今回訪れたヴァラナシ。
牛やリキシャ、人が混在していてぐちゃぐちゃなんだけれど、それがまたいい。アフリカを思い出しました。
大きな都市では飼い主のいない牛は取り締まりを受けるらしいのですが、
ヴァラナシのような町では、一番偉いのは”お牛さま”
聖なる生き物らしいです。
でも我々はレトルトの牛丼をこそこそと食べていました(笑)。
牛の糞がそこら中に転がっているのを踏まないように、いつも下を見てしまう。
そう思っていると前から後ろからリキシャが来てしまう。
忙しい。
雨季のインドは体験したこともないほどすんごい大雨が降るのですが、そのときに、牛の糞まみれの洪水の中をじゃぶじゃぶ歩かなければいけないのは、この上なく苦痛でした。
何故か空港内のバスの中にはふかふかのソファーが・・・ 効率悪。
IT王国インド、といえども、空港のカウンターでは、チケットもプリントアウトした予約確認のコピー見せるだけで、乗客リストもなく、あとは手書きでチケットに書きこむだけ。並び方も思いっきり効率悪いし。
こりゃーこの国、まだまだかな?
といっても11億人のパワーはあなどれない。
ヨガ教室を覗く機会にも恵まれちゃった。
インド人といえば、ターバンですよね。
でもこれは先入観だった!
アフリカの人がみんなマサイ族、みたいな。←これを聞くと、「なんておバカ」と思ってしまう私ですが、まさにそんな間違い。
ターバンはシーク教っていう宗教の人しか巻いていないんだって。
そのシーク教徒はインドの総人口の約2%しかいない。
シーク教徒は生まれてから死ぬまで髪の毛を切らないのです。あご髭も。
一生伸ばしたら、どのくらいの長さなんだろう???聞くの忘れちゃったよ。
あご髭は地面についちゃうとか?!
その髪の毛をおさめるためにターバンを巻くのですが、毎朝2時間かかるんですって。女子高生も真っ青。
嘘だろー と思ったけど、
「インド人嘘つかない」
とは言い返されませんでしたが、まあ時間がかかるのは間違いない。
ちなみにあご髭もあごの下で輪ゴムでとめています。
さらに顎にちゃんとはわせる為に、セットしてから数十分は板のようなもので固定させる。
シーク教徒になると、手がかかります。ご苦労様です。
ちなみにシーク教徒のバイク乗用者はヘルメットをしていませんでした。
「ターバンがクッションになるからいいんだよ!」と言っていましたが、交通違反では? シーク教徒は免除なのか、否か。
雨が降っていたとき、傘を差さずに、ターバンの上からシャンプーハットみたいなの被っていました
ちなみにシーク教徒の大半は苗字が「シン Singh」さんっていうんですよ。
ということはゴルファー、ビジェイ・シンもシーク教徒なのか。
ターバンしてないけど。
・・・していないシーク教徒もけっこういるみたいです。
おもしろい!こういう知識。
まったく無駄な知識でしょうか・・・ でも私にはツボにはまるネタ
そのうち中国を抜いて、人口で世界一になるだろうと言われている11億人を抱えるインド。
東西南北、奥が深い。
今度はもっとゆっくり訪れたいです。