齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 食べたい店(4) - モンタナの韓国料理

2025-04-06 20:15:33 | アメリカ西部
二週間程度の旅行であれば、日本食が恋しくなることはないが、サンノゼ駐在時のように長期滞在の際は、日本食のお世話になる。

現在、米国では日本食はかなりポピュラーになり、普通のスーパーでも寿司を売っている。

ステーキ屋やハンバーガー屋に行くとWagyu(和牛)の文字も見受ける。ラーメン屋も増えている。

約40年前の駐在時代、日本食の基本となる貴重な食材だったのが現地生産のコメ。

それが、国宝ローズ。

「国宝」と名付けているところに日系米国人生産者の意気込みや心意気を感じる。

当時は生産された農場の名前によりうまさが異なると言われ、久保田農場の国宝ローズと農場指定で買ったりもした。

日本食屋やすし屋も使っていたうまいコメ。

それが先日、業務スーパーで手に入った。なまえはカリフォルニア・ローズ改めカリローズ。



袋に印刷された文字を読むとチャーハンなどに適したサラッとしたコメのように読める。

いわゆる外米の特徴を書いている。

そんなはずはない。

日本のコシヒカリとまでは言わないが、あきたこまちくらいの実力はあるはず。

価格は日本のコメよりも若干安く5キロで3500円(正確な数字ではない)。

トランプ大統領、700%も関税かかってないよ。

本日、うな丼にして食べてみた。

<米中和平を祈念し、中国産うなぎと米国産のコメ>


確かにコメとコメはくっつかずサラッとしていた。

さて、この店ではコメや野菜をどうしているのか。

モンタナ州の北、グレートフォールズ(Great Falls)にある韓国料理店 Korean Cup Bop。



Cup Bop というのは、Korean BBQ in Cup のことで、BBQ丼といったところ。



調べてみるとCupbop というレストランチェーンもあり、カップバップとしても知られる屋台スタイルの韓国バーベキューを提供。

このチェーン店は 2013 年にユタ州ソルトレークでフード トラックとしてスタートし、その後、他の州にも拡大いたとのこと。

系列店ではないと思うがキムチもあるかもしれないので行ってみよう。
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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 食べたい店(3) - ウエストイエローストーンのBBQ

2025-03-30 09:21:25 | アメリカ西部
先週、LA - ソルトレイクシティ往復便の運休の件を記事にしたが、今度はその代わりのルートであったフェニックス経由の便の一部が運休。

幸い代わりのスケジュールされ大きな変更はなかった。ちなみに、前回は座席の予約を取り直したが、今回は自動的に割り振られていた。

個人旅行の場合は、あらゆるトラブルを自分で処理しなければならないが、これも旅の良い思い出となる。

さて、「LA & イエローストーン - 食べたい店」の話に戻る。

イエローストーン国立公園の西の玄関口、ウエストイエローストーンに見つけたBBQの店。

調べてみると、LAなどの都会にもあるが、やはり山の中の方がうまそうなイメージがある。

そもそも「バーベキュー」という言葉は、西インド諸島のハイチで話されているハイチ語が語源。

ハイチ語で「肉をあぶる木製の台」を意味する言葉がスペインに渡り、「丸焼き」という意味の「barbacoa(バルバコア)」になった。

更に、この「barbacoa」が英語の「barbecue(バーベキュー)」という言葉になった。

表題のようにバーベキューを「BBQ」と書くが、最初のBは「bar」、次のBは「be」、最後のQは「cue」の発音をアルファベットにしたもの。

ウエストイエローストーンのBBQレストランは、「Firehole Bar-B-Que」と表示されている。



肉は豚が中心の模様。

洗練されていない盛り付けが良い。

多分、一回で食べきれず、残りは持ち帰りで晩御飯のおかずになるであろう。

いや、最近、カミさんの食欲が増しているのでペロリかも。



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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 飛行機が運休に!!心配を楽しみに!

