169社寺目です。
続いて、
広島県廿日市市「極楽寺」(高野山真言宗別格本山) の、阿弥陀堂さんです。
京都の名仏師・「松本 明慶」師 作の、「木造 阿弥陀如来大仏」がお祀りされています。
平成8年夏に御朱印いただいております。
前述した、はじめて訪れた時にいただいております。
そして、その年の冬だったと記憶しています。また訪れました。
その頃は、「阿弥陀大仏 懸仏 (化仏) 」の、「永代奉納仏」が、まだ募集されていました。一体「一万円」と言う格安の「永代供養 または、祈願仏」です。(あれから20数年経っていますから、もう募集は締め切っていると思います)
私は発心して、「先祖供養・ペット供養」のために申し込みに行ったのですが・・・
その時の広島県廿日市市は「大雪」で、極楽寺山の中腹あたりの所から動けなくなり、歩いて上りました。
「足首」まである雪の中、山道を歩いて行っていると、「70代後半の老夫婦」と途中で出会い、一緒に極楽寺へと歩いて上りました。
一時間半かけて上り、極楽寺へとたどり着き、老夫婦は、「私らは、そこの展望台に行きますから」と私と別れ、私は寺務所で「懸仏 (化仏) 」奉納を申し込みました。
で、「ほんの数秒」目を放したすきに、展望台の老夫婦の姿を見失いました。
住職に「私と一緒に来た、老夫婦知りません?」と聞くと、「ああ、なんか一緒におられた方ですか? 私は知りません」と言われます。
「どこ行ったんだろう?」ほんの数秒目を離しただけで、姿が見えなくなり、落ち着いて考えれば、当時、「30代前半だった私の脚力に、深雪の山道を、70後半の老夫婦が一時間半も、ついてこられるだろうか?」と思うようになり、
(私びいきの考え方ですが)「もしかしたら、あの方々は、極楽寺の神仏が、老夫婦の姿になって私の前に現れたのでは?」と考えました。
と言うのも、遠い山寺に「先祖供養・ペット供養」の懸仏申し込みに行ったのはいいが、大雪で、急な山道を徒歩で1時間半も歩いて上るのは、「諦めやすい私の性格」だと、「一人だったら諦めて帰った」と思ったのです。
すぐ上り坂で老夫婦と出会い、「会話しながら」上ったので、深雪の山道も寒さも苦になりませんでした。極楽寺に到着し、寺務所と展望台に別れ、ほんの数秒目を放したら姿が見えなくなり、探してもいない。
「ひょっとして、根性無しの私を助けるために、極楽寺の神仏が姿を老夫婦に替えて、私の前に現れたのかな・・・」と、勝手に考えるようになりました。
それくらい、極楽寺さんは、「神仏のおわす霊地」と言う神仏の気に満ちていました。
阿弥陀大仏さんは、とても大きく、お優しい御姿でした。
所在地広島県廿日市市原2180電話(0829)39-0008
ではまた。
・・・・・