幸か不幸か独居老人一歩手前でストップしたマンマ。 

加齢化を受け入れられずに格闘中。 週2~3日クラス開講で、刺激をもらい感謝。  

狩野永徳の「洛中洛外図」 すごい!

2020-07-27 18:00:35 | 日記
昨日観たTVの・・・狩野永徳の「洛中洛外図」。 

国宝と重要文化財指定の7点あるようだが、昨日のは代々上杉家に伝えられる「上杉本(うえすぎぼん)」と呼ばれるもので、織田信長が上杉謙信に贈ったものとのこと。 ウィキから引用すると「高いところから見おろしたように、京都の有名なお寺や神社、あるいは御所や武士の屋敷、様々な商売をしている店までもが、こと細かくとらえられ、そこに集まる人々も詳しく描かれている。」 描かれた民衆はおよそ2500人、老若男女、身分、職業を問わず描かれており、さらに動物、植物、名所、祭など多くが精密に、生き生きと描かれている。 番組によると一人の大きさは2cmほどだとか。 その表情も衣類も一つとして同じモノはなさそう…確認するには多すぎる。 犬だって牛車の牛だってそれぞれの表情だ。 葵祭、宮廷、 お風呂屋、 食べ物や・・・・細々と精密に描かれたモノを見ながら、 これは現在の日本のマンガ・イラスト・アニメ・・に通じると思った。 よその国にこのような絵があるのか知らないが、 ドコをみてもそれは一つの物語だ。 金色の雲の合間に見える屋根やね・・・。 タケで屋根瓦(?)を抑えているらしいが、緑色のタケが多くある。 これは応仁の乱による火災で家を建て替えたばかりなのでまだタケの色が緑ナンだと・・・ナルホド。 この場で説明するには「物語」が多すぎる! 
 
高い所から見下ろした絵‥・金色の雲を描いて”省略”(?)してもなおも精密・緻密な洛中洛外。 「金色の雲」のアイデアもグッドアイデアだ。 今までに見たことのある絵だったが、 その精密さに驚いた。 きっと一日中掛かっても見切れない屏風絵だろう。 いつかホンモノを見たいものだ。

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