2025-03-23 09:56:40 | アメリカ西部
航空券に関しては、半年以上前に予約し安心していたが、国内線のLAとソルトレイクシティ間の往復便が運休になったとメールがきた。

その後のメールで、直行便ではなく、アリゾナ州のフェニックス経由の便が予約可能との連絡がきた。

しかし、フェニックスでの乗り継ぎ時間が、往復とも1時間未満。

乗り継ぎ時間に無駄がなく便利。

しかもフェニックスでの乗り換えは同じターミナル内で、それほど離れてはいない模様。

しかし、

持ち込み手荷物だけならそれでもいいが、荷物を預けている場合、はたして載せ替えは間に合うのか?

行きのLA、帰りのソルトレイクシティからの出発便が遅れた場合、乗り継ぎ便は待ってくれるのか?

足の不自由なカミさんは走れない。

など懸念があり、乗り継ぎ時間に余裕がある便を探してほしい旨、メールで連絡。

最終的にフェニックスで4時間以上余裕があり、目的地に「明るいうちに」到着できる便を予約できた。

夜中に到着では、また、別の心配が。これで一安心。

ちなみにフェニックスの空港は、美術館になっており、各種の美術品が飾られているとのこと。

これらを見るのも良し、窓から砂漠(岩山)の景色を見るのも良し、カフェで読書も良しだ。

運転がないのでビールやテキーラもOK。

ソルトレイクシティでのんびりする時間が削られたが、この変更は悪くない。

心配を楽しみに変更!!

<フェニックスの空港はこのような景色が待っているはずだ。興味なし?>


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9年ぶりのシンガポール (4)- 3泊4日の旅 - チャンギ空港の意外な盲点

2025-03-16 18:24:43 | その他の国々
雨に降られたもののプラナカン文化溢れるカトンは最高だった。

一旦、ホテルに戻り、預けていた荷物を受け取り、チャンギ空港まではMRTでGO。

空港の利用者は多いはずなのに、MRTで行く人は少ない模様。皆さん、団体のバスかタクシー?かな。

空港へは通常、安全を見て3時間前くらいに行くが、今回はさらに5時間前に到着。

2019年に完成した巨大な人口滝のあるジュエル(Jewel)を見るためだ。

ジュエルは第一ターミナルと第二ターミナルの間にあり、MRTで第一ターミナルに到着した後、少し歩くと到着。

早速、名物の人口滝を見学。



そして、たくさんの飲食店が並ぶレストラン街へ。

なんとそこにもチリクラブで有名なJAMBOがあった。

やはり予約なしでは無理かと思いきや・・・・・・

入口にあるQRコードを読み取り確認すると、なんと待ち人おらず入店となった。



ラッキー!

迷わずチリクラブを注文した。

日本の毛ガニなどと比べると味は大味。みそもなし。

でも、チリソースはうまい。







これでラクサとチリクラブが食べられ、食の目標は達成となった。

さて、シンガポールの出国手続きは入国手続き同様に簡単。あっというまに終わる。



問題はその先。

他の空港と異なり、ある時間になるまでゲートに乗客を入れない。ゲート周辺で待つことになる。

ゲート入口に手荷物検査があり、水の持ち込み禁止と書いていないにも関わらず、水は没収。

出国手続き後に買った水も没収となった。

ゲート内には水も含めた飲み物の自販機はなく、チャンギ空港の事情に明るい人は、容器を用意し、ぬるーい水を入れていた。

そう言えば、昔からそうだった。Shit!



さて、次の目標はやはり米国。円高傾向にあり、予算内に収まりそうだ。
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9年ぶりのシンガポール (3)- 3泊4日の旅 - プラナカン文化とカトン

2025-03-09 20:21:31 | その他の国々
プラナカン文化とは、マレーシアやシンガポールなどの東南アジア地域に根付いている中国やマレー、ヨーロッパの文化が融合した独自の民族文化。

プラナカン(Peranakan)とはマレー語で「地元生まれの子」という意味。一般的には東南アジアに移住した中国人と、現地マレー人との間に生まれた子孫のことを指す。

15世紀後半、中国からマレーシアやシンガポールにやってきた貿易商人の一部は、マレー女性との間に家庭を持ち定住。

その後、彼らの子孫は中国、マレー、そしてヨーロッパの文化を融合させた独自の「プラナカン文化」を築き上げた。

その特徴は、花やつる草模様のレリーフや明るいパステルカラーが特徴的な建築物、服飾、陶器など。

プラナカン文化は「ババ・ニョニャ文化」とも呼ばれ、二世以降の男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」と呼ぶ。

そのプラナカン文化に触れられる私がもっとも好きな場所がシンガポールのカトン(Katong)。

プラナカン建築やニョニャ料理、プラナカン雑貨などを堪能できる。

ニャニョ料理の代表が「ラクサ」。エビや貝の味と絡まったココナッツ風味がたまらない。

私の場合、これを食べるためにシンガポールに来たと言っても過言ではない。









カトンの街並み。

以前はアクセスが悪く観光客は少なかったが、最近、MRTの駅ができ、次回、行くころには観光客であふれているであろう。













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9年ぶりのシンガポール (2)- 3泊4日の旅 - マリナベイサンズとマーライオン

2025-03-01 22:14:59 | その他の国々
ユニバーサルスタジオの地下でタクシーに乗り(ここはタクシーが待っていました)、外に出ると雨が降り始め、高速に乗るころには土砂降りになった。

南国独特のスコール。「1時間くらいで上がるよね」などとドライバーと話をしているうちにマリナベイサンズのショッピングモールに到着。

ここに来た目的は、JAMPOのチリクラブを食べるため。やはり予約をしていなかったので無理な模様。

そこでモールの端にあるフードコートに移動しローカルフードを堪能。

堪能と言ってもすごいものを食べたわけではなく、私はドライワンタン、カミさんはスープのあるノーマルなワンタン。それに野菜。

野菜は麺と同じ鍋でゆで、中華風の醤油をかけただけ。

麺も野菜もシンガポールらしくて旨かった。



それにしても、このフードコート、席の確保が大変。

1席でも空いていたらまず座り、隣の席が空くのを待つという作戦が必要。

ワンテーブル確保はほぼ無理。

さて、次はおなじみマーライオン。

ここではじめて地下鉄のカード(SUICAのようなもの)を購入し、チャージ。

それにしてもカード売り場の女性の態度は?

ラッフルズプレースまでMRTで一回乗り換えて到着。駅からマーライオンまでは徒歩10分ほど。

いや~、さすが一番の観光スポット。人人人・・・・・

しかし、シンガポール川を周遊する観光船の明かりやネオン。いいね。

ここで初めて観光地らしいべたべたのお土産屋を見つ、結構、安いお土産を買いこんだ(カミさんが)。









ここからホテルのあるサマセットまでMRTで5分ほど。

カニが食べられなかったのは残念だったが充実した一日だった。
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9年ぶりのシンガポール (1)- 3泊4日の旅 - タクシーとユニバーサルスタジオ

