地元の宮司に以前聞いた。
「ある県では、初詣で〇〇護国神社にたくさん行ってますが、あれはなんで行くんですか?」と。
「 (護国神社が) どんな所か知らんからでしょうねえ・・・」
「ほかの県でも、護国神社を知らずに初詣に行く県はあるんですか?」と聞くと、
「日本全国で三か所の県の人が、知らずに行ってますよ。北海道の札幌護国神社、宮城県の仙台護国神社、広島県の広島護国神社」
「その県では、護国神社がどんな所か知らずに行ってるんですか?」
「そうでしょうねえ。東京でも、靖国を知らずに初詣行く人増えてますよ」「なんでですか?」「わからないです」。
護国神社は、全国に何百あるのかわからないが、たいてい、
「兵隊の幽霊を見た」系の「怖いスポット」なので、誰も近寄らない。
・・・護国神社も、昔は「招魂社」と言って、「神社」と言う呼び方ではなかった。〇〇県の護国神社なら、「〇〇招魂社」と言っていたのだ。
ところが、「神社」と名が変わると、神さんがお祀りされていると「勘違いして」、行く人が増えたのだ・・と思う。「護国神社」「英霊神社」は、「戦災死した兵隊や、戦死者、殉職した警官・自衛官・消防隊員の慰霊社」。
護国・英霊神社の前身「招魂社」は、明治以降である。
前述した通り、真言宗の寺院でも「英霊堂」はあったりする。こちらは密教で結界張られてるのか知らないが、そこまで怖くはない。「重暗い」感じだけだが、神社に併設されている「護国神社」「英霊神社」、あるいは「護国神社」単体は、かなり「怖い」と感じる。(私論である)
明治から、日本は狂った。
神社とは、私論では本来、「日本の古代の神々をお祀りする御宮」である。
勘違いは、「日本の礎を作られた、古代の神々に対して失礼である」・・・と思う
(徳川家康公をお祀りする東照宮は、新しい神社なのに、なぜか「古代の神々の神社」と同じ神気を感じるのでOK)
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