大切な存在

少し前にも書いたのですが、ＮＨＫドラマ「眠れる森の熟女」にはまってしまいました。
こんなに何度観ても飽きないドラマは初めてかも…
ストーリーも音楽もとても良くて、あまりにも私のツボにはまり、最終回を待ち切れずノベライズ化された本とサントラを買ってしまいました。

最後は形のあるハッピーエンドではありませんが、小説を読んで涙が出てしまいました。


人生において、男女の間で心が通じるとなると最終的には結婚という形になるのかもしれませんが、たとえ結ばれなくてもお互いの人生において大切な存在である（あった）人がいる人は少なくないのではないでしょうか。


６年近く付き合って結婚直前まで話が進んだ人がいましたが、別れることになった時、ドラマの主人公のような気持ちでした。その時は本当に落ち込み、目をはらして仕事に行った事を１５年経った今でも覚えています。付き合っていた時、別れる時も、その男性が私を思ってくれる気持ちはすごく伝わってきました。大きな喧嘩をした覚えがありませんし、いつも大きく私を包んでくれていたように思います。別れたからといって、その人と過ごした時間がリセットされるわけではありません。
でも私の人生にとって大切な時間だったことは確かですし、私の人生の中で大切な存在だったということに気付いたのです。
この時、初めて“これが縁というものなのだ”と思いました。

今の主人と出会ったのもあの時の別れがあったからこそだと思うと、縁の不思議さを思わずにはいられません。あの時の彼のように私も大きく主人を包んであげたいと思うのですが、自分が包まれたいと思ってばかりで…

もう一人私の人生に大きな影響を与えてくれた男性がいます。
その人と一緒にいた時間は私の生き方を考えるきっかけとなりました。


こんなことを嫉妬深い主人が知ったら怒るのかしら？？

でもね、こういう出会いがあったからこそ今の私があるのだと思います。
そういう私でなければ、主人は私を選ばなかったかもしれません。
また、ドラマのように、主人といつまでも夫婦でいられるという保証はありません。
たとえ、傍に主人がいなくなっても、私の人生で大切な存在であることには変わりません
今までの幸せに執着しすぎず、未来の幸せに執着しすぎず、今を大切にして生きていきたい！

辛かったことも、悲しかったことも、その人の人生を豊かにしていることは確かだと思います。

ドラマの最終回が待ち遠しいです