齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行:Day 13 - ノースカスケード国立公園

2023-11-25 00:15:49 | アメリカ西部
フルムーン旅行も終わりが見えてきた。少々寂しい気分。さてその13日目は、ワシントン州のドイツ村リーベンワース(Leavenworth)から、西部劇風の町ウインスロップ(Winthrop)、「人気がない」ことで有名なノースカスケード国立公園を経由して、シアトルの北にあるバーリントン(Burlington)まで263マイル(421キロ)の旅。

97号線でウインスロップに向かうが、ウエナッチー(Wenatchee)の北から北上する部分は川を挟んで97号線とその予備線の97A号線が並行して走っている。どちらで向かうか計画段階で悩んだが97Aを使うことにした。どちらも大きい町はないが、代替線にEarthquake Pointという見どころがあったからだ。

97Aの道はこんな感じ。丘の上に家を建てたい人の気持ちは分かるが、黒澤明監督の映画「天国と地獄」を思い出してしまう。横浜の丘の上に住む金持ちの家を見あげて暮らす貧乏な医学生・・・・・そんなじめっとした雰囲気はないが、貧富の差はたびたび感じる。



途中のEarthquake Pointは地震大国の日本から来た私たちには大したことなさそうだったのでスキップ。

西部劇風の町ウインスロップの入り口にあるスーパーでトイレ休憩。トイレはバックヤードにあり、初めてスーパーのバクヤードを見学。





町中はこんな感じで町全体が西部劇風で統一されていて休憩とウインドウショッピングに丁度良い。ハンバーガー屋やアイスクリームの店もあり、そこそこ賑わっていた。







我々は町はずれの公園でランチ。野生の鹿がいた。





<公園で見かけた選挙の投票箱。TVでは大統領選挙のとき見たが、実物は初めて>


ここから北東に進んでノースカスケード国立公園を訪問。結果を言うと、この公園の東側の入り口付近は険しい岩山が林立し感動を覚えたが、それ以降は見所なし。本当の見どころは車ではなく、徒歩で回る必要がある。ただし、クマがいるので、クマ避けスプレーなど、それらりの装備としっかりした準備が必要。





バーリントンは思ったよりも賑やかな町であったが、それでもショッピングモールは閉鎖されていた。最近、ショッピングモールは人気がない模様。同じようなモールが多く、我々のような旅行者も魅力を感じなくなった。(7月9日の記事:ショッピングモールの衰退、ご参照ください)



この町で今回の旅行で初となるステーキを食べた。でも小さい。最低300gないと食べた気がしない。残念。



<それでも喜んで食べている私>
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オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行:Day 12 - ホテルの朝食。ワシントン州のドイツ村、リーベンワース。

2023-11-19 01:04:54 | アメリカ西部
フルムーン旅行12日目は、オレゴン州のザ・ダレスからワシントン州のドイツ村リーベンワース(Leavenworth)まで200マイル(320キロ)のドライブ。リーベンワースには15時過ぎに到着し、ドイツ村を楽しむ予定。

