goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

🚶…黄檗トンネル…南山町…宇治陵… 奈良街道 230927’

2023-09-27 21:10:00 | 🚶 歩く
🚶…🏣…京阪沿…折坂…二番割…黄檗道…黄檗公園…黄檗トンネル…南山…莵道陵22…同21…同15…頼政橋…弥弥次郎川沿…京都宇治線…宇治小前踏切…駐屯地北東端…奈良街道…戰川沿…>
🚶11149歩16F

🌤️残暑感一杯:山側は歩くと暑い感じ,川沿や水田の方が風通し等涼しいか…
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夕刻でも室温30℃下がらず…

ここ冷え収納…チョイ早め?




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泉州弁・河内弁・船場言葉……それぞれの方言が入り交った「大阪弁」とその特徴とは 2023/09

2023-09-27 18:50:56 | 📚 豆知識・雑学

泉州弁・河内弁・船場言葉……それぞれの方言が入り交った「大阪弁」とその特徴とは
LIHULLHomesPRESS より 230927  上江洲規子


⚫︎河内弁と泉州弁、船場言葉が入り交った「大阪弁」
「大阪弁」と呼ばれる言葉は、河内弁と泉州弁、船場言葉が入り交ったものだとされる。

「よろしゅう(よろしく)」「いてさんじます(いってきます)」「いとさん(長女)」は、他記事でもお伝えしたので(消えゆく大阪の「船場言葉」。
 商人の街らしい船場言葉の数々の表現とは)船場言葉なのはすぐにわかるだろうが、「あんじょう(上手に)」「ちゃう(ちがう)」「ぬかす(言う)」「ぬくい(あたたかい)」などは、教科書では泉州弁とされる。
 しかし、普通の人は泉州弁か河内弁か、大阪のどこの言葉なのかは、判断がつかないだろう。実際、「あんじょう」や「ぬかす」は河内弁だとするものもある。

 河内弁で特徴的なのはやはり、相手を指す「おどりゃ」だろう。これは泉州では使われないようだが、河内でだって、近年あまり耳にしたことがないほど廃れている。「すかたん」や「せわしい」などの河内弁は、泉州でも使われているようだ。それほど「大阪弁」には、各地域の言葉が入り交っている。

⚫︎南河内の風景
 たとえば、「かんにんしてやて言うてるやんけ」は船場言葉と河内弁のハイブリッド。「ごめん」の意味で「かんにん」を使うのは船場言葉で、「やんけ」は河内弁の語尾だ。他の地域の人にとっては、品のよい船場言葉と荒っぽい河内弁はミスマッチに感じるかもしれないが、大阪では当たり前に耳にする。

 泉州弁も大阪全域で使われるものが多い。たとえば泉州弁の「おっちんする(座る)」などは、河内人の筆者にとっても馴染みがあり、「そこにおっちんしといて」などと日常で使う。

⚫︎泉州弁などの語尾の特徴
 語尾の特徴は、その地域に深く根付いているものもある。
たとえば泉州では「〇〇はそこにおんのけ?」など、語尾に「~け」とつけることが多いが、河内弁ユーザーの筆者はまず使わない言い回しだ。泉州の人たちも「やんけ」はめったに使わないのではないだろうか。しかし、泉州弁の「しない」である「~へん」は大阪全域で使われている。たとえば「見ない」を「みぃへん」、「来ない」を「けぇへん」という具合だ。

 河内弁も泉州弁も、ともに地域外の人が聞くと「喧嘩しているのか」「漫才しているのか」と感じるといわれる。でも南河内で生まれ育った筆者は、どれだけ荒っぽい河内弁も日常会話でしかなく、「おどりゃなにしてけつかんねん!」と強い調子で言われても、「なにって、料理してるんやけど?」と平常心で答えられる。
 しかし実は、泉州弁はちょっと怖いと感じている。泉州弁は勢いで河内弁を上回っているのだ。剛速球を受けたときのように腹にズンとくる感じがある。

 河内弁で「淀川」を「よろがわ」、「うどん」を「うろん」と、発音するのは巻き舌でしゃべるからだ。和泉の人にとっても、河内弁は少し怖いのではないだろうか。

⚫︎笑いの街、大阪の省庁のひとつ「なんばグランド花月」
  泉州の「だんじり祭り」、河内の河内音頭の「盆踊り」
 泉州弁の和泉、とくに岸和田といえば「だんじり祭り」が勇壮なことで知られる。
高校時代、だんじりの日になると、岸和田育ちのクラスメートのテンションが普段とはまったく変わるので、「ちょっと怖い」と感じたものだ。放課後が待ちきれずにそわそわしているのが目に見えてわかるし、休み時間には「祭りや祭りやぁ!!」と叫んだりするので、当時だんじり祭りの熱気を知らなかった私は「そ……そこまで……?」と絶句してしまった。
 小さい頃から、おもちゃのだんじりを引っ張って「やりまわし」の真似をするなど、岸和田の人にとって「だんじり祭り」は切っても切れないものであるようだ。

 一方、河内で祭りといえば盆踊りだろう。
河内の盆踊りは河内音頭に合わせて踊るのだが、河内音頭はいわゆる「河内十人斬り」など、殺人事件や任侠をテーマにしたものが多い。
「河内十人斬り」は明治26(1893)年に城戸熊太郎が起こした事件で、妻が松永寅次郎という男と密通し、さらに松永に貸したお金を踏み倒されたため、舎弟の谷弥五郎とともに熊次郎の家を襲い、家族ら11人を殺害した実際の事件だ。
 この事件は、小説・芝居にも使われ、浪曲師京山幸枝若により、大阪の伝統芸能である河内音頭の代表的な演目となった。
「夜の喧嘩も先にする。それが河内の流儀やわい」などという物騒なセリフが入る唄に合わせて女性や子どもたちが踊るのだから、客観的にみればただただシュールな光景ではなかろうか。しかし河内に生まれ育った筆者は、日本全国津々浦々、このような盆踊りが行われていると信じて疑っていなかったものだ。

やはり河内や和泉は、少々血の気の多い地域なのかもしれない。

⚫︎摂津・河内・和泉の三国からなる大阪に「摂津弁」が目立たないわけ
 大阪は、摂津・河内・和泉の三国からなっており、河内弁や泉州(和泉)弁がそれぞれに個性があるのは当然なのだが、摂津弁はあまり聞いたことがない。
 摂津は大阪市を含む大阪府北中部にあたる栄えた部分であり、明治時代以降に各地からの移住が進んだため、日本中の方言が微妙に入り交じり、変化したからだとされる。
 河内も北部の人たちはコテコテの河内弁を話さないが、同じような事情ではなかろうか。河内南部や和泉に濃密な人情が残ったのは、近代化に取り残されたためだと言えるかもしれない。

 摂津の一部ではあるが、船場言葉の歴史は古く、豊臣秀吉が大坂城を築城し、先進的な商いをする商人たちを呼び寄せた頃から始まっている。
 武家などを相手に商売をしていたから、品のある言葉遣いではあっただろう。中世ごろから京都の御所で使われていた「御所ことば」も使われていたらしい。たとえば味噌を「おむし」、寿司を「おすもじ」などと呼んでいたようだ。
 ただ、戦後にビルが立ち並ぶようになると商人の多くが移住してしいまい、かつてどのような言葉が話されていたのか、どのような文化があったのか、明確な資料はない。

⚫︎大阪弁の特徴「相手との距離の近さ」「会話の協同作業」「停滞を嫌う」
 1961年に書かれた上方言語研究家・前田勇氏の『大阪弁入門』によれば、大阪弁の特徴は、「喜劇性」だという。これに対して国語学者の尾上圭介氏は、「相手との距離の近さ」「会話の協同作業」「停滞を嫌う」が大阪弁の特徴とする。

 大阪の「ぼけとつっこみ」は、信頼関係がなければ成立しない。どれだけ笑えるぼけでも、的確につっこんでもらえないと鼻持ちならない自慢やただの自虐、悪口になりかねないからだ。「ちゃんとつっこんでくれるだろう」という信頼があるからこそ、ぼけられるのだし、聞き手には、相手のぼけを見逃さずに適切につっこもうという思いやりが求められる。
 それゆえに、大阪弁には「相手との距離が近く」「会話の協同作業」という特徴が生まれたのだろう。停滞のないスピード感、つまりいらちな印象があるのも、大阪が商人のまちであったゆえだろう。のんびりしていては商売が成り立たないからだ。

 だが、大阪人はただただ馴れ馴れしいわけではなく、独特の遠慮が存在する。つまり「笑えない話はなるべくしない」という感覚だ。
 大阪人が他の地域に出ると、「話にオチがない」ことに驚くのは、大阪人から「聞いて聞いて」と話し掛けられるときは、何か面白いオチがある場合が多いからだ。
 トラブルがおきて相談したくても、よっぽど親しい友人相手でなければ、「オチついたら話すわ」などと、笑えない話はしない。そのかわり、どんな不幸なエピソードでも、積極的にオチをつけて人に聞いてもらおうとする傾向もあるから、大阪人が不幸話しをしないというわけではない。
 就職して東京へ行く甥に「東京ではほとんどの話にオチがない」というと、「それ、噂ではよく聞くけど、いくらなんでもほんま?」と真顔で問い返された。大阪人にとって、それほど「オチ」は当たり前の存在なのだ。

 また、八百屋や魚屋などに行くと、「ねえちゃん、今日は何にする?」と気さくに声をかけられるのも大阪ならではのことらしい。「おばちゃん」ではなく「ねえちゃん」と呼ばれて少し良い気分になるのだが、私の横にいた80代と思われる女性にも「ねえちゃん、この大根甘いで」などと声をかけているのを目にして、「私が若く見えるわけではなく、女性は総じて、ねえちゃんなのだな」と思い知らされたりする。

 大阪の言葉や文化に「お笑い」が深く根付いているのは、「交渉」が日常である商人の町だったからとされる。それが本当ならば、「お笑い文化」は船場発祥なのだろう。
 しかしそこに河内弁や泉州弁、だんじり祭りや河内音頭などの文化が入り交じって今の大阪文化が形成されているのだ。


■参考
ひつじ書房『関西弁事典』真田信治監修 2018年3月発行
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お薬師様の近くでお参りを 再興10年、京都十二薬師霊場会が特別公開 2023/10/7〜22

2023-09-27 18:38:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

お薬師様の近くでお参りを 再興10年、京都十二薬師霊場会が特別公開
 産経ニュース より 230927


 薬師如来をまつる京都市内の12カ寺でつくる「京都十二薬師霊場会」は
 10月7~22日、本堂や薬師堂などに入り間近で参拝できる特別公開を行う。

 同会会長で平等寺(京都市下京区)の大釜諦順(たいじゅん)住職(68)は「コロナでお参りされる方との距離ができてしまったが、これを機に仏様に近づいておまいりしてほしい」と話している。

 古くから薬師信仰が盛んな京都では、病気平癒や無病息災を願いお薬師さんを順番に参拝する風習があった。江戸前期の「薬師霊場記」や京都の名所記「京童(きょうわらべ)」などにその記述が残っている。

 霊場の呼び名や札所は時代とともに変わり、明治には現在のほぼ12カ寺に落ち着いたが、霊場会として機能していたのは戦前まで。
 戦後は個人的に巡礼する人はいたものの、霊場会としての活動は停止していた。

 その後、ご朱印集めをしながら薬師巡礼する人が増えたことなどから平成24年、約80年ぶりに戦前の形で復興された。
 コロナ禍の厳しい時期が続いたが,再興から10年経たのを機に今年,特別公開を企画した。

 公開日や時間、拝観料は各寺で異なる。12カ寺すべて参拝すると,成満の証明書がもらえる。

 第1番札所から順に、
▽平等寺▽教王護国寺(東寺、京都市南区)▽水薬師寺(同市下京区)
▽壬生寺(同市中京区)▽真正極楽寺(真如堂、同市左京区)
▽福勝寺(同市上京区)▽雙林寺(そうりんじ)(同市東山区)
▽大超寺(同市左京区)▽薬師院(同市中京区)
▽大福寺(同)▽西光寺(同)▽永福寺(同)

(田中幸美)
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【ノーベル賞発表迫る】日本人の有力候補者と研究内容をまるっと紹介 2023/09

2023-09-27 18:28:54 | 気になる モノ・コト

【ノーベル賞発表迫る】日本人の有力候補者と研究内容をまるっと紹介
ニュースイッチ by 日刊工業新聞  より 230927


 ノーベル賞の受賞者発表が来週に迫った。自然科学3賞に関しては、10月2日に生理学医学賞、同3日に物理学賞、同4日に化学賞が公表される。
 2021年に米プリンストン大学の真鍋淑郎上席研究員が物理学賞を受賞したが、22年は日本人の受賞者はいなかった。2年ぶりの日本人受賞となるか、海外を含めた自然科学3賞の候補者と研究成果を紹介する。(飯田真美子、小寺貴之)

⚫︎生理医学賞 森氏 異常たんぱく質検出・修復/小川氏 脳血流中酸素濃度を撮像

▶︎森氏
 23年の生理学医学賞は、京都大学の森和俊教授が有力だ。細胞中の物質の貯蔵や輸送を担う「小胞体」の中にある異常なたんぱく質の検出と修復の仕組みを発見した。パーキンソン病や心不全など多くの疾患の治療につながることが報告されている。
 たんぱく質が膜で包まれた後に目的の場所まで運ばれる「小胞輸送」の解明で、別の研究者が13年にノーベル生理学医学賞を受賞してちょうど10年がたったタイミングとなっており、森教授が研究する細胞内器官の仕組みの解明に関する領域に期待がかかる。
 森教授は23年の慶応医学賞にも選ばれ、ノーベル賞への階段を着実に上っている。


▶︎小川氏
 東北福祉大学の小川誠二特別栄誉教授も注目だ。磁気共鳴断層撮影装置(MRI)関連の発見をした研究者が20年前に同賞を受賞。小川特別栄誉教授は、その技術を応用し、体に負担をかけずに脳の活動を測定できる「機能的磁気共鳴断層撮影装置」(fMRI)を開発した。
 脳の血流中の酸素濃度の信号をMRIで撮像できることを見いだした。この信号を利用してヒトの脳が活動している部位を撮る技術を実証し、fMRIの基本原理を確立。脳疾患の診断などに応用されている。
 睡眠覚醒を制御する神経伝達物質「オレキシン」を発見した筑波大学の柳沢正史教授も候補者に浮上している。急に強い眠気に襲われる睡眠障害「ナルコレプシー(居眠り病)」や不眠症の原因を突き止め、治療薬の開発につなげた。23年にはノーベル賞の登竜門である生命科学ブレイクスルー賞やクラリベイト引用栄誉賞に選ばれた。


⚫︎物理学賞 十倉氏 高温超伝導体/松波氏 SiCパワー半導体

▶︎十倉氏
 物理学賞は21年に地球科学分野が受賞したことで予想が難しくなったが、物性や宇宙・素粒子が23年の注目分野となりそうだ。特に近年は物理学賞や化学賞を中心に環境負荷の低い成果が受賞する傾向がある。
 その中で、効率良く電力の制御や変換ができる「炭化ケイ素(SiC)パワー半導体」を生み出した京都先端科学大学の松波弘之特任教授(京都大学名誉教授)が有力だ。
 高い電圧への耐圧・耐熱性を持ち冷却装置が不要なため小型・薄型化でき、脱炭素社会の実現に必要な技術だ。スマートフォンや自動車など多くの製品に使われており、23年にノーベル賞に比類するエジソンメダルを受賞した。


▶︎松波氏
 また、電気を通さない絶縁体に電子を入れて高温超伝導体をつくる「電子型」を発見した東京大学の十倉好紀卓越教授(理化学研究所創発物性科学研究センター長)も注目だ。容易に高温超伝導体を設計できる「十倉規則」を確立した。
 低消費で大容量の次世代記憶デバイスへの応用が見込まれる。よりエネルギー消費が低い材料となり得るスキルミオンも研究しており、将来的に産業界の基盤となる成果として期待できる。
 宇宙・素粒子分野の日本人候補者は少ないが、初期の宇宙が指数関数的な急膨張を起こしたと提唱した東京大学の佐藤勝彦名誉教授は候補だ。約138億年前の宇宙の始まりの解明につながる理論として、探査などを含めて研究が進んでいる。

他に,次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を開発した桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授や,
300億年に1秒しかズレない「光格子時計」を作った東大の香取秀俊教授、
電気を通すセメントや鉄の高温超伝導体、酸化物半導体「IGZO(イグゾー)」の生みの親である東京工業大学の細野秀雄栄誉教授らも名を連ねる。


⚫︎化学賞 石田氏 合金の熱力学DB構築/北川氏 多孔質材、孔の大きさ精密制御

▶︎石田氏
 化学賞は生化学と有機化学の研究者が多く選ばれてきた。かつては原子核分裂や超ウラン元素も化学賞の対象だった。無機化学や理論化学は近年授賞が減り、無機は19年のリチウムイオン電池の前は11年の準結晶、理論は13年のマルチスケールモデルの前は98年の密度汎関数法までさかのぼる。23年のノーベル化学委員会は議長が理論化学者で、無機化学者が6人中2人を占める。久しぶりに理論や無機から選ばれる可能性がある。
 理論と無機の融合領域から日本人研究者を挙げると、合金の熱力学データベースを構築した石田清仁東北大学名誉教授が候補になる。多元系合金の状態図を計算で予測するためにデータを集めた。鉄鋼や化合物半導体など幅広い研究に利用され、身近な製品では鉛フリーハンダや医療用銅基超弾性合金などの開発に貢献した。このデータ駆動型の研究手法は人工知能(AI)技術と組み合わされ、研究効率を飛躍的に向上させた。


 他にも無機化学では多孔性配位高分子(PCP)/金属有機構造体(MOF)研究の北川進京都大学特別教授が挙げられる。多孔質材料として孔の大きさを精密に制御でき、二酸化炭素や有害物質の吸着材料として開発が進む。
 東京大学の藤田誠卓越教授は球状の金属有機錯体を合成。たんぱく質などの構造解析への応用が進んでいる。

 高分子化学では精密重合を実現した沢本光男京大名誉教授・中部大学特任教授、
らせん高分子を合成した岡本佳男名古屋大学特別教授らが候補だ。
選ばれれば00年の導電性高分子以来の授賞になる。


 PCP/MOFの研究で知られる北川京大特別教授も化学賞受賞の有力候補だ
海外有力テーマ素粒子観測、南極で成果

▶︎南極にある素粒子観測装置「アイスキューブ」
 ノーベル賞は約120年の歴史があり、生理学医学と物理学、化学の3賞に加え、文学と平和、経済学に与えられる。賞金は1賞当たり1100万スウェーデンクローナ(約1億4668万円)。一つの賞で最大3人が受賞し、その場合、賞金は分け合う。
12月に授賞式を開催するが、22年はウクライナ侵攻を始めたロシア、それを支援するベラルーシ、人権問題で批判されているイランを招待しなかった。23年も招待しない方針。

 海外にも有力なテーマは多い。新型コロナウイルス感染症の予防につながる「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」の開発に必要な技術の構築は22年に続いて有力候補だ。ノーベル賞の前哨戦と言われる賞を数多く受賞している。

 また巨大ブラックホールの影の撮影に成功した国際研究グループも候補。これまでに巨大ブラックホールの影の撮像を2例発表しただけでなく、周辺研究の成果も多く創出している。
 南極にある素粒子観測装置「アイスキューブ」で得られた成果も引き続き注目だ。素粒子の一種「反ニュートリノ」の観測に初めて成功した。どちらも日本人研究者が研究に関わっている。

ほかに光でたんぱく質を制御する「光遺伝学」や、
一瞬で起こる物理現象の解明につながる「アト秒(アトは100京分の1)レーザー」、
がん抑制遺伝子「BRCA1」の研究に携わった研究者らも候補に挙がっている。
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