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山梨中部横断道、Bルートの決定、北杜市のリスク大きい

2014-07-10 22:04:58 | 中部横断道

国土交通省関東地方整備局、計画段階の試行-中部横断自動車道(長坂~八千穂) にアップロードされたのは、「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会と北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会との意見交換会の議事録」です。
『中部横断自動車道(長坂~八千穂)に関連し、北杜市域で地域団体による意見交換会を開催しました。この意見交換会の議事録を掲載しましたのでお知らせします。』 とページには記載されていますが、2014年6月16日に作成された 344 KB 64ページのPDFファイル、その日にページが公開されたようです。

6月16日から1か月弱経過して、公開ページもPDFファイルもこの状態ということには驚き、というより呆れてしまったので記事に残します。
何の為に、何処で、何時、誰々により、どのような方法で行なわれた意見交換会なのかは、本文を熟読すれば分かりますが、PDFファイルの15ページ~16ページを確認すればよいでしょう。

この議事録によれば、議事録公開を北杜市ホームページでも行なうという点で議論がされていますのでサイトの確認のみしておきます。
◇ 北杜市トップ > 項目から探す > くらし > 道路・河川 > 中部横断自動車道について
北杜市議会ホームページ
二元代表制の下で、「北杜市ホームページ」の意味を市長と行政事務事項のみだと考えれば、議会議員の活動については「北杜市議会ホームページ」が扱うのが当然だろうと思います。
 この意見交換会に出席した議員さんもこの点を理解していない方がおられるようで、『我々は住民から選ばれた、負託された市会議員であります。ですから、基本的には、やはり全て住民に我々の行動は公開してきました。また、これからもしていきます。そういう認識の中で前回の会議に出て、私も当然市としても公開するのは当たり前という感覚でいました。』 との発言が記録されています。「市」としての公開ではなく「議会・議員」としての公開のはずですから、言葉を丁寧に使うべきでしょう。
北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会

中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会ホームページ 2014/06/12 記事で、北杜市議と意見交換会 に書かれている事が該当すると思いますので引用しておきます。2014年6月8日(日) 18時30分開会、議事録から読み取ると予定時間は2時間だったようです。冒頭のやり取りの後で北杜市は退席しています。

6月8日には国交省甲府河川国道事務所の司会のもとで「推進の会」の議員と意見交換を行いました。「推進の会」は今年の2月28日に設立されたばかりの会で、沿線住民の会とは初めての意見交換会となりました。
 始めに沿線住民の会から、八ヶ岳南麓を通る中部横断道の新ルートに反対していること、国交省に対してBルート案以外のルート案の提示とB案との比較検討をする住民協議の場を設けるようよう要求していることを説明しました。推進の会からは設立趣意書が読み上げられ、北杜市の今後のまちづくりのため早期着手の促進をはかっていきたいとの意見表明がありました。その後、質疑応答を通じた論議が行われましたが、初めての意見交換ということもあって残念ながらお互いの主張を述べること以上の議論には進展しませんでした。

この沿線住民の会ページで、“7.5集会 「Bルートの決定」に大きな反対の声!” を記録した記事では 『中部横断道の双葉以南の工事現場のスライドが上映されました。スライドでは民家に近接する大規模な橋梁や土盛り現場、大型工事車両が行き交う工事現場・・・・』
これはリニア中央新幹線工事に直面する都県各地の方々に参考になるでしょう。その為にインターネットがある、それを私はいつも思っています。
まあとにかく、この議事録が歴史に残る。山梨県北杜市が関与した国土交通省のお仕事として。
中部横断道 清里駅寄りルート決定へ(2014年07月08日 読売新聞山梨版)


福島で汚染土フレコンバッグ破損の問題、甲府市下水汚泥は?

2014-07-08 21:27:12 | 原発震災

福島県議会サイトから、海外行政調査報告書 を確認しました。
平成26年度福島県議会議員海外行政調査報告書
平成26年7月7日~7月16日(欧州)
 A班:脱原発・廃炉対策及び中間貯蔵施設調査班 海外行政調査報告書 [PDFファイル/3.19MB]
 B班:エネルギー対策及び最終処分関係調査班    海外行政調査報告書 [PDFファイル/3.89MB]

【追記】 2014/07/08 福島民報の記事がありました。県議会調査団が出発 スイスやドイツ、廃炉対策など視察 以下要点のみ記録しておきます。
「福島民報」、しばらく目が離せません。帰国後の報告記事も大量なものが発信される可能性があります。議会の報告書も迅速にネット公開されるでしょう。山梨県議会議員も海外視察予定があるなら参考になさるとよろしい。

福島県議会議員海外行政調査団、2014年7月7日、スイスやドイツなどの脱原発・廃炉対策、エネルギー政策などを調査するため、現地へ出発した。16日に帰国する予定。2班編成で、
(A班) 「脱原発・廃炉対策・中間貯蔵施設調査班」 斎藤勝利団長(自民党)ら11人 スイス、ドイツ、オーストリア3カ国を巡り、廃炉作業が行われているドイツの原発などを視察
(B班) 「エネルギー政策・最終処分関係調査班」 佐藤憲保団長(自民党)ら9人 フランス、スイス、ドイツ、オランダ4カ国を訪問し、高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた地層処分の研究が進むスイスの研究所などを調査
  福島民報社から紺野正人本社報道部副部長が同行


再構築したパソコンのテストを兼ねて大量のページ巡回をやっていた時に気付きました。
週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト - 社会 - ニュースで、2014年07月03日の記事です-汚染土入りの“除染袋”が次々と破れ始めている?
福島で活動する環境NPO法人の職員さんや除染を実施している自治体の担当者さんの話も書かれていますので、委細は省きます。

「フレコンバッグの耐用期間は3年から5年、大きさは1m四方で、重さは1~1.5t」 と書かれていて、過日の山梨県内で発生した汚染チップ放置事件を思い出しました。
放射能汚染チップ投棄問題|気になったニュース で確認しました。「大型土のう袋三十六個で、計36立方メートルが放置されていた」 ということなので週プレNEWSが伝えるフレコンバッグのサイズから思い出したこの事件、大型土のう袋は同様なものかも知れません。1袋で1トン、人力で動かせるものでは無いと思います。

汚染チップ投棄問題の時にも思い出したのですが、3.11直後には下水汚泥の放射能汚染について甲府市でも調査されて、かなりの量が下水処理場で隔離保管されたはずです。
下水汚泥はコンクリートの材料として業者に売却されるようですが、線量限界を越えた汚染汚泥はとりあえず保管しておくしかない。この事はブログでも書きましたが、その後もはっきりした情報を確認できないままに放置しています。
もしも、汚染された下水汚泥の処理ができずに現在もどこかに置かれているなら、その容器の寿命が気になります。下水処理場で働く皆さんの健康にも影響があるかも知れません。

原発人災はアンダー・コントロールでも無く、風化もしていない。
 リニア中央新幹線事業も前車の轍を踏まぬようにと祈るだけですが、既に事業推進の宣戦布告はされたかに思えます。総司令部は宣戦と同時に終戦後のことを考えるのも仕事ですから、戦犯裁判に備えた記録作成・公開も大切です。
2015年初めの統一地方選では、おそらく山梨県も含めて大きな変化があるでしょう。行政サイトは全面的に再構築され、過去記事は消滅してしまう可能性もあります。
ブロガーの皆さんはメディア記事に頼るだけではなく、ソースとしての行政発信を確認し、それが出ていない場合はその事もブログに記録しておく、そういう面倒くさいこともやらないと、日本国は変りません。
しかし、一般国民にそんなことをさせないためにソースを記者クラブに絞り、特定秘密保護法を行政裁量で運用するようにして自分達のやりたい放題にする。安倍一族とそれに連なる人々の狙いはおそらくそんなところでしょう。


避難の死角、甲府空襲の夜に福島・東北から学ぶ

2014-07-06 23:04:27 | 原発震災

宮城県の河北新報が地道な検証記事を続けています・・・神話の果てに-東北から問う原子力 | 河北新報オンラインニュース
2014年07月06日の記事は、第13部・避難の死角(4)検問/被ばく検査滞留招く『双葉病院(福島県大熊町)の130人以上の患者らは南相馬で検査を受け、いわき市の避難所に向かった。10時間に及ぶバス移動が終わった時、3人が車内で息を引き取っていた。』 原発人災で死んだ人はいないという意見はしばしば読みました。河北新報の記事を読むと原発安全神話を維持するために、原子力ムラのカイライと化した政府・行政の努力は凄まじいものだと思います。

