齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

地中海の青い海を求めてシチリア島(イタリア)へ「カミサンポ」&バス旅:バスの乗り継ぎの間にランチ。そしていよいよタオルミーナに。

2018-11-17 23:41:51 | ヨーロッパ
ようやく地中海の青い海をバスの中から見た!こんないい景色でもカミさんはよく眠っています。しかも、窓側に。ちなみに、パレルモ~メッシーナ~タオルミーナの間、海は進行方向左側(運転席側)なので、眠らないで景色を楽しみたい人は、そちらに座りましょう。

タオルミーナを出たバスは、高速道路を降り、メッシーナの街中を走り、海岸沿いにメッシーナ駅に向かいます。海の前の駅で対岸の本土から汽車がフェリーで運ばれ、そのままシチリア内に乗り入れるそうです。その割に、駅前は賑わってはいません。1時間少々乗り継ぎの時間があるので、ここでランチ。バス停近くのManhattanとかいうバールに入りました。バスの運転手もここに集まっており、よく観察していると、運転手用の野菜たっぷりのサラダなど裏メニューがあるようでした。また、菓子類もかってに取って食べていました。

ここで見つけた食べ物がこの揚げパンもどき。四角い方が、カニクリームコロッケのカニなし揚げパン、釣鐘形の方がイタリア風混ぜご飯入り揚げパン。二人で二種類をシェアして食べる分にはいいですが、一人でどちらか一つだけを食べると飽きますね。コーヒーは、シチリアで初めてエスプレッソ。



  


さて、乗り継ぎのチケット売り場はどこか。バールの隣にある大型バスが並んでいる駐車場の奥にinterbusのチケット売り場がありました。
どのバスに乗ればいいのと聞いたところ、「その列の一番後ろのバス」と言った気がしました。多分そうだ。後ろから順に出すのが合理的。でも、誰もいない。



10分前に行ってみると同じバスの乗客らしき人が数人集まってきました。バスの運転手もきて、行先表示もタオルミーナになり、荷物を自分でトランクに入れ、さて、Goひろみ。ちょっとしつこいな。



タオルミーナへは高速道路がありますが、このバスは完全に路線バスらしく下を走っていきます。この距離で2時間、もっと早く気が付くべきでした。
車窓からイタリア本土が結構近くにみえました。路面電車や八百屋や魚屋、海岸沿いに連なる海辺の町。イタリア版路線バスの旅。
太川陽介や徳光さんが出てきそう。徳光さんに代わって眠っている我妻といったところ。











ここも海岸線に沿って走るので、海が見たい場合は進行方向左側がお勧め。



夏はもっと人がいっぱいで混むんでしょうね。山に登り始めてしばらく行くとタオルミーナに到着。約2時間の路線バスの旅でした。

バスターミナルにつくとどっと人か乗り込もうとしますが、その人波を押しのけて降ります。人波に気を取られて、トランクの荷物を忘れるとこでした。ヤバー!

ここからは荷物もあるのでタクシーを利用してホテル Eurostars Monte Tauroへ。

フロントの若い女性の接客態度が気になりましたが、ホテルからの眺めは抜群です。





バルコニー付きのホテルでのんびりするという長年の夢がようやく実現。なかなか実現しなかった理由の一つは、一か所にじっとしていられない私の性格でした。今回はカミさんの還暦祝い。特別です。



さて、一休みしてタオルミーナの街中をカミサンポ。地図はフロントでもらいましたが、今少し分かりにくい。『地球の歩き方』の地図はもっと分かりにくい。結局、この日に尋ねた観光案内所の地図がベストでした。

さて、このホテル、眺めは最高ですが、崖っぷちに立っており、賑やかな通りに出るためには、ホテル前からかなりの急坂を登らないと着かないという欠点もあります。
その急坂の壁面を覆っているのが、何故か朝顔。夕方の4時くらいでしたが、しぼんでいませんでした。



