2011年第9回開高健ノンフィクション賞を受賞した『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』(水谷竹秀著)に、日本に居場所を無くしフィリピンへ移り、そこで困窮生活を送る男たちの現実が描かれている。
日本の外務省の海外法人援護統計によると、昨年、在外公館に援護を求めた困窮邦人は768人で、このうち332人がフィリピンで発生しているとのこと。
困窮邦人になってしまう男たちには、壊れてしまった日本の家庭、踏み倒した多額の借金などの帰る必要性、帰れない事情があり、帰国に必要な金を貸してくれる家族や友人もいないのが実情。困窮に至る過程では、フィリピン女性と結婚・離別、フィリピンでの事業の失敗等もあるようだ。
「現地の日本人には気を付けろ」と言われているように、彼らを助ける現地の日本人は少ない。実際に彼らの面倒を見ているのは、主に貧困層のフィリピン人である。簡単な仕事の手伝いをさせて、ご飯と寝る場所を提供しているという。(これは私も現地で確認)
フィリピンは日本から飛行機で僅か4時間の距離にあり、英語も通じ、気候も良く、物価も安く住みやすい。ロングステイには最適な国だ。また、簡単に日本から逃避できる国でもある。
しかし、経済大国といわれる日本の国民が、困窮邦人となり他国に迷惑をかけていいのだろうか。ロングステイも含め、他国に行くときは、「その国にお世話になっている」ということを忘れないでおこう。自立して迷惑を掛けずに生活を楽しみ、できれば、現地で何らかの社会貢献をするくらいの心構えは最低限必要であろう。
日本の外務省の海外法人援護統計によると、昨年、在外公館に援護を求めた困窮邦人は768人で、このうち332人がフィリピンで発生しているとのこと。
困窮邦人になってしまう男たちには、壊れてしまった日本の家庭、踏み倒した多額の借金などの帰る必要性、帰れない事情があり、帰国に必要な金を貸してくれる家族や友人もいないのが実情。困窮に至る過程では、フィリピン女性と結婚・離別、フィリピンでの事業の失敗等もあるようだ。
「現地の日本人には気を付けろ」と言われているように、彼らを助ける現地の日本人は少ない。実際に彼らの面倒を見ているのは、主に貧困層のフィリピン人である。簡単な仕事の手伝いをさせて、ご飯と寝る場所を提供しているという。(これは私も現地で確認)
フィリピンは日本から飛行機で僅か4時間の距離にあり、英語も通じ、気候も良く、物価も安く住みやすい。ロングステイには最適な国だ。また、簡単に日本から逃避できる国でもある。
しかし、経済大国といわれる日本の国民が、困窮邦人となり他国に迷惑をかけていいのだろうか。ロングステイも含め、他国に行くときは、「その国にお世話になっている」ということを忘れないでおこう。自立して迷惑を掛けずに生活を楽しみ、できれば、現地で何らかの社会貢献をするくらいの心構えは最低限必要であろう。