熱田文化小劇場で隔月・第3木曜日に開催される「あつたモーニングコンサート」へ出かけた。
「平日の朝に上質な音楽とトークを気軽に楽しむ」というコンセプトで全自由席¥1,000-と
お手軽に毎回、色々な演奏を聴くことができる。
今回は名古屋を拠点に活動しているリュート・ソリスト「中川祥治」と笑顔の素敵なプラノ歌手
「増野友香」さん。
「リュート」という楽器は写真で見たことはあったが私のなかでは名前と結びついていなかったし、
演奏を聴いた事もなかった。
洋梨を縦半分に切ったような形で日本の琵琶と似ており、裏側は西瓜のような茶色の縦縞の模様。
中世からバロック期にかけてヨーロッパで用いられた弦楽器でギターとも異なる優しい音色だ。
プログラムはジョン・ダウランド作曲(リュートの世界では一番多く曲集を出しているとのこと)の曲に加えて、
中川祥治編曲の「グリーンスリーブス」「ダニーボーイ」やビートルズ・ナンバーの「ミシェル」や
「プリーズ・プリーズ・ミー」など馴染みのある曲も。
柔らかいソプラノの歌声に合わせて、歌詞が英語と日本語訳が画面に映し出されていたので、演奏と共に
心にスッと溶け込み良い音楽会だった。
帰途、地下鉄・名城線「総合リハビリセンター」駅で人身事故があり電車が遅れて来た。
夕刊によると午前11時頃、小牧市の44歳男性が列車が到着する直前にホームから飛び降り自殺との事。
今朝、この駅を通過して来たばかりで、事情があるとは言え痛ましい限りだ。
お時間がありましたら一度お出かけ下さい。