ちょー久々の地方出張。
ゴミゴミぐちゃぐちゃ、大渋滞、道ボコボコの首都ポルトープランスにも辟易するけれど、
田舎の何にもない風景を見ながら、
ロゴ入りのTシャツ来て次々から次へと学校を回って視察する運転手さんとの二人旅に、
なぜかあまりパリッとしない気分の最近の私。
まだ20代の駆け出しの頃は、
地方で人々の本物の暮らしに触れるたび、
ワクワクドキドキしてたのにね。
今でも現場にいるときが一番好きだけれど、
しとしと雨が降って肌寒いのに、シャワーキャップのない裸シャワーから冷たいお水しかでなかったり、
夕方からずっと停電だったり、
部屋の中まで響く音量で嫌いなコンパ(地元の音楽)がガンガンかかってたり、
朝ご飯のコーヒーもパンもオムレツも口にできない不味さだったりすると、
そこに飾ってある造花まで腹立たしい。
その造花はそこに正位置を確保してぴったりと収まっていて、
その感じがいまいましい。
現場主義フィールド・ワーカーのプライドを、美味しいコーヒーとか、ホットココアとか、ネイルサロンとか、美味しいワインとかの妄想が、リトル・マーメイドの中のウースラみたいに次々と襲ってくる感じ。
たった3泊なのに。
たまたま虫の居所が悪いのか(現に蚊が多すぎ)、
もうこの歳になると我慢が利かなくなっているのか、
そもそも、このキャリアにおける自分の方向性さえ真剣に考えなければならないような気がしてくる。
ええ、明らかに虫の居所が悪いようです(笑)。
気を取り直し。
学校へ。
途中の教育委員会で拾った案内人が、
朝から随分酔っぱらっているみたいで、
臭っ!
思わず運転手さんと顔を見合わせ、二人で窓のレバーを猛スピードで回す。(←古い車なのです)
今回モニタリングをしたのは、マーテリー大統領のイニシアチブで全国で展開されている未就学児対応の教室。
行ってみたら、
木の下教室でした・・・。
がーん。。。
ま、でも、こんな環境でも、いきいきと学んでいる子どもたちの図は、微笑ましいのです。
ちゃんと学べるよう、
雨が降っても学べるよう、
サポートせなあかん。
現実に直面して、自分の意気込みを充電するために、出張に来たようなものだ。
子どもの写真撮ったら、
アバターみたくなっちゃった。