Rixosホテルで気持ち良く寝て、
朝ご飯も美味しく頂き、
今日は月曜日、仕事初めだ。
名前も知らなかったリゾート地のホテルで迎えることになったけれど、部屋にちゃんとデスクもあるし、快適だ。
こうなったら帰ることに慌てず、ここでじっくり落ち着いて仕事するのだ。
休み明けで会議もいくつかあったけれど、それも逃れ、メールとスカイプでたったかたったかと必要な仕事をこなした。
悪くないな・・・。
他の足止め旅行客もみんなくつろいでいる。
相変わらずターキッシュ空港からの連絡はないので、
夕方にはスパでターキッシュ・ハマム(トルコ式風呂)を予約した。これはもちろん有料。
これが思いのほか、最高に良かった。
ハマムは以前モロッコ旅行で一度だけ経験したけれど、
大理石みたいなお風呂場でゴシゴシと垢を擦ってくれて、
最後に大きな袋に入った気持ちのいい泡をぶわっとかけてくれる。
泡がこんなに気持ちがいいものだったなんて・・・。
担当のお姉さんのマッサージの技術も最高に良くて、
私の肩こり具合に驚いて、
徹底的にほぐしてくれた。
マッサージに厳しい私が満足することは少ないのだ。
すっかり気持ちよく上機嫌になった私は、仕事を続けるのを諦め、時差ボケも手伝って、早々に眠りに着いた。
朝の6時くらいに目が覚め、良く寝たなあ、と思っていたら、電話がなった。
「7時半の空港行きのバスに乗ってください」
やっとだ!3泊足止め後、やっと光が見えてきた!
このときの喜びと言ったら。
時差ボケも幾分解消し、気持ちも軽い。
一昨日の夜とはエラい違いだ。
ウキウキと朝食を済ませ、7時半前にバスに乗り込むが、なかなか発車しない。
もー、ブラジル人ってば!
聞くと、ツアー客御一行様のうちの一人がまだ起きてきていないという。
そういうの、添乗員さんがちゃんと事前に確認しておいてよ・・・。
はやる気持ちを抑え、再度アンタルヤ空港へ着き、チケット売り場に並び、
1時間半くらい並んだところで、ようやくチケットが発券された。
あああ・・・!
誰かと喜びを分かち合いたかったけれど、
一匹狼だからさっさとその場を去り、荷物を預けて登場ゲートへ向かった。
雪のイスタンブールに飛行機が着陸したとき、
乗客は拍手喝采となった。
イスタンブールでもまだあちこちで長蛇の列があった。
イスタンブールの滑走路はここ数日ずっと閉鎖されていたから、多分、あのときに手際良くアンタルヤからイスタンブールへと発ったベルギー人も日本人たちも、
きっとイスタンブールでまた足止めを食らっていたと思う。
そう思ったら、アンタルヤのゴージャスなホテルで2泊できた私は、ラッキーだった。
そう思うことにして、飛行機はようやくイスタンブールを経ち、私はアテネに着いた。
日本を出てから、5日くらい経っていた。
また一つ、私の海外珍道中のネタが増えた。
さあ、明日からまた仕事だ。