早々、スキールとパンと・・・詳細は忘れた・・の朝食を済ませ、パッキングも終了。 30分ほど時間があるのでFBでご挨拶。 「拙文、写真へのおつきあいありがとうございました。 間もなく自宅での引き籠り生活にもどります。 お近くにお越しの際はお声をかけて下さい。 ・・」と。 発つ鳥、跡を濁さず・・・。 ベッドも毛布も整え、タオルを椅子にキチンと掛けて早めに出た。
6時までピックアップ場所へ行くのだが、スーツケースを転がして行くとなると、いつもより時間がかかるだろうと思い、20分以上前に部屋を出た。 キーはレセプションで言われたとおり机の上に。 余裕しゃくしゃく・・・。
バスは少し遅れて来た。 私が最初の乗客。いつもながらに数か所止まって乗客が増え、やがて例の会談が行われた家の前を通った。 アッ、グレーターの家が見える! 今頃、どうしているかしら? ・・・首のまわりに手を・・・!!!! ナイ! ポシェットがナイ! 枕の下にポシェット、つまりパスポートは枕の下に・・・とすぐに解した!!
一瞬、否、ニ瞬(?)くらい迷ってから、ドライバー氏に言った。 「パスポートを宿に置き忘れました。」 言っているうちに、ターミナルに到着。 そこにいたもう一人のドライバー氏とも相談。 「空港に行ってパスポートを発行してもらうか、ホテルに戻るか・・の二つの選択肢がある。」と。 もちろん、ホテルに戻る。
乗って来たバスがホテルに戻ってくれた。 が、予想どおり、ドアは閉まっている。 ベルを押したら若い女の子が出てきたが、彼女もステイ客でレセプションが開くのを待っていた。 が、ホテルに入れた。で、キッチンへ。 誰もイナイ! 10分ほどしてムスリムらしい大柄な女性が・・・キッチンスタッフだった。 が、彼女、マスターキーをもっていない由。 誰かに電話をしてくれて、間もなくマスターキーを持った女性が来て、我が20号室のドアが開き、枕の下にポシェットが行儀よく置かれていた。
ヤレヤレ・・・・。 この間、バスが一度戻ってきてくれたのだが、まだ、部屋に入れない旨をドライバー氏に伝えると、OKとなったらココに電話をするように・・と言ってバスに書いてある電話番号を指さしながら去って行った。 さて・・・パスポートを手元にしたはイイが、私はケイタイを使えない。 マスターキー女史にその旨を言うと、彼女が電話を掛けてくれ、相手が出ると私が替わり・・・・・と話した。「7時にNo11のバス停で待つように。」と。 ホッ! 電話代を払おうとしたらイラナイと。 感謝の言葉を伝え、私は一時間前と同じ道を同じ場所に向けて歩いて行った。 7時にバスは来ず、不安になったが、反対側の道を右手からきたバスのドライバー氏は先ほどターミナルで出会った人。 コッチを見て片手をあげて通り過ぎたが、Uターンして私の前に止まった。 フ~~~ッ! 一時間の出来事だったが、なんと、ハラハラドキドキの60分だったことか! 結局一時間遅れで空港着。 が、あとは全て無事に済んだ! すべて順調に来た旅の最後の大失敗。 忘れようにも忘れ難い、私にとっては過去最大の大失敗だ。 以上はナイショ!
結局、一時間遅れで空港着。が、無事、機上の人となった。 が、離陸が遅れていた。 このくらいは想定内・・と思っていたが、ヘルシンキに近づいた際、アナウンスがあった。「成田行きの方はお急ぎください」と。 アララ・・と、どこかタカをくくっていたのは事実。 機外に出るのは順番。 言われたように、ヘルシンキ空港内を走った。が走ってもセキュリティチェック、出国手続きのブースには列ができていて、それも遅々として進まない。 隣りのだれも並んでいないブースに行きたいのだが、それはカナディアンエアとのことで、ダメと。 結局、予定の飛行機には乗れなかった。が、係り官、ダイジョウブ、然るべき措置をしてくれる・・・と。30分ほどして同じ成田行きの便があるので、それに乗れてヤレヤレ・・・。 この便は隔日運航とのこと。もし前日か翌日だったらどうなったのだろう。 ラッキーだったことを感謝! が、この便に乗るにも空港内を走った。 ゲートには誰もいなかったモンね。
私は一便、遅い便で帰国となったわけだが、スーツケースは・・・予想どおり、これにも乗れず、翌日の便で”帰国”。 この便は成田着も遅れたそうで、スーツケースはワタシよりも2日遅れての帰宅となった。 気になっていた「生アトランティック・サ―モン」は残念ながら異臭を放っていた。 バターもソーセージ・スモークサーモンはOKだった。 アイスランド産のバターで、北大西洋のサーモンを食そう・・・とスーパーで鮭を物色するが目下のところチリ産ばかり。
前回同様、手ぶらでの帰宅となった私。 電車を降りたらバスがナイ! 20分も待たないと次のバスが来ない…こんなコト、あるんだ! エイ、まだ旅は終わっていないのだ。 私の旅の真骨頂、街歩きをして帰宅しよう。 「街」とは言えないが、一人ブラブラ歩きながら、昨日までこのオババはレイキャビックにいた・・なんて誰も思わないだろうなぁ・・と。 自意識過剰?
最後の日に大失敗をしでかしたが、私自身は予定通りにケフラビークを離陸できたことで万々歳! 旅の内容にも大満足。 ちょうど一か月前は楽しみとは言え不安もあったが、旅を終えた今、旅の余韻に酔っている。 幸せだぁ!! お父さん,お母さん、弟たち、息子たち・・・みんな、みんなありがとう!!