2025-02-24 17:09:59 | その他の国々
2月21日(金)の夕方の便でシンガポールに向かい、丸二日遊んで、今朝(24日(月)早朝)に成田に到着。

先ほどまで昼寝。さすがに夜行便の移動はきつかったが、夏休みの米国旅行の準備として自分の体力・適応力の確認にはよい機会であった。

実質二日間で、ユニバーサルスタジオ、マリナベイサンズ、マーライオン、インド人街、アラブストリート、チャイナタウンおよびカトンに行く予定であった。

おなじみのオーチャードストリートやシンガポール動物園や植物園は計画外。

結局、インド人街、アラブストリート、チャイナタウンも行かずに終わったが、満足度の高い旅行となった。

さて、シンガポール1日目はユニバーサルスタジオ。

ユニバーサルスタジオがあるセントーサ島の対岸までは地下鉄MRTを乗り継いで行けるが、時間を節約するためにタクシーで行くことにした。

9年前と大きく異なった点は、空港を除き、タクシースタンドで待っていてもタクシーが現れないこと。

現れても予約済みの車。そう、皆さん、タクシー配車アプリ(GRABなど)を使ってタクシーを手配。

携帯とそのアプリが、旅行には必須になった。

支払いはアプリに登録したクレジットカードからの引き落としになる。

また、金額はアプリ上に表示されているので、後日、クレジットカードの引落情報を確認できる。

さて、ユニバーサルスタジオ。液晶画面で必要事項を入力し、チケットを購入。約1万円。ディズニー並み。

チケット購入は混んでいなかったが、入場には少し時間がかかった。

どうもチケットをWeb等で購入し、携帯で表示させて読み取りといった手間が意外とかかるためらしい。

ユニバーサルスタジオはそれほど広くはなく、体感的にはディズニーランドの三分の一。

アトラクションを見る前に荷物をロッカーに預けなければならないところが多いのが特徴。

鍵の代わりに液晶画面で誕生日を入力し色を選択。

鍵の番号が表示されるので、そこに荷物を入れ、数秒待つとロックされる。

出すときは誕生日と色を入力すると、ロッカー番号が表示され、ロッカーが開くので荷物を引き出して終わり。

一旦、閉めるとロックされるので要注意。万一の場合は、そこにいる係員に連絡。

結局、11時前に入場し、15時頃には、見終わってしまったが、ジェットコースタータイプの乗り物にのる場合は1日遊べる。

最高齢入場者の私は、お目当てのジュラシックパークを最初の見て、十分、満足。

夏の米国旅行で本物の恐竜の骨格をみるのが、また、楽しみ。

<造作物のクオリティはディズニー並みに高い>




<ジュラシックパーク>






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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 食べたい店(2) - ソルバングのこれ!!

2025-02-16 16:09:44 | アメリカ西部
サンタバーバラから小一時間、西にドライブするとデンマーク人の町ソルバング(Solvang)に到着する。

ソルバングの町の設立は1911年。

アメリカ合衆国中西部のデンマーク人が冬を逃れてコロニーを設立するためにこの地に定住した。

建築物のファサードや外観は伝統的なデンマーク・スタイルで造られており、美しい街並みを形成している。

コペンハーゲンの人魚姫像の複製や、童話作家アンデルセンの胸像もある。



市内にはデンマークの味を提供するパン屋やレストランがある。

約40年前のサンノゼ駐在時に職場の人からすすめられた食べ物がこれ。

ソルバングの街中ではなく101号線ぞいにある「Pea Soup Andersen's」のピースープ。

<なぜかスープの写真なし>


このスープをネットで調べるとオランダの家庭料理とあるが、近隣のデンマークでも同じものを作っていたのであろう。

エンドウマメのスープで、通常はスプリットピーと呼ばれる割れた干しエンドウマメが用いられる。

40年前に食したときは、期待値が大きすぎたためかがっかり感があったことを記憶している。

しかし、今ではホテルも経営しており、このスープで儲けた模様。

まあ、デンマークといえばソーセージなのだそうだ。





ドイツ料理との違いは分からないがビールに合いそう。運転は!?
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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 食べたい店(1) - サンタバーバラのこれ!!

2025-02-08 22:11:05 | アメリカ西部
いくら物価が高い米国といえども、昼も夜も日本から持参するアルファ米やレトルト食品では、旅の楽しみが半減してしまう(朝食付ホテルを選択)。

そこで昼食は、外食を基本と決めた。もちろん移動の途中はレストエリアで食事というのもあるが。

そこで、立ち寄る予定の各都市ごとに、食べたいものを調査。

その一回目がサンタバーバラ(Santa Barbara)。

サンタバーバラはLAから西に海岸線を車で2時間ほど行ったところにある海岸沿いの町。先月、山火事があったLAの地域のさらに西にあたる。

白を基調にしたスペイン風の建物が立ち並ぶ風光明媚な場所。





青色LEDの開発でノーベル賞を受賞した中村教授(元、日亜化学)が教鞭をとるUCサンタバーバラ校があるカレッジタウンでもある。

見どころは美しいビーチと1786年に建てられた教会、サンタバーバラ・ミッション。



また、1984年、私が生まれて初めてタイ料理を食べたのがこの町。店の名前は忘れたが、イカとミントの炒め物を食べたことを記憶している。

4歳の長男が一緒だったが、おとなしくしている長男を見て、アメリカ人のおばさんたちに褒められたことも記憶している。

され、サンタバーバラは意外な食べ物が有名。

といっても知る人ぞ知る・・・・って感じだが。

それがこれ。

UNI



最初にこの情報を仕入れたのは、カリフォルニア州サンノゼのすし屋。

大きなウニが出てきたので、日本から輸入?と尋ねるとサンタバーバラでとれると教えてくれた。

大きいので大味と連想されそうだが、うまい。

ただ、すし店以外では、上の写真のような盛り付けなので、やはり、寿司がいいなと思う。

サンタバーバラで見つけた店は、以下の2店。カキもあるもようだが、7月は季節外れ。冷凍もののフライだけかも。

Shelfish Company

Fish Market

後者は販売もしている。
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本と映画でカミサンポ:『戦略の本質』で描かれる朝鮮戦争・・・野中 郁次郎を偲んで

2025-02-01 18:15:48 | 韓国・ソウル
1月25日、「知識経営」の生みの親として知られる野中 郁次郎(のなか いくじろう)氏が亡くなった。

野中 郁次郎氏(1935年5月10日 - 2025年1月25日)は、日本の経営学者で、数々の受賞歴があるが、中でもカリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクールから授与された生涯功績賞は史上5人目であり傑出している。。

「空気の支配、縦割り組織、異質性の排除、不都合情報の隠蔽――。一言で言えば、成功体験への過剰適応だ。過去の成功から脱却できず、むしろ過度に適応しすぎて内外環境の変化に対応できない。それを表現した」

野中氏は生前、今も読み継がれる著書『失敗の本質』(1984年、共著)についてこう語っている。

Wikiを改めて読んでみた。

商業高校からかカリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクールに至るまでの屈曲した道のり。

それを支える奥さんと会社(富士電機)。当時の日本企業の懐の深さに感動する。

以下は、2020年8月2日にアップしたブログ。野中氏が亡くなった今となっては少し恥ずかしいブログだ。

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「本と映画でカミサンポ」シリーズは、今回でいったん終了。ネタは沢山あるが、ブログを書いている本人が飽きた。

さて、最後に選んだ本は『戦略の本質』(野中侑次郎、戸部良一、鎌田伸一、寺本義也、杉之尾宜生、村井友秀著、日本経済新聞社)。第4次中東戦争、ベトナム戦争、スターリングラードの戦いなどの戦争の歴史から戦略を分析し、リーダーシップのあり方を説いている。



この中で私が繰り返し読んだのは「第5章 朝鮮戦争」である。この戦争は1950年6月25日に始まり、28日には北朝鮮軍がソウルを占領。そして、一気に釜山近くまで南下。

この状況を変えることになったのが同年9月15日の国連軍による仁川上陸。28日にはソウルを奪還している。





今、韓国ソウルに旅行をするときに迎えてくれるのが仁川空港。沖合に作られた仁川空港からバスあるいは電車でソウルに向かうと、両側に海が広がる。しかも、かなりの遠浅。

『戦略の本質』によると、仁川上陸は困難であるとされていた。その理由は、「仁川港付近は泥洲地帯であり浜辺がない。このため、・・・・・・」「干満差が平均6.9メートルあり、世界で2番目の大きさである。・・・」「・・・仁川上陸は、大潮の時の夕刻時の満潮を利用して・・・」。かなり限定された時間、場所での上陸が必要であった。

実は長い間気になっていたのが、仁川空港を出てから車窓の両側に広がるさきほどの遠浅、というよりも平らにならされたなにもない土地でした。この本でそれが泥洲であることがわかりスッキリ。

仁川の町にも行ってみたが、少しだけ観光客のいる港町といった感じで、食べきれないほど刺身や煮つけ、焼き魚がでてきたのを思い出します。

<2007年夏の仁川>




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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 渡米できなくなるリスク(3)- 円安

2025-01-26 17:09:09 | アメリカ西部
先週、LAの地震について記載したが、イエローストーン近くに地震で生じた湖(Quake Lake)がある。

1959年、イエローストーン近くのHebgen Lakeでマグニチュード7.2の地震が発生し、マディソン川が堰き止められ、イエローストーンの西の玄関口、ウエストイエローストーンの北西に湖ができた。

