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凍結胚移植1回目⑤(移植日)

2012-10-01 12:03:47 | 子宮筋腫治療~不妊治療
予約時間(15時30分)に外来で受付をすると、ほどなくして外来診察室に呼ばれました。
医師に「尿はたまっていますか?我慢してくださいね(*1)」と言われ、生殖医療センター室(採卵・移植部屋)へ移動しました。

生殖医療センター室はだいたい12畳くらいの広さで、内診台、エコーの機械、クリーンベンチ、PC、タンク(凍結胚等が入っている?)があります。部屋はかなり涼しく、医師達(医師2人と培養士さん)は白衣ではなく緑色のガウンに着替えて準備をしていました。
私は下着を脱ぎ、培養士さんに(15時に挿入するだった)膣坐剤を渡し、内診台に乗ります。

早速、主治医が膣の洗浄をし、もう一人の医師がエコーの準備しながら、今日の移植する胚の話を聞かされました

・凍結していた受精卵5個の内、融解した時に2個死んでしまった事
・残りの3個のうち1個は、状態が非常に悪い事
・本日それ以外の2個移植する予定

そして、状態が非常に悪い胚をどうするか、その場で選択を迫られたのです。
以前、1個ずつ戻す方向で話が進み、5回チャンスがあると思っていたので、かなりショックでしたが仕方ありません
状態が非常に悪い胚だけでは妊娠には至らないけれども、他の胚の着床の助けになるかもしれないと言われ、結局3個全てを移植することを決めました。(*2)

エコーで筋腫の位置を見ながら、適切な場所を探し移植していただきました。(*3)
この病院では移植の数日前の内膜が7mm以上なら移植OKのようです。(*4)
移植したはずの胚が1個チューブの中に残っていたので、再度注入
移植が無事終わり、膣坐剤を入れてもらい、着替えて、注射(プロゲストンデポー125mg)を打ち(*5)、今後の予定(判定日や注射のこと)について主治医から説明がありました。

安静にする時間もなく、主治医の話が終わると、「帰ってもいいですよ~激しい運動は避けてくださいね」と言われました。(*6)

実は、主治医は9月末をもって異動で、移植日が最後の日となりました。
主人と今までお世話になった御礼をいい、お別れしました。

秘かに、主治医はテクニシャンではないかと思っています
内診は丁寧で痛くないし、卵巣が腫れた時や手術後の子宮のエコー写真は、素人が見ても分かりやすかったのです。もう一人の医師が感心していたほどです。
非常に残念ですが、他の病院に行かれもご活躍されることをお祈りしたいと思います。


判定日まで
エストラーナテープ4枚(隔日)
ウトロゲスタン膣坐剤 (毎日)
プロゲストンデポー注射(3日毎)
を続けます。


不妊治療をするにあたり、某医師のブログを大変参考にしています。
とても詳しく丁寧に不妊治療のことについて説明しておられます。
(*1,3,4,6については、この医師のブログから)

*1
移植前はできるだけトイレに行かない!
理由1:膀胱が充満されることにより、子宮の傾きが緩やかになり、移植が容易になるため
理由2:エコーは水を通すことで鮮明に画像が得られます。
   移植する際カテーテルの位置がより鮮明になり、最適な移植位置がわかるため


*2
医師からはそれほど詳しく説明されませんでした。理系脳の私としてはその根拠を知りたく調べてみました。

受精卵は通常卵管で育ち、子宮に運ばれて着床するのですが、実は卵管の中にいる時に受精卵が母体に妊娠を促す信号を送っていることが分かっているそうです。
これが着床を助けるってことかしら??
次回診察時に教えてもらおうっと!


*3
胚移植はとにかく丁寧に行う事が大切で、痛く無くする事、出血させない事が基本です。
私は筋腫がありますので、それを確認しながら移植していただき安心できました。


*4
ホルモン補充周期で凍結胚移植を行う場合、プロゲステロン投与開始時の子宮内膜の厚さが9~14mmの群において、7~8mmの群と比べると妊娠率が有意に上昇
(ちなみに私はプロゲステロン開始4日前の内膜の厚さは8mmでした)


*5
プロゲストンデポー注射はかなり痛かった。
筋肉注射なのでそれなりに覚悟をしていたのですが、打った後も痛みが続き、夜も注射した肩を下にして寝る事ができないほど…
そして移植日の注射の翌日、痛みはひきましたが、体がだるくなり、1日中寝たきり状態
2回目からはだんだん慣れ、ダウンする事もなくなりました。


*6
移植後にすぐ起き上がっても1日間寝たきりでも妊娠率は変わりないとのこと
(海外論文データあり)