坂を登りきるとと市民公園の入り口があります。ここから見る海岸線も美しい。余は満足じゃ。





この日は、市民公園~サンタ・カテリーナ・ダレッサンドリア教会、コルヴァヤ館~4月9日広場と回り、街の空間的な配置が分かりました。
中心になる通りはウンベルト通り、これは歩行者専用道路で土産物屋や衣料品店、レストランなどが並んでいます。
この通りの海側(10メートルくらい下)をローマ通りが通っており、この二つの通りを繋ぐ小道に傾斜を利用して眺めを提供するレストランなどもあります。

では、まずは先の教会から。





コルヴァヤ館の1Fに観光案内所があり、地図を入手。2Fでは何故かモジリアニ展が開催されていました。高校時代に好きな作家でしたが。
裏庭では、地元の作家らしい人が作品を展示・販売していまいした。残念ながら我が家、庭がないので。



ウンベルト通りはこんな感じ。通るたびに新しい何かを発見します。



そして4月9日広場から山を見上げると教会が見えました。次回はあそこ迄、行ってみたい。夜景も一緒にどうぞ。





少し早めの夕食。シーフードの塩焼きです。サラダもシンプル。イタリア風らしきオムレツとムール貝も。



 

ワインでいい気分になっているところに、サービスのデザートワインではなく、レモン酒。貧乏性の「もったいない」が出て、カミさんの分も飲んだためかなり酩酊状態に。



4月9日広場からの夜景を見て、おやすみなさい。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地中海の青い海を求めてシチリア島(イタリア)へ「カミサンポ」&バス旅:人生初の海外バス旅でタオルミーナへ

2018-11-15 22:23:42 | ヨーロッパ
最初からバス旅を考えていたわけではありません。タオルミーナへは鉄道、バス、レンタカーおよびその組み合わせで行くことができます。もう一つ言えばイタリア本土から飛行機でカターニアまで行き、そこからバスまたは鉄道も。もちろん、パレルモを旅程の初めに入れた時点で、この行き方はなし。

アメリカとカナダで、地球2周以上したとはいえ、イタリアは道路事情が異なります。特に街中は、大通りではバイクやスクーターが反対車線からはみ出してくる、車が車線の跨いで運転する、車線がないところは勝手に2列、3列になる、特に信号待ちでは3列が多い、駐車場が少ない、などなど。また、オートマチックを予約すれば借りられるとはいうものの、マニュアル車が中心のヨーロッパ、万一、土壇場で、「お客さん、オートマがありません」と言われたら計画が狂ってしまうと考えて、レンタカーは諦めました。

鉄道にしろバスにしろタオルミーナに行くには、2通りの方法があります。一つは、パレルモ~メッシーナ~タオルミーナと島の北側と東側の海岸にそって移動するコース。もう一つは、島の中央を斜めに移動するパレルモ~(エンナ)~カターニャ~タオルミーナと移動するコースです。インターネットで鉄道とバスの時刻表をチェック。鉄道は、列車の種別により、パレルモ~メッシーナが2時間40分から4時間、料金は27から33ユーロ。パレルモ~カターニアが3時間半から5時間半で料金は33から51ユーロ。どちらも1時間に1本程度運転されています。タオルミーナの町が丘の上にあるため、鉄道で行った場合は、駅からバス、または、タクシーになります。はたして、バスはタイムリーに来るか、タクシーはまっているか。『地球の歩き方』では、バスが満員で1本見送った話が出ていました。

バス、イタリア語ではブルマンは、パレルモ~メッシーナが3時間弱(料金14ユーロ)、1日に7本運転。パレルモ~カターニアも3時間弱で1日9本運転。どちらもSAIS(サイス)というバス会社が運航。SAISは、イタリア国内の主要都市を結ぶ、日本の高速バスのようなものです。カターニャ~タオルミーナ、メッシーナ~タオルミーナ(4.3ユーロ)は、Interbusが営業しており、こちらは日本の路線バス。1時間に2本程度運航されています。ちなみに、英語に対応していないホームページ、資料が多いので、翻訳機能を使いながらの調査になりました。

結局、行きはバスでパレルモ~メッシーナ~タオルミーナ、帰りもバスで、タオルミーナ~カターニャ~パレルモと移動することにしました。バスの方が目的地のタオルミーナまで問題なく移動できそうです。

