遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

日本男児がんばってんなぁ2

2014-02-15 21:33:31 | たわごと
オリンピックではたいてい女子選手が活躍して、「日本の男どもはだらしないなぁ」なーんてゆうとるんですが、今回はメダリスト全部男性で4人中3人が10代。今度は41歳の葛西選手がラージヒルでおっさんの力みせてくれると期待しています。

【フィギュア】羽生、日本男子初の金!町田5位、大輔6位(スポーツ報知) - goo ニュース
羽生、フィギュア男子で日本初の金メダル ソチ五輪 (CNN)
Yuzuru Hanyu of Japan Wins Men’s Figure Skating Gold (NEW YORK TIMES)
地元ロシアのプルシェンコ選手が棄権して、カナダのチャン選手と羽生選手の一騎打ちの予想が、その通りになりました。表彰台に登ったのは3人ともアジア人・・・黄色人種でした。これを契機にルール変えられたりしないだろうな。

こんなに転ぶチャンピオンは…羽生に辛口批評も(読売新聞) - goo ニュース
そんで今日最初にネットで拾った海外でのコメントがタラソワさんの辛口コメントでした。読んで、わらったわらった。どいつもこいつもこけすぎで、「率直に言って、メダルを誰にも与えるべきではない。」と。(笑) 確かに、フリーでは有力選手のジャンプ失敗が目だちました。この競技の性質上、どれだけミスをしないかを競っているわけですしね。
羽生選手がショートプログラムで史上最高点で100点越えしたのがひとつのプレッシャーになったと思います。より高いレベルでやらないといけなくなった。羽生選手にしたら、彼の後にチャン選手が控えての出番でした。逆の順だったら、ずいぶん違った展開だったかもしれません。チャン選手は試合後に「われわれは皆人間だ。(スノーボード界のスター)ショーン・ホワイトでさえミスを犯す。残念ながら今回はミスが1回多かった」と述べています。最後の太字の部分を割愛している記事が多いんですが、このコメントのこの部分に彼の今日のスケーティングが語られています。そう、羽生選手に勝つために許されるよりも一回多かったんです。それがフィギュアスケートという競技。

ショートプログラム11位から5位に入った町田選手はすごいと感心しています。フリーでの技術点は羽生選手にひけを取りません。最初の4回転を決めていたら3位に入っていたはずです・・・スポーツにタラレバは禁物ですが・・・そういうのすんごく楽しいんですよ。彼が来シーズンまで滑ったら引退するゆうてるの、惜しいなぁ。平昌五輪目指してほしい。
3位はスペインの選手を押しのけて、カザフスタンのテン選手。ソ連から別れて独立後初のメダリスト。すばらしい。彼も9位からの盛り返しでした。ま、そんだけ接戦やったわけです。素直に祝福しましょう。

さて、ニューヨークタイムスの分析記事のレベルの高さは特筆すべきです。リンクをクリックしてください。アメリカ人はフィギュアスケート大好きやねん。ワシが留学しとった時、カテリーナ・ビット選手と伊藤みどり選手の時代やったんやけど、めっちゃ伊藤選手崇拝されとったよ。彼女がフィギュアスケートを「アスリートの競技」にしたと大絶賛でした。競技と直接関係ない羽生選手の震災被災エピソ-ドばっかり垂れ流す日本のマスコミは大反省してほしい。
Hanyu Falls Twice, but Still Wins Gold (NEW YORK TIMES)

正月帰省した時の写真を『いでんや』にまとめました。

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