地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ハプニング!

2007年04月01日 | swimming

いやー、すごいことになっています、メルボルン世界水泳より。

今日で終わりですが、今朝は大会最終日の大ハプニングが・・・

でもまだテレ朝の番組放映がまだなので、それは伏せておきます。

すんげーびっくりしました

 

昨日は私が中継中に大失敗をしました

今回、中継のハプニングがあまりないなぁ~と思っていたら(いつも必ず何かある。解説者がレース本番中にトイレに行きたくなって黙っちゃったり。笑)、

なんと自分がやらかした(-_-;)

 

それから、昨日はイアン・ソープのドーピング問題が発覚。

朝からメディアはざわめいていて・・・ FINAとASADA(豪州スポーツアンチドーピング委員会)による記者会見はすごい人だった!

今日、これから、イアン本人の会見があります。彼は「潔白だ」っていうんだと思う。昨日も堂々と会場に観戦に来ていたし。

私もぜったいに彼はしていないと信じきっているので、記者会見にも行かないことにした。

選手はみんな同じ気持ちだと思う。

彼がドーピングなんてするわけないもの。

 

世界記録ラッシュのレースも今日でおしまい。

個人的に印象に残ったのは、初日の400m自由形の韓国・朴テファンくんの優勝。

それから200m背泳ぎのライアン・ロクテ(アメリカ)の世界新V。

ライアンはすっごく朴訥としていて、気負いがまるでない人。ぼそぼそしゃべる。それがすっごく面白い。

だけど、ピアソルという2001年から背泳ぎの負けなしの王者を破っての優勝。

外面は「別に~」って感じなんだけど、内面は熱いのかもしれない。

記者会見のときに、「フェルプスやピアソルっていう世界でもっとも偉大なスイマーたちが上にいて、練習するときはどんなモチベーションで泳ぐのですか?実際に勝てるって本心から思ってチャレンジするのですか?」って聞いてみた。

そしたら、「いい質問だね」と言って、彼はこう答えました。

「この競技では、あまりにも強い選手たちを相手にするときは、2番手狙いで練習する選手たちも沢山いると思う。でも僕は、ただトップになりたいと思って、毎日自分のベストを尽くすだけ。今まで永遠に感じたけど、やっとこのときが来たよ」

ね、勇気づけられるでしょ。

なかなか本気で勝てるって思えないもん。あんなにすごいと。

勝ちたいと思っても、本気で「勝てる」って思えるかってこと。最後の最後のタッチの瞬間まで、自分を信じないといけない。

ピアソルは勝負師で、どんなに激しい接戦でも、今まで絶対に負けなかったのにね。

勝っただけじゃなくて、彼の世界記録を破っちゃうなんて。

 

本当にすばらしいレースが沢山ありました。

あと何と言っても、昨日の男子100mバタフライのフェルプスvs。クロッカーね。

大好き、このマッチレース。

現在の水泳界で、このレースと、北島vs。ハンセンのマッチレースは、いくらお金払っても見たいって感じ。

そして、もう、あり得ないですね、あの怪物。

あの人も、タッチの最後の瞬間まで絶対に100%自分を信じられる人。

こんなに素晴らしい大会にしてくれてありがとう。。。

 

さあ、最終日。

私も森下アナの名実況のために、ベストを尽くしたいと思います。