LAだけでなくイエローストーンも地震要注意だ。

さて、自然災害の他にも渡米できなくなるリスクはある。それは、為替レートだ。

3.円安の進行

先週、日銀が政策金利を17年ぶりに0.5%に変更した。これで日米間の金利差が若干減少し、円高に振れてくれればと期待。

今日現在の為替レートは156円だ。

一方、夏休みの旅行は、為替レート160円で計画している。

ツアーの場合、申し込んでしまえば、為替が変動しても追加の料金は取られないが、個人旅行では為替の変動は大きな影響を受ける。

例えば、食事代。物価の高い米国では、まともな食事なら最低一人一食15ドル(税込みとして)。

1ドル100円時代で1500円。夫婦二人で3000円。これにチップ20%が加わり3600円。

先週末、夫婦で回転ずしにいったときの費用とほぼ同じだ。

今日のレートの156円だと2340円。夫婦二人で4680円。これにチップが20%で5616円。

つまりちょっとしたハンバーガー屋に行っても毎回6千円近くかかるということだ。



ホテル代やレンタカー代、お土産代も同様に為替の影響を受ける。

トランプ大統領が、FRBに利下げの圧力をかけてくれているのはありがたい。

しかし、万一、160円よりも円安が進む場合は、予算不足(私のお小遣いではまかなえなくなり)旅行を諦めるかもしれない。

予約したホテルはキャンセルできるが、購入済みの航空券代はまるまる無駄になる。

「いかなきゃいいじゃん」とカミさんをはじめ多くの人に言われるが、アメリカ旅行に行くことが働くモチベーションの一つなのだ(もう一つは健康のため)。

アメリカ旅行がなくなると、モチベーションがなくなり、ボケに向かってまっしぐらに進むことであろう。

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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 渡米できなくなるリスク(2)- 地震

2025-01-19 17:49:21 | アメリカ西部
2.自然災害の可能性

山火事の次は地震だ。

2)地震
『カリフォルニア・ダウン』(原題:San Andreas)は、2015年にアメリカ合衆国で公開されたパニック映画。

主役のドウェイン・ジョンソンが演じるレイは、ロサンゼルス消防局の腕利きレスキュー隊員でヘリコプターを駆使し救助活動を行っている。
妻とは離婚協議中。妻の恋人の会社がサンフランシスコにあり、そこを訪ねた娘が巨大地震に会い・・・・・・ というストーリー。

映画の主な舞台は、サンフランシスコと地震予知を研究するパサディナ(夏に行く予定)のカリフォルニア工科大学。

ローランド・エメリッヒ監督のパニック映画『2012』の小型版といったところ。CGは十分楽しましてくれるがストーリーが「平凡パンチ」(知らないか?)。



原題の“San Andreas”はカリフォルニア州を南北に縦走するサンアンドレアス断層。実際には複数の断層群からなっており、サンアンドレアス断層系とも呼ばれる。この断層系や活断層が沢山あるためカリフォルニア州は地震が多い。



この断層は、サンディエゴの東のサンタロサ山脈を越えたところにあるソルトンシーから北向きにスタート。

断層はさらに北上し、LA北のパームデールからカリゾ平原(国定公園)を横断、ホリスターを通ってサンフランシスコ半島へと続く。そのあと少しの間、海に出て、海岸沿いを通ってワイナリーで有名なメンドシノの岬の近くまで至る。約1300キロの巨大断層。

<ホリスター近くのミッション。この場所と緑の畑との間に3メートルほどの段差があり、これがサンアンドレアス断層とのこと。
 ちなみにこのミッション、ヒッチコック監督の映画「めまい」の舞台にもなった。更に南に行くとサリナス。スタインベックの世界が広がる>


サンフランシスコから280号線で南に向かうと車窓の右側に貯水池が見えあるが、その窪みがこの断層である。

飛行機でサンフランシスコ~LAを飛ぶと断層がくっきりと見えるところがある。このように断層や山脈など地球の皺を上空から眺めるのは、飛行機に乗った時の大きな楽しみ。しかし、我が家ではカミさんが窓際に座るため、めったに私は見られない。

LAの地震情報は下記のサイト。本日、24時間以内に発生したマグニチュード1以上の地震は12件(最大でマグニチュード2.5)。ほぼ上記の断層付近で起きている。

https://earthquake.lacity.gov/

米国の建物や道路は、日本ほど耐震性がよくないらしく、過去の災害もマグニチュード5程度の地震で起きている。旅行に行く前に地震が起きてしまいLAの空港が閉鎖されてしまう場合はあきらめるしかない。しかし、旅の途中で大地震が発生した場合の怪我やライフラインの喪失は、現地の人以上に困難をもたらす。旅行前に旅行保険に入り万一怪我をしても医療費を賄えるようにしよう。上記サイトでトレンドをウオッチ。現地にいる間は余分な水や食料の準備・・・・・・・他にできることは?

とは言え、心配しすぎぎるとどこにも行けなくなる。
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2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン - 渡米できなくなるリスク(1)- 新感染症・山火事

2025-01-12 23:44:15 | アメリカ西部
フィリピンは初めてという知人のS氏を案内する予定であった2019年10月の旅行は大型台風のマニラ襲来でお流れに。2020年1月に再計画した旅行は、マニラ南のタガイタイの火山噴火で再度、お流れに。5月後半に再々チャンレンジしたが、コロナ感染で大騒ぎになり中止に。結局、行く気をそがれ、現在に至るまで、行かずに終わっている。

今年の夏に計画しているカリフォルニア州ロサンゼルス(LA)とイエローストーン国立公園等への旅、どんなリスクがあるか検討を始めた。

1.中国で流行している呼吸器感染症のヒトメタニューモウイルス

現時点では心配する必要はなさそうだが、早速、会社ではマスクのや消毒液等の在庫の点検をグローバルレベルで行った。やはり、外資は対応がしっかりしている。日本企業の対応は?政府の指示待ち?万一、2020年のCOVIDのようになると渡米は難しくなる。継続してウオッチしよう。

2.自然災害の可能性

1)山火事
一昨年のオレゴン州・ワシントン州の旅でも山火事の痕は結構あった。

1988年、イエローストーンでは大小合わせて50の山火事が発生。5月24日に始まった山火事が鎮火したのは11月18日。長引いた理由は、放火等の人的な要因による火災以外の落雷等による火災に関しては、自然のサイクルの一つと考え「積極的な消火活動は行わない」という当局の方針にあった。その結果、東京都の約1.5倍の面積が焼け野原になった。しかし、植林は行わず、倒木の処理も人間の安全にかかわる場合のみに限定された。

リス、ネズミ、ウサギなどの小型の哺乳類は、火災から逃れることができず、火災直後は大きくその数を減らした。しかし、背の高い木が燃えたことにより太陽光が下草に当たるようになり、繁殖エリアを広げ、小型哺乳類が身を隠しやすくなった。大型の草食動物も食料不足で一時、餓死が増えたが、林だったエリアが草原になり、食物は豊かになることにより草食動物は増加し、それを餌とする肉食動物も増えた。

山火事も自然のサイクルの中の必要な現象なのだ。

旅行者としては、災害情報を収集し、ルート変更や行き先そのものの変更を行うしかない。情報収集の失敗例が、一昨年6月のクレーターレーク国立公園(オレゴン州)訪問。この時期、雪はないだろうとかってに思っていたが、滞在中にも雪が降り、予定していた公園の入り口は封鎖されていた。その情報を確認せず入り口に向かいガックリ。

1月7日に発生したLAの山火事は、人的な要因の可能性が高いようだ。煙による飛行機の航行への影響はなかったようだが、被災者を収容するためにホテルが政府に抑えられる可能性はある。

今日は、この辺で。

<オレゴン州、クレーターレークに行く途中の火災の痕が残る林>
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今年もやったるで! - 2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン国立公園

2025-01-05 20:04:17 | アメリカ西部
明けましておめでとうございます。

毎年、年末年始はライフデザインの見直しを行っています。

去年は自分にストレスをかけすぎたようで約60年ぶりに入院。

しかし、退院した翌週から通常勤務、9月からはほぼ毎週末も仕事。

カミさんが心配し始めました。

それでも、今年も柱になるのは仕事。

「当たり前だろう」と言われそうですが、私の年齢で「フルタイム」で仕事をしている人は僅かです。大学の同期で働いているのは、5%くらいでは。

「おいくつですか」と良く聞かれますが、見かけの年齢を答えています。

仕事を続ける理由は経済的な理由(旅費の調達)が一番ですが、「健康のため」が二番目の理由です。

よって、入院しては意味がありません。

サラリーマン時代と異なる業界で仕事をすると、手持ちの知識の切り売りではすまず、新たなことを学ばなければなりません。

それは顧客に関する知識であったり、様々な業務管理システムであったり、結構、頭を使います。

「頭を使うこと」で「脳が活性化」し、「体の健康」も保てると確信しています。

という訳で今年も仕事は頑張ります。

しかし、「がむしゃら」は捨てて、一旦、長期休暇を取る予定です。

それが連載中の「2025年夏休みの計画 - LA & イエローストーン国立公園 」。

それができるのは個人事業主の特権。

今年も、

<やったるで>

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2025年夏休みの計画(4) - LA & イエローストーン国立公園 - 安さの基準

2024-12-28 13:38:18 | アメリカ西部
結局、今年は30日まで仕事。この土日、のんびりできるだけでも良しとしよう。

30日のランチは、職場近くの中国茶房8(エイト)に行く予定。汽車丼というおかず4~5品と御飯が皿に乗り、スープとザーサイ、サラダ、杏仁豆腐が食べ放題で550円。

六本木、麻布十番エリアで安いランチは、はなまるうどんのかけ小(330円、天かすやしょうがはかけ放題)、七番の定食(650円~)、日高屋、富士そばなどとなる。肉源の焼肉ランチ1000円も捨てがたいが、最近、肉の大部分が豚肉に変わってしまい足が遠のいた。

ランチは東京都の最低賃金1163円(時給)以下が職場仲間との目標。

では、米国ではいくらくらいが、ランチの最低ラインか。

ちなみに米国連邦政府の最低賃金は2009年に定められた時給7.25USD(1,160円、1ドル=160円換算)。

半数くらいの州では、別に最低賃金を定め、毎年、改定している。

来年行く予定のカリフォルニア州は、16USD(2,560円)。ファストフード店は20USD(3200円)とのニュースもあった。

モンタナ州は10.30USD(1,648)。州により大分、差がある。

この最低賃金内で食べられれば「安い(Cheap)」と言えるのでは。

YoutubeでCheap Foodを調べてみると15ドル以下(税金・チップを除く)が相場。

日本円で2400円。円ベースだと日本のランチの2倍だ。汽車丼の4倍以上だ。

ジャンルとしてはタコスなどのメキシカンフード、フライドチキンなどのアメリカ南部料理が多い。




それでも、夫婦二人でランチ最低約5千円。食費を節約できるように防衛策が必要になる。

結局、オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行最終回で書いたように、物価高対策は、以下のとおり。

 米国の食事は日本と比べてボリュームが多いとは言え、ざっくり、値段は二倍。チップも入れると2倍半。為替の影響も加味すると3倍。
 それなりの予算と工夫が必要。レストランには行かずにスーパーを活用、日本から食品を持参、といったことが有効。
 自炊するためには日本の保冷袋が便利。氷はホテルの製氷機のものを使い放題(これは昔からそうだ)。

 ホテルは部屋が広く日本のビジネスホテルと比べるのはどうかと思うが、あえて比べると、ほとんどが3万円前後なので日本の3倍程度と言える。
 安全に関わる部分なので危険な地域にあるモーテルなどには泊まれない。やはり「安全はお金で買う」つもりでケチらない方が良い。
 国立公園内などのキャンプ場やKOAなどの利用は安全で有効であろう。ただし、場所によっては熊に注意。
 国土が広いので車中泊ができそうだが、キャンプ場以外での公園やレストエリア等での車中泊は禁止されている。



海外旅行は、体力、気力、資金力があるうちに行っておこう。

では、皆さま良いお年を。
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