並行して調べたのは、バスターミナルの位置とチケットの入手方法です。結論を言うとパレルモからのバスは、中央駅に向かって左側を線路に沿って少し行ったところにあります。バス乗り場の少し手前にチケット売り場があります。バスのサービスエリアでの途中休憩はないので、トイレはここですませましょう。

前置はこれくらいにして、さて、移動当日の朝の話に戻ります。ホテルのチェックアウト時に、タクシーを呼んでもらうとほんの2~3分でタクシーが到着。中央駅まで移動。反対車線から飛び出してくるスクーターが邪魔です。でも、警察も止めないようです。

駅はこんな感じ。電車が到着すると少し賑わいますが、そうでないときはスカスカです。プラットフォームへはこのとおり誰でも入れます。トイレは勿論ありますが、有料です(小銭必要)。





線路の横を進むとバス乗り場。





少しぶらっとしてみました。この写真が結構気に入っています。



ここがバスのチケット売り場、兼、待合室。非常にきれい好きな若い清掃員がいて、トイレを汚した年配の旅行者を怒っていました。
怒られた旅行者は、「何であんな奴に怒られなければいけないんだ」(と言っていたような)と怒鳴っていました。



バスは時間通りに来ました。荷物はバスの荷物室に自分で入れます。出発までの間に盗まれるのではないかと少々心配しましたが、とにかく人が少ないので変なことをする人がいれば目立ちますので大丈夫なようです。

バスの後ろに同じバス会社のバンが来て何かやっていました。どうもバスの調子が悪そうです。ちなみにバスはメルセデス。
何とか直り、10分遅れでGoひろみ。

車窓風景です。ようやく広くて青い海が見えました。









山の上の町も、この島には多い、しかも崖、ぎりぎりまで。水やトイレはどうなっているのか。職場のIさんに聞くの忘れました。



メッシーナの町。豪華客船も停泊していました。





高速道路はスカスカ。ほぼ予定通りメッシーナ中央駅に到着。さて、ランチにするか。



次回は、メッシーナ~タオルミーナ+タオルミーナのカミサンポです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地中海の青い海を求めてシチリア島(イタリア)へ「カミサンポ」&バス旅:ベッリーニ広場~またまたまたプレトーリア広場~街の骨通り

2018-11-08 22:57:02 | ヨーロッパ
久しぶりの野菜料理とビールでハッピー。流石に大好きなホッピーはない。

カリフォルニアを思い出させる真っ青な空。カリフォルニアも地中海性気候でしたね。カミさんも満腹で幸せそう。



さて、このベリーニ広場を一周。



緑の葉が茶色の景色のアクセント。



サン・ジェゼッペ・ディ・テアティーニ教会。



赤いドームのサン・カタルド教会。



観光客向けの交通手段。フィリピンのトライシクル、ベトナムのシクロのようなものですが、もうちょっと高級感があります。
トライシクル界のフェラーリと呼んであげよう。道が狭いので便利。



観光バス。後ろの席が斜めになっているのが見やすくてよさそう。でも、バスのこの色は景観を壊しますね。



そして、またまたまたプレトーリア広場。今回は柵の中に入りました。



素晴らしい彫刻の裸体の数々。1570年代にフィレンツェから移築されたルネッサンスの作品だそうです。

















役所のような建物1F内部。どこでも彫刻!





例によって街のヘソ、クアットロ・カンティから街の背骨どおりをカミサンポしてホテルへ。





夕食は7時、8時頃から始めるのがイタリアですが、どうもまだ日本の習慣が抜けないのと、食欲が人一倍強いためか我慢できずに6時前にホテルを出発。

まもなく開店しそうな店で看板のメニューを見ていたら入っていいというので入店。そういいながらも店員は床掃除中。

夕食はカルボナーラとピザとなりました。



結果オーライです。ボーノ。何でもない店でこのレベルですから、何でもある店ではほっぺたが落ちるかもしれません。

落ちそうになっているのは重力のせいです。うるさいわ。

これでパレルモの二日目は終了。

明日は、いよいよバスでタオルミーナに向かいます。

海外でのバス旅は、これが初めて。ネットで調べられることは調べましたが、こまかいところは行ってみなければ分かりません。

わくわく感が募ります。

また、青い海も本格的に見れそうです。

さて、週一のペースでアップしてきましたが、次の旅行が近づいてきたので、アップの頻度を少し上げます。

バス移動の詳細は、この週末ということで。チャオ!





