イスラム国による日本人2名殺害予告の大変な事態に、
ずっと頭の中がざわついたままだ。
頭から離れないのは、今まで同じ映像から、公開処刑の犠牲になってきた英国人、米国人たち。
そしてカメラを真っ直ぐに見つめる、後藤さんの顔。
何かを訴えるかのような、
何かを心に決めたような、強い意志。
絶対にテロに屈するなよ、と伝えたいのか、
自分の生き方を貫いているのか。
これがユニセフの知り合いみたいに私も面識があったりしたら、
もちろんざわつくどころの話ではない。
同時に、今休暇中で、お風呂でくつろいだり、お茶が美味しいことが、
とても幸せに感じます。。
しかし、去年湯川さんがつかまった時点で、 こうなることは十分考えられたから、
政府はそれなりの覚悟を持って、 中東及び対イスラム国支援を決定し、
今回の首相歴訪を決定し、イスラエルも訪問したのだと思うし、
今も「交渉パイプがない」とか言っているけれど、
そんな筈はないと思う。
交渉していないことになっていた方が都合良いんだもの。
でもなぜ今、対イスラム国支援(たとえ「非軍事的」であろうと、奴らにその差が伝わるとも思えない)をやらなければならなかったのか、
そして今、このタイミングでイスラエルを訪問しなければならなかったのかと問えば、
それはやはり、欧米からの圧力よりも、
首相の言う「積極的外交」を示して、
これから進めたい政策の布石にしたかったのか。
それとも他の陰謀があったのか。
邦人二人の斬首予告は、不可避だったのか。
これからじっくり考えよう。。
そして、世界が直面している脅威に、今、さらされた私たち日本国民は、
これから起こるかも知れない、非人道的極まりない残忍な行為に、 どう反応していくんだろう。
ただ怖い、だけでは済まされるわけがなく、 立ち位置を決断していかなければならない。
イスラム国は、英国人元ラッパーの「ジハーディ・ジョン」の狂信的単独行動じゃない。
日本は、いつもは平和なのに、たまたま怖いもの知らずの邦人と一緒に国が巻き込まれたわけでもない。
私たちは、恐ろしくとんでもない時代に生きているということを認識して、
平和国家として、 行動していかなければならない。
欧米に追従して「反テロ」戦争に巻き込まれるのか、それとも。
もう傍観してはいられないことに、 気づいているのだろうか。
なんだか「まったり」を目指したい私のブログも(笑)、 エライことになってきました。
休暇もあと少し。
まったりしよう。。。
共感させていただきたい部分が多々あります。
私などは全然考えが纏まらないのですが、
本音だけ言うと、イスラム国に腹が立ちます。
卑劣な手段に怒りを覚えます。
一方で、これが我々が生きている現実の世界なんだなと感じます。
政府は人命最優先と言いつつも、テロに屈しない、身代金要求に応じないという姿勢の中で、一体どんな有効な手があるのか・・・気持ちが複雑です。
私は日本に住んで日常生活を送っている中で、いきなりこういう事態(平和とほど遠い人殺しの世界)に遭遇すると、無力感と理不尽さが無性にこみ上げてきますが、普段から現実と向き合って考えないといけないのではないかって痛感しています。