ここでホテルの朝食風景をご紹介。

このホテルはホリデイ・イン・エクスプレスだが、このクラスのホテルの朝食風景はどこも似たようなもの。

平らな鍋(正確な名前は?)には暖かいスクランブルエッグやソーセージ、ベーコン、ポテト。

そしてシリアル食品が並ぶコーナー、冷蔵庫にはヨーグルトとゆで卵。



パン類は食パン、ベーグル、マフィン。パンに着けるジャムやピーナツバター、クリームチーズ。

ワッフルを焼く機器やパンケーキ(自動)焼機もある。



飲み物はコーヒーや紅茶に加え、グリーンティーを置くところも増えてきた。





それとジュース。リンゴジュースやオレンジジュースが基本。1979年の初めてのアメリカ出張の時は、「本物のオレンジジュース」に感動した。

<これが今朝の朝食。お気づきのとおり、生野菜は置いていない。>


ちなみに自前の食料の一部は日本から持参した保冷袋に入れて移動。氷はジップ付きの袋に入れ、溶けた水が漏れないようにしている。

この時季なら夕方まで十分に氷はもつ。氷はホテル内の製氷機で好きなだけ無料で使える。



さて、コロンビア川沿いの町ザ・ダレス。川の反対側はワシントン州だ。

ホテル前のガソリンスタンドで満タンに。オレゴン州はセルフサービスが禁じられているはずだが、給油してくれるスタッフはおらず自分で。

この橋を渡ればワシントン州。





ワシントン州側の丘の上には風力発電のプロペラが並ぶ。

ユキマ(Yukima)の北、リーベンワースに向かう途中のレストエリアでランチ。

主食はホテルの朝食時にいただいたシナモンロール。

遠くにレーニエ山。森の中のレストエリアを想像していたが、このとおりほぼのっぺらぼー。木陰がなく暑かった。





ランチ後、北上を続け、13時過ぎにリーベンワースに到着。

リーベンワースは町おこしのために1960年代に南ドイツのバイエルン地方を模して造ったのだそうで、今ではワシントン州屈指の観光地。

クリスマス用品や山岳用品、お土産物店、レストランやカフェなどがあり、カミさんが急に元気になった。









晩御飯はスーパーのSafewayでビールやシュリンプカクテルを買って内食。





久しぶりにビールを飲んで寝てしまい、起きてみるとテーブルにこんなメモが。



フルムーン旅行も実質、残り二日だ。
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オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行:Day 11- 2 - チェリーとコロンビア川

2023-11-12 09:15:18 | アメリカ西部
フルムーン旅行11日目(6月24日、土曜日)の後半。ガバメント・キャンプでの昼食後、コロンビア川沿いの町フードリバーへと北上。そこからコロンビア川に沿ってヒストリカル・コロンビア川・ハイウエアを東に進み、ザ・ダレス(The Dalles)へと進む。ホテルはホリデイイン・エクスプレス。

ガバメントキャンプから左にフード山を見ながら北上すると遠くに丸みを帯びた山容が見え隠れする。ワシントン州のアイコン的存在のレニエ山(Mt.Rainier)だ。標高4392メートル。



レニエ山を前方に見ながらコロンビア川の畔の町フードリバーを目指して行くと、なだらかな山裾に果樹園が増えてくる。その途中にあるパッカー果樹園(Packer Orchards)は、ベーカリーと果物の店。レニエ山を眺めながら、焼きたてのチェリーパイやもぎたての果物を店頭で食べるのもよい。日本で輸入しているアメリカンチェリーと違って、粒が大きく糖度も高い。日本のサクランボと違って酸味が少ない点が、好みの分かれるところ。





<パッカー果樹園からの眺め>


フード・リバー(Hood River)の町は、コロンビア川によって削られた段丘にへばりつくように建物が建つフリーウェイ84号線沿いの町だ。大きな町ではないが、田舎町とは思えないくらい小洒落たブティックやレストラン、カフェなどが並んでいた。ここで一休み。



ここからコロンビア川沿いに84号線を進み、途中からヒストリカル・コロンビア川・ハイウエアにはいる。84号線はコロンビア川に沿って走る高速道路だが、ヒストリカル・コロンビア川・ハイウエアは段丘上を走る旧道。ハイウェイと名付けられているが、スピードは出せない。また、シカが飛び出してくるので要注意。









のんびり走り、ハイウエイの終点がザ・ダレス。何もない町だが、コロンビア川の畔に和牛を使ったハンバーガー屋があるとのことだったが、貧乏旅行のため断念。夕食はいつものものになった。違いはペッカー果樹園で買ったチェリー。あま~~い!

<ホテルの部屋はこんな感じ。荷物は一人1個のカバンと食料品>


<いつもの夕食とチェリー。チェリーは山盛りでしたが、現地で摘まんだので、夕食用に残ったのはこれだけ>


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オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行:Day 11- 1 - スミスロック州立公園とフード山

2023-11-03 17:15:39 | アメリカ西部
フルムーン旅行11日目(6月24日、土曜日)の予定は、ベンドからフォトスポットとして有名なスミスロック州立公園、フード山の麓のガバメント・キャンプ、コロンビア川沿いの町フードリバーへと北上。そこからコロンビア川にそってヒストリカル・コロンビア川・ハイウエアを東に進み、ザ・ダレス(The Dalles)という町のホリデイイン・エクスプレスに宿泊。走行距離161マイル(258キロ)。今振り返ると、この旅行で一番変化があり、見どころも多かったと思う。よって、Day 11は2回に分けてご報告。

まずは、半地下ホテル最後の食事。食事は悪くない。ただ、半地下の廊下が薄気味悪かったのと、半地下の窓から誰かに除かれたり、強盗が押し入ったりしないかと心配しただけ。さすがに、高級リゾート地、その心配は稀有であったようだ。

<コーヒー、ジュース、ゆで卵、マフィン、ソーセージ、スクランブルエッグ、ベーグルとクリームチーズ。これにカリカリベーコンがあればパーフェクト>


<どんな人が出てくるか顧客の質が気になった。でも、相手もヤバい東洋人と思うかもしれない>


<カーテンをさっと開けたら誰かが・・・・なんて想像してしまう>


ホテル前の97号線を北上。市街地を抜けてしばらくするとアリゾナやユタほどではないが、乾燥地帯が開けてくる。レッドモンド(Redmond)の町を抜けてしばらく進むとスミスロック州立公園(Smith Rock S.P.)の標識がでてくる。後は、標識を信じて進めば公園に着くが、どうも遠回りしている気がした。というのも帰りは別の道を使ってもっと早く97号線に戻れたからだ。カーナビのある人は、標識ではなくナビを信じよう。

人気のある州立公園なので駐車場はほぼ満車。たまたまラッキーだったようで待たずに駐車できた。公園は有料で自販機で確か5ドル払いチケットを購入し車の中のダッシュボード上当たりに置いた。このような支払いは携帯で払うのが常識にようだが、私は米国で使える携帯も支払手段もないのでクレジットカードで支払った(現金ではなかったと思う。また、チケットの有無を確認している職員はいなかった。いたら人件費の削減にならないからね)。

小さな公園だが景色はこのとおり素晴らしい。写真をよく見ていただくと分かるが、川沿い、対岸の山の中など散策路は多い。我々は駐車場に近い道をのんびり散策。遠くにカスケード山脈の山も見えた。写真を撮りそこなったが、岩の間に毛がふさふさした大ウサギのような動物もいた。









ここから97号線に戻り、マドラス(Madras)を抜けて26号線でフード山を目指したが、マドラスまでの間には、Crooked River Gorge(スミスロックに近いところにある深さ約150メートルの渓谷)、Peter Skene Ogden Scenic Viewpoint(高さ90メートルあるバンジージャンプのスポット)といったちょっとした見どころもあるようだ。実は標識を見つけたときには通り過ぎてしまい行きそこなった。少し、スピードを控えて運転すること。

マドラスからの26号線沿いにはワームスプリングス以外に町らしい町はなく、インディアン居留地のWarm Springs Indian Res.の中をひた走る。遠くにカスケード山脈の山々が見え農場や牧場が続く。フード山に近ずくころには森に変化する。





今回の旅を計画するときフード山にあるティンバーラインロッジ(Timberline Lodge)を一時、予約した。ここは、映画「シャイニング」の舞台になった高級ロッジ。全体の計画を見直す中でキャンセルとなったが、もし、予定通り来ていたら大雪でした。ノーマルタイヤのレンタカーでは途中で立ち往生したかと思います。

フード山の中腹にあるガバーンメントキャンプ。ロッジやレストランが並ぶ変わった名前の町だが、ルーズベルト大統領時代に景気対策としてティンバーラインロッジの建設を行い、そのベースとなったキャンプ地がここなのだそうだ。なるほど、だからgovernment campか。

ここでフード山を見ながらランチ。今旅、初めてのホットドッグとレモネード。ボリューム満点で旨い。隣のテーブルには韓国人女性5人のグループが食事中。久しぶりの東洋人。







ここまでで丁度100マイル(160キロ)。残りは60マイル(約100キロ)。どんな景色が現れるのか!?
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