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地中海の青い海を求めてシチリア島(イタリア)へ「カミサンポ」&バス旅:ノルマン王宮~カテドラーテ~ベッリーニ広場

2018-11-03 20:49:36 | ヨーロッパ
8千体のミイラを見たカタコンベからノルマン王宮のある旧市街までどう行けばいいのか、教会前の広場にある八百屋に聞いてみました。

「あぁ、これはノルマン王宮だね。この先の信号を左に曲がって真っすぐ行けばいい」と言ったような気がしました。嘘八百屋ではないでしょう。

周囲の山の位置・形からしても、方向は合っている(ような)、待っていてもバスやタクシーが来るわけではないのでとりあえず「GO」ひろみ。

確かに、すぐ近くに信号があり、そこを左折。幸いなだらかな下り坂。バールも店もなく、大きな教会(裏)、住宅が続きます。

 

途中、カタコンベに向かうと思われる旅行者2組を見かけました。よしよし道は合っている。

坂を下り切ると広い通りに出て、その左手の緑の中に王宮と思われる建物が見えました。それが確認できたところで小休止。
結構、そこここに小さな公園があるので、カミさんの小休止には助かります。

大きな通りを車に轢かれないように渡り、緑の方に向かうとノルマン王宮のヌオーヴァ門に出ました。近隣諸国からの侵略の歴史を物語るルネッサンス・アラブ・ノルマン混合様式の門。
ここまで来ると観光客が山ほどいます。特に団体客。



じっくり眺めるとその美しさが増してきます。



そして、今はシチリア州議会堂として使われているノルマン王宮。チケット売り場は、かなり混んでいました。カミさんも待ちくたびれたようで。





ノルマン王宮の前にはヴィクトリア広場が広がります。南国情緒のある公園で、雑踏から少し離れて一休みするのにはいい場所です。







公園を出ると大きな教会カテドラーテが左手に見えてきます。シチリア・ノルマン様式の教会で、歴代のノルマン王の墓があるそうです。





なんだなんだ有名人でもいるのか。





結婚式でした。今日は、お葬式と結婚式の両方が見れました。教会内部はシンプルな色使いです。



ちなみにノルマン王宮、カテドラーテの前の通りが、以前、紹介した背骨通りとクアットロ・カンティで交差するヴィットリオ・エマヌエーレ通り。この通りをクアットロ・カンティに向かって、土産物屋などを見ながら進みます。







色の異なる石を敷き詰めて幾何学模様を描いた庭。庭に入って良いかどうか迷いましたが、入っても注意する人はいませんでした。



さて、ここでジェラート時間。今日はレモンとメロン。蝶々も蜜を吸って休憩タイム。





クアトロ・カンティ。ここがこの街のへそのような気がしてきました。周りの4つの建物の壁面を利用してデザインするとは。



またまた、プレトーリア広場。ごご、柵の中に入ります。



今日はさらに隣のベッリーニ広場へ。赤いドームがユニークなサン・カタルド教会のあるその広場に出ました。





見学はゆっくりするとして広場奥のリストランテでランチ。野菜不足なので、野菜焼きと海鮮サラダ、アラビアータとビール。
店員に愛想がなかったことを除けば、味は良好。特に野菜焼きはシンプルな料理だが、オリーブ油の風味が効いていて、満足満足!!





そういえば、昨年亡くなった義母がパプリカ焼きをよく作ってくれた、あのソース、「バーニャカウダー」最高でした。こうしてシチリアにカミさんと来れたのも義母のお陰。

午後は、プレートリア広場からスタート。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする