gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/trend/fnn-64649
一部引用
5歳の娘からこんなラブレターをもらった。「I LOVE YOU」を「一緒にヘビに吞まれてもいい」と表現するその感覚に、正直一瞬恋に落ち…いや、落ちないけど、しばらく頭の中で二人一緒にヘビに呑まれている様子を想像し、時間を奪われてしまった。
このように投稿したのは漫画家の宮川サトシさん。娘からもらった手紙の自分への愛情表現の仕方に驚いたそうだ。
そんな娘さんが書いた手紙の内容がこちら。
おとうさんへ
おとうさんがへびにたべられたら、はなえもたべられていいよ。どうしてそうおもうかとゆうと、おとうさんがすきだから。
「お父さんがヘビに食べられたら、自分も食べられてもいい」。この表現は、同じ運命を共にしてもいいと思えるほどにお父さんが好きだということのようだが、5歳の子が書いたとは思えない独特な表現だ。
この投稿には「これ以上の愛情表現はないんじゃないかなと思って泣いちゃいました」や「素晴らしい文才ですね!こんな文章なかなか産み出せないですよ」などのコメントが寄せられ12万超のