いやー、すごいことになっています、メルボルン世界水泳より。
今日で終わりですが、今朝は大会最終日の大ハプニングが・・・
でもまだテレ朝の番組放映がまだなので、それは伏せておきます。
すんげーびっくりしました
昨日は私が中継中に大失敗をしました
今回、中継のハプニングがあまりないなぁ~と思っていたら(いつも必ず何かある。解説者がレース本番中にトイレに行きたくなって黙っちゃったり。笑)、
なんと自分がやらかした(-_-;)
それから、昨日はイアン・ソープのドーピング問題が発覚。
朝からメディアはざわめいていて・・・ FINAとASADA(豪州スポーツアンチドーピング委員会)による記者会見はすごい人だった!
今日、これから、イアン本人の会見があります。彼は「潔白だ」っていうんだと思う。昨日も堂々と会場に観戦に来ていたし。
私もぜったいに彼はしていないと信じきっているので、記者会見にも行かないことにした。
選手はみんな同じ気持ちだと思う。
彼がドーピングなんてするわけないもの。
世界記録ラッシュのレースも今日でおしまい。
個人的に印象に残ったのは、初日の400m自由形の韓国・朴テファンくんの優勝。
それから200m背泳ぎのライアン・ロクテ(アメリカ)の世界新V。
ライアンはすっごく朴訥としていて、気負いがまるでない人。ぼそぼそしゃべる。それがすっごく面白い。
だけど、ピアソルという2001年から背泳ぎの負けなしの王者を破っての優勝。
外面は「別に~」って感じなんだけど、内面は熱いのかもしれない。
記者会見のときに、「フェルプスやピアソルっていう世界でもっとも偉大なスイマーたちが上にいて、練習するときはどんなモチベーションで泳ぐのですか?実際に勝てるって本心から思ってチャレンジするのですか?」って聞いてみた。
そしたら、「いい質問だね」と言って、彼はこう答えました。
「この競技では、あまりにも強い選手たちを相手にするときは、2番手狙いで練習する選手たちも沢山いると思う。でも僕は、ただトップになりたいと思って、毎日自分のベストを尽くすだけ。今まで永遠に感じたけど、やっとこのときが来たよ」
ね、勇気づけられるでしょ。
なかなか本気で勝てるって思えないもん。あんなにすごいと。
勝ちたいと思っても、本気で「勝てる」って思えるかってこと。最後の最後のタッチの瞬間まで、自分を信じないといけない。
ピアソルは勝負師で、どんなに激しい接戦でも、今まで絶対に負けなかったのにね。
勝っただけじゃなくて、彼の世界記録を破っちゃうなんて。
本当にすばらしいレースが沢山ありました。
あと何と言っても、昨日の男子100mバタフライのフェルプスvs。クロッカーね。
大好き、このマッチレース。
現在の水泳界で、このレースと、北島vs。ハンセンのマッチレースは、いくらお金払っても見たいって感じ。
そして、もう、あり得ないですね、あの怪物。
あの人も、タッチの最後の瞬間まで絶対に100%自分を信じられる人。
こんなに素晴らしい大会にしてくれてありがとう。。。
さあ、最終日。
私も森下アナの名実況のために、ベストを尽くしたいと思います。