静岡で重量鉄骨構造の建物ならアイディースリー池田建設 【スタッフブログ】

ブログタイトルをカメさん日記より変更しました。当社スタッフが日々の活動やイベントの案内などをブログで紹介します♪♪

東日本大震災視察レポート 第2回

2011年06月09日 10時20分36秒 | 監督の現場日記

 成23年5月12日~14日

城県 ・仙台市 若林区  531人死亡  (4/11付)

       ・名取市 仙台空港 863人死亡  1000人不明

      ・多賀城市     179人死亡    10人不明

      ・仙台市 宮城野区、若林区  531人死亡

      ・松島町       2人死亡    10人不明

      ・東松島      913人死亡

      ・石巻市      2670人死亡  2770人不明

      ・女川町      394人死亡   870人不明

協力頂いた方 ・・・ O構造 O様

                 S港飼料 S工場長様

                   タクシー運転手さん

 5月12日

  静岡8:30発  仙台12:04着  K市議・池田会長・深澤

 仙台駅にてK市議の友人のO構造のO様が待っていてくれました。

 そして仙台市の被災した建物の復旧調査を行った時の資料を頂きました。

特に造成地の地盤が動き、地盤が強度を失った為、建物の基礎に被害が

及んだ例が多い事を取り上げていました。

また、鉄骨造では津波の被害による建物4棟を検証して、地面から約3m

程度の津波にあった建物の構造体は、一部手直しも含め、再使用可能と

判断出来るとしていました。

た、RC造のマンションの調査報告書の資料も頂きましたが、地震の揺れ

が大きく、耐震スリットの巾が25m/mと小さい為、雑壁がいたる所、

壊れてしまったと報告していました。

 被災された荒巻川平町内会の震災直後の活動の様子、町内会の情報の

伝達等、また助け合いの活動の資料も頂きました。

様の資料による説明を伺いながら、被災地視察を仙台空港のある

名取市の海沿いから案内して頂く事になりました。

仙台市内を車で走りながら被災の状況を見ましたが、道路の段差、歩道の

液状化した箇所が多く見られ、倒壊した建物はほとんど無く、屋根瓦の脱

落等の被害程度が多く見られました。

名取市の海沿いに近づくと、津波被害にあった建物が多く現れました。

名取市は仙台平野にあり、海岸沿いに海から3km~5kmの所にある

仙台東部道路まで津波が来て、その高速道路が高い為、そこで止まったと

思われました。

平野部なので約4m位の津波が押し寄せ、2階の床上まで上がった様子が

わかりました。

仙台空港は既に営業していましたが、2階の床まで津波が上がった様でし

た。また、広い範囲で被災した建物及び自動車等の残骸が未だ片付けられ

ておらず、復旧の難しさが感じられました。

 

 仙台平野に遡上した津波は、秒速10mのスピードで地面より4m程度の

高さで、内陸5km程度まで達しました。

そして、名取市 約1900人、若林区・宮城野区531人もの命を奪い

ました。

平野部はすぐに逃げる高台がありませんし、近くにRC造・S造の高い建

物で避難できる様な物がありませんと、このように多くの人命が失われま

す。津波のおさまる約5時間位の間、避難できるシェルターを考えたらよ

いと感じました。

O様の案内で、名取市~仙台若林区~宮城野区~仙台港~多賀城市を視察

し、松島に向かいました。

松島湾内の海沿いの地域は、湾内の島々に津波の力が消されたと思われ、

被災の程度は少なかったようです。波の高さも2m位でスピードもそんな

に速くなく、死者も12人という事でした。

松島湾内を案内して頂き、大観荘まで送って頂きました。

大観荘は大きなホテルでしたが、殆どの客が震災関係の人で、

別館はすべて警察の方々でした。

 今日一日被災地を案内して頂きましたO様、ありがとうございました。

 

工事部長 Ryou

                  

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