【論考】「100ミリ以下は影響なし」 ―渡邉京大教授の南相馬講演と危険なプロジェクト(2014/07/05) 『「原子力は人類最大の賜物」という信念で、「LNT仮説の否定」「放射線防護基準の緩和」「日本版ICRP」に執念を燃やし、「原子力と放射線の平和利用は、我々の意思と行動で達成する」という決意をもって、「南相馬市を標的として」乗り込んできている。  しかも、被ばくを危惧する住民や低線量被ばくに警鐘を鳴らす専門家に対して、「邪悪」「知的怠惰」「病的ナルシシズム」「世紀末の思想集団」と悪罵し嫌悪感を露わにしている。』

JR東海・リニア村のカイライとなっているようにも見える国土交通省職員・大臣によるリニア中央新幹線工事認可は、間もなく出されると思います。「リニア中央新幹線で地域活性化」という神話を語り続ける人々は日の丸を掲げ万歳三唱でお祝いされることになるでしょう。
あの時代を教訓とせず・・・と言うよりむしろ、当時と同じ生き方で上から流される神話を信じ、時には自分もその宣教師となって過ごしていると思える、2015年統一地方選があっても何も変らないでしょう。
あの甲府空襲の夜、この記事を残します、次の悲劇が起らないことを祈りつつ・・・


拉致被害者 山本美保さんもご帰国を期待したい

2014-07-03 23:18:21 | 政治・社会

日朝協議に基づく特別調査委員会の設置等についての知事コメント 2014年07月03日

本日、安倍総理より、日朝協議に基づく特別調査委員会について、北朝鮮が実効性のある調査ができる体制を整えたことが確認され、北朝鮮が調査を開始した時点で、日本独自の制裁措置の一部解除を行う事を決定したとの発表がありました。
 政府には、調査の実効性をしっかりと確保し、拉致被害者の一刻も早い帰国が実現するよう全力で取り組んでいただきたいと思います。北朝鮮には、誠実な姿勢で再調査に取り組むことを強く期待します。
 また、万景峰号については、今回の制裁解除の対象となっておりませんが、これまで本来の目的を逸脱した利用も指摘されているところであり、引き続き、拉致被害者が帰国されるまでは、入港禁止措置を解除すべきではないと考えています。

昔の記事なので、リンク切れもありますが・・・
◇ 2013.08.28 拉致被害者救出!国民大集会 9月16日
◇ 2012.08.14 拉致問題の闇、山本美保さん失踪事件の謎・・・
◇ 2011.06.05 山梨県警と美保さんの家族を支援する会の面談
◇ 2011.06.05 山本美保さん事件に関する情報公開審査
◇ 2009.07.27 山本美保さんの調査経過報告会、8月9日開催
◇ 2008.06.06 特定失踪者問題集会の続報
◇ 2008.05.25 特定失踪者問題を考える県民の集い

山梨県警の 「捜査中」 は終了したのかどうか知りません。事態が転換する局面では、その都度、県民に対して分かり易い丁寧な説明がある事が望ましいと思います。県庁としての広報をメディア報道だけに頼っている状況は間違いだと、いつも思います。
自分の過去記事にこんな事を書いていたことに気付きました・・・まるで進歩が無いワタシ自身でもある・・・・

公務員の無謬性神話は既に崩壊していたのですが、それが多くの人々にはっきり見えたのが3.11でした。その3.11ストレス症候群というものがあるなら、私はそれに侵されているようで、毎日が体調不良、思考力低下・・・
一般論で言うなら、どんな小さなスパム投稿も、それを放置していると、いずれ自分のサイトが荒れ放題になり劣化するネットの現実は、リアル社会にも適用できるということです。公務員の無謬性神話から生み出される一つ一つを見届けていくことで、世の中をもう少しましなものにして次世代に引き継げるかなと考えています。


2014年7月1日、集団的自衛権閣議決定の記者会見を記録

2014-07-01 23:40:00 | 政治・社会

平成26年(2014年)7月1日、午後6時、首相官邸で行なわれた記者会見のライブ中継を視聴することができたのでキャプチャーを残しておきます。放送局はテレビ朝日です。
私は動画のダウンロードに任せてパソコンの再構築に取り組んでいたので、深夜になってから内容を確認しました。

集団的自衛権閣議決定の記者会見

新しい安全保障法制の整備のための基本方針を閣議決定したというものでした。
集団的自衛権が現行憲法の下で認められるのかというような、抽象的・観念的議論では無い。現実に起りうる事態から国民の命と暮らしを守るため、現行憲法の下で何を為すべきか。・・・・
首相官邸-平成26年7月1日 安倍内閣総理大臣記者会見 全文テキスト掲載あり
 ◇ 平成26年7月1日(火)臨時閣議案件 『国の存立を全うし,国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について(決定)』
閣議 のページでは議事録が掲載されている場合もあります。この7月1日臨時閣議の議事録は公開されると思いますので、リンクを追加しました。【2014.07.02】
Cabinet Decision on Development of Seamless Security Legislation to Ensure Japan’s Survival and Protect its People  July 1, 2014 (Provisional Translation) PDFファイル 67 KB

集団的自衛権閣議決定の記者会見

この場面で説明されたのは、アメリカが救援して日本人を乗せた米軍艦を、援護するために日本自衛艦隊が出動できるようになるという意味らしい。この点は既に多くのブログで書かれていたので私も知っています。こんなものを閣議決定する人々が永田町に巣食っているのが我が日本国の現状なのでしょう。「米脳」一族と言っておきます。その中に日蓮の後継まで含まれていることが嘆かわしい。
彼等が「国民」と言う時のそれは私が使う日本語としての「国民」とは一致していないでしょう。だから私は彼等の話を聞くのが嫌いです。先ず使う言葉の定義から始めて欲しいものだ。
「抽象的、観念的な」 理念を語り合う議論ができない者たちがこの国の中枢を握っている不幸を痛切に感じます。彼等の関心は財布の中味だけだとは思いたくないが・・・

『今回の閣議決定は、我が国を取り巻く安全保障環境がますます厳しさを増す中、国民の命と平和な暮らしを守るために何をなすべきかとの観点から、・・・』考えたなら、まずは外交政策でしょう。それが互いに相手側から信頼を得られる人々によって行なわれていることが大切でしょう、シロウトながらそう思います。セールスマンでもサイトの内容でも、それを信頼できなければ取引はしない。スパマーやクラッカーとお友達のようなサイト、プロバイダーはお断りする、ヘイトスピーカーとお友達のような政治屋もお断りということで。
取り巻く環境の悪化は自ら招いた身から出た錆じゃないかと反省も必要かと。これは企業でも国・地域でも同じじゃないか。

『段々安全保障環境が厳しくなる中において、正にそうした切れ目のないしっかりとした態勢を作ること・・・』の必要性を痛感しているなら、例えば原発人災の補償システムや帰郷基準に切れ目を作るのはおかしいと、安倍政権は行政や東電の対応についてなんとかすべきでしょう。

横内正明山梨県知事コメント

山梨県内のテレビニュースでキャプチャーした画像も残しておきます。報道番組なのでソースは確認できませんが、この通りなら知事発言は少し先走り過ぎたように思えます。
「全ての国民の安全と平和を考えた時に集団的自衛権が認められるべきとは思うが、国会審議において全ての国民が理解できるような綿密な審議が行なわれ、全ての国民に伝えられることが望ましい」 とでも話された方が良かったでしょう。米脳村人だけが理解し認めても意味が無い、他人によって命を絶たれる運命は全ての国民の身に降かかる。7月6日深夜から7日早朝、甲府七夕空襲の日

まことに憂鬱な状況ではありますが、一筋の光は見えています。水島朝穂さんの 2014年6月30日 直言 から引用しておきます。地方から変ることで国を変えることはできると私は時々書いてきました・・・
『モンスター政権の暴走を止めるには、新たな「ねじれ」を地方から築いていくしかない。統一地方選挙とそれまでの各種地方選挙(特に11月の沖縄県知事選挙)に向けて、政党や立場の違いを超えた立憲的大連合の形成が求められている。』

にほんブログ村 政治・社会問題カテゴリーに参加されている方々のブログから拾い出した7月1日、2日の記事にリンクしておきます。私は時々参照して考え方を確認しています。