満開の桜も今日の雨で散ってしまいました
人間は2足動物なので、痛みの原因が、大抵の問題は
足にあることが多いのですが、
子供の頃、喘息をやったことがある人や長い間
風邪が治らなかったりした場合など、肋骨(胸郭)が原因で
痛みが取れないことがあります。
症例:60代 女性
主訴:左膝の痛み。歩行時特に痛む。
既病歴:5年ぐらい前自転車から転倒。年末から1ヶ月ぐらい風邪が治らず
長引いていた。
所見:左膝完全屈曲できず。左大腿直筋筋力50%。
施術:脛骨粗面と大腿直筋とのバランスをとる。
左足根骨の調整。右第2肋骨上方から下方へ押圧。
治療後、大腿直筋筋力80%。荷重時の痛み半減。
2回目 屈曲可動域アップ。しかし階段の下りで痛み。
右小胸筋調整。眼球運動にて頸部伸展可動域を広げる。
荷重時の痛み30%。
5回目 歩行時の痛みなし。階段下りやや痛み。
右肺(上中葉)の機能を上げる。荷重時の痛みなし。
自転車事故による、膝関節が固まり放置していたため
可動域が狭くなっていたことと、風邪が長引き長時間寝ていたことで
胸郭の動きが固まり、頸部の動きが制限され身体がもっと固くなり
筋膜連鎖で大腿部の筋肉まで緊張してしまったと思われます。
特に吸う方が優位になり交感神経が亢進して、痛みも感じやすくなっていました。
上手く吐き切れていないので、どんどん身体が緊張してしまいます。
肋骨は吸うときは広がり、吐くときは下がります。
膝の痛みがなかなか取れない方は、肋骨(胸郭)の歪みが
原因かも?
肺の機能は右肺がほとんど頑張っているようです。
特に咳が長引いたりした風邪の後は、注意が必要です。
アイリス整骨院
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