タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

菩提供養・・・

2022-03-20 17:27:32 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

菩提 (亡き者) の供養は、先祖供養が基本であるが、

昨今、愛ペットの供養も増えている。

日本では、もともと神道が故人の供養をしていた。・・・神道では「供養」と言う言い方はしないと思うが、わかりやすく「供養」でまとめる。

古来、日本では、「精霊信仰」から、「祖霊崇拝」へと変化し、家の祖先を「祖霊神」として祀り、国として「首長霊信仰」へと変化していったと言う。その「首長霊」が「神々」である。

江戸時代の徳川幕府の政策により、「各家庭の祖霊」を供養するのが、「神道」から「仏教」へと変わったのだ。(と思う)

真言宗では、「現世祈祷」も含めて、「菩提供養」も、基本は、

自力・他力・法界力 (ほっかいりき) 」である。

この場合の、「自力」は、「供養主=施主=功徳主の、信仰」。

「他力」は、「仏さまへ橋渡しをする僧侶の祈り」。

「法界力」は、「仏の加持力」。

この中で一番大切なのが、最初の「自力」。

「自力 (施主、祈願者) 」の「信仰力」があって、「他力 (僧侶の祈り) 」、そして、「法界力」へと繋がる。

「自力」の中で一番大切なのは、「施主、祈願者」の「徳」がもっとも重要。

「道徳正しく生き、常に神仏を信心し、徳を積む者の、信仰力」は、強い力を授かれる。

逆に、「詐欺師で、プーチンのようで、悪逆で、ウソつきで、犯罪の常習者」であれば、「巨万の金を寺に積んでも」、「なんの功徳も授かれない」。

「神仏は、常に見ておられる」のである。

高野山に「貧女の一灯 (ひんにょのいっとう) 」と言う、「消えずの火」が、奥之院灯篭堂にある。

昔、「貧しい、お照と言う娘が、自分の黒髪を売って得たお金で寄進した灯明」が、今も燃え続けていると言う話である。

以前、知り合いの曹洞宗の方丈 (ほうじょう=住職のこと) に質問した。

「貧乏人が、なけなしのお金を寺に布施するのと、松下幸之助さんのような富豪が多額の寄付をするのは、どっちが功徳ありますか?」と。

方丈曰く、「・・・どちらも功徳になりますが、やはり、貧しい人が、なけなしのお金を布施する方が功徳は大きいと思います」とのこと。

今、避難民として他国に逃れているウクライナの人々を、それぞれの国の人々が支援している中で、隣のモルドバ共和国の人々も、ヨーロッパで最貧国と言われているのに、ウクライナの人々を助けている。

そのモルドバ共和国を支援しようと立ち上がった日本人たちがいて、テレビで紹介されていた。

プーチンの巨悪に対して、様々な国の人々が善意を寄せている。

今、悪逆な者たちの破壊にさらされ、地球自体が壊れつつある中、様々な国の人々の善意が表に出てきた。

「権力」と言う巨大な力の前では、われわれ個人の力など小さなものであるが、全世界の人々の善意が目覚めつつある今、巨悪な権力も倒れる時が来るのかも知れない。

ミャンマーの巨悪 (軍) も、民衆たちの善意で倒れる時が来て欲しいものだ。

・・・・・

 


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先祖供養と、現世利益・・・

2022-03-20 11:05:33 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

他宗の人で、真言宗寺院に帰依している人は多い。

主に、お四国 (四国88か所) から入って来て、高野山や地元の寺の信徒になるパターンが多い。

色々聞くと、そういう、他宗から真言密教を好きになった人たちは、一部を除けば「先祖供養には一切興味が無い」のだとか。

住職が理由を聞くと、

死んだ人たち (その人の親先祖) には興味がない」からだとか。

でも、「自分自身の祈願ごとには、ものすごくガツガツ興味があり、御利益で有名な真言宗寺院などでは、嬉々として祈願している」のだとか。

そして、「真言宗の御利益とかは好きだけど、絶対に転宗=宗派替え=は、

しない」。

そういう話を住職から聞いて、

「先祖供養は興味が無く、御利益だけが大好き・・・では、餓鬼道そのものじゃないか」と私は思った。

先祖と子孫は一体である。

もっとわかりやすく言えば、「先祖の業と子孫は一体である」。

われわれ真言宗では、

先祖供養と現世利益は、車の両輪と一緒で一体である」。゙ 

片輪がパンクすれば走れない。

先祖と子孫と言っても、兄弟みな同じ先祖の因子を受け継いでいるワケでもない。

先祖・・・父母と、父方母方の祖父母くらいまでは同じでも、それより古い先祖では、どの先祖の因子を受け継いでいるかは、子孫の兄弟でもマチマチ。

自分たち前世で培った業によって、受名け継ぐ先祖の業は決まる。

これが、「宿命」と言うものである。

兄妹3人いれば、それぞれの道を歩む。

基本的な部分は似ていても、それぞれ年をとれば差が、違いが出てくるのは、そういうことが原因なのである。

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出雲観音霊場第9番「峯寺」・・・

2022-03-20 08:27:39 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

174社寺目です。

島根県「峯寺」。

御朱印には、日付書いてないけど、平成8年9月1日御朱印いただいております。

「出雲観音霊場 第9番」「出雲國神仏霊場 第17番」

島根県雲南市HPより、伽藍画像は、出雲國神仏霊場より、

「峯寺は奈良時代の僧、役小角(えんのおずぬ)が開いたとされる真言宗の古刹で出雲巡礼9番札所です。寺院の絹本著色聖観音像(けんぽんちゃくしょくしょうかんのんぞう)は重要文化財です。
松江7代藩主松平不昧公おかかえの庭師による庭園は、借景を取り入れ寂と仏道の心を石と雑木で表現した名園です。」

島根県雲南市三刀屋町給下1586番1 峯寺0854-45-2245、遊山荘0854-45-5800

http://mineji.noomise.com/

ちょうど訪れた時、何かのイベントがあったような記憶があります。

修験の気に満ちた真言宗の古刹。

先祖供養用の塔婆が置いてあったので、何体か申し込み、当時の住職に手渡すと、ニコニコしながら受け取られたのを覚えています。

ではまた。

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羽虫のコッチ逃がす・・・

2022-03-20 08:23:31 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

今朝がた、二階にもナミテントウが落ちていた。

簡易回向して、外に放つ。

と、玄関内に入っていた羽虫のコッチが、目の前を素早く飛んで壁につく。

それを何度も繰り返す。

「出るか?」

また目の前を飛んだので、窓開けると、一羽が出て、続いてもう一羽も出た。

「コッチ~、達者でな。蜘蛛の巣さんには気をつけろよ」

コッチたちは、勢いよく飛んで行った。

今日は天気がいい。

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