地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

キャンプ卒業

2009年11月23日 | sri lanka
金曜日の夜に舞い込んで来た、キャンプに残る国内避難民13万人の帰還許可のニュース
12月1日から移動規制も解除され、自由にキャンプの外に出られるらしい。

率直に、嬉しい。。。
この間キャンプに行ったときも、もう立ち直れないくらい精神状態がギリギリになっている人もいっぱい居た。
何の罪もなく、家を追われ、逃げ続け、生と死を彷徨い、やっと逃げられたと思ったら半年間もキャンプに入れられ、親戚にも会えず、家族も離ればなれ、外にも出られず、着る服もなく、水を得るのに長蛇の列・・・
そんな人生を強いられた人々がやっと自由になれる。

地雷は、とても心配だけれど、でもどんどん人々がキャンプから解放され、沢山のバッグの上に座って嬉々としてバスを待つ人々を見るのは清々しかった。
4月からキャンプでの緊急支援を、葛藤しながらも、一から作り上げて、ようやく30万人が外に出る。
私たち国連も「キャンプ卒業」。

帰る先には家がないかも知れないし、仕事はおそらくない。
先行きは、現代の就職活動中の日本人学生同様、不安だけれど、いや仕事が得られる確率は日本の何百倍も確率は低いけれど、ひとまず、大事な一歩。

明日から東に出張行ってきます!
少し殻を破れそうな仕事・・・
前進あるのみだ。