・社会
あなたはどっち!?
山梨県が公表している「富士山登山鉄道構想」概要
 1.自動車から登山鉄道への転換
    LRTを軸に、鉄道を整備
    既存の道路を活用
    許可車両以外の通行を規制
    架線レス等先進技術の導入
 2.富士山の顕著な普遍的価値保全と望ましい土地利用における付加価値の向上
    来訪者数を一定水準に抑制
    鉄道ならではの上質な付加価値の提供
    富士山や地域への還元
 3.富士山の抱える課題解決への貢献
    ライフライン整備を検討
    信仰の対象にふさわしい五合目空間の在り方検討
    四季を通じた来訪者の分散
富士吉田市の考え方
 富士吉田市は山梨県が掲げる「富士山登山鉄道構想」に反対しています。
 環境・自然・観光の3つの視点からその理由を記載します。
 1.富士山の環境
   かつてふもとと五合目を結ぶ自動車道「富士スバルライン」を整備した際、たくさんの原生林を枯らしてしまい富士山の環境に大きな負荷を与えてしまいました
   近年「富士スバルライン」の利用台数が増え、排気ガスや交通渋滞の問題が発生しています
   スバルラインは夏山シーズンにマイカー規制を行い、シャトルバスとして環境に配慮した電気バスを運行しています
   環境的負荷をかけずに富士山を楽しむ方法を考え直す必要があります
 2.富士山の自然
   活火山である富士山の表面は、噴火の時に噴出した細かい砂で覆われていて、冬の間に降った雪と細かい砂つぶが混じり大きな雪崩がひんぱんに起きています
   2021年3月に起きた大きな雪崩により「富士スバルライン」4ヶ所で通行止めが発生しています
   「富士スバルライン」には雪崩発生時に道路が封鎖される危険性がある場所が14ヶ所あると言われています(山梨県による調査)
   富士山登山鉄道における「富士スバルライン」の活用には開発や災害時の復旧など大変大きなリスクが伴います
 3.富士山の観光
   世界文化遺産登録から10年を迎え、登山者数の増加、無謀な弾丸登山が大きな話題となっています
   山頂を目指さない「ふもとから五合目までの登山」は富士山の豊かな自然を味わうことができ、富士吉田市が提案する新しい富士山の楽しみ方です
   富士吉田市は新倉山浅間公園に整備した展望デッキなどから「眺める富士山」を通年の富士山の楽しみ方として提案しています
   富士吉田市は、登ることがすべてではない富士山の多様な楽しみ方をふもとの街の活性化とともに進めています
山梨県の構想、富士吉田市の考えを踏まえて、下記のアンケートからあなたのお考えを教えてください!
富士山登山鉄道アンケート
  富士山登山鉄道に関して皆さまのご意見を聞かせてください。質問はたったの6問!10秒程度で終わる簡単なアンケートです。(1〜6の設問は必須、7は任意回答です)
【あなたはどっち!? のページはこれで終了です。富士山の噴火予想について私は何も知りませんが気にはしております。
『2.富士山の自然・・噴出した細かい砂で覆われて・・・』 そんな程度で済むものなのか、登山鉄道計画を知った時には真っ先に噴火対策は?と思った勉強不足なドシロウトです。】

2023年10月18日 富士吉田市のホームページ(富士吉田市 市民協働推進課 広報担当)に上記の記事がリンクされていました
 『メニューアイコン あなたはどっち? 富士登山鉄道の建設に賛成??反対?? あなたのお考えをお聞かせてください!』
「あなたはどっち!?」の意味が分かり易いタイトルでした。


富士吉田市 広報ふじよしだ10月号‐1
10月広報のトップページで「富士山世界文化遺産登録 10 周年の節目に」と題した記事多数

2023年10月17日 富士山登山鉄道構想 賛否を問うアンケートをホームページで開始 山梨・富士吉田市(UTYテレビ山梨)
 末尾に 『富士吉田市はまずは登山鉄道構想や市の考え方を全国の人に知ってもらうきっかけにしたいとしています。』 と書かれた記事を拝読して私は富士吉田市などの記事を確認したのです。
 Yahoo! このUTY記事を掲載しています(20件の読者メッセージがあります、2023.10.18 確認)

富士山について私が書いたのは 富士山の山開き 2023 Stop!! 弾丸登山 とタイトルした記事(2023-07-01)
 記事多数にリンクしました・・・富士山には無知な私ですが情報共有こそが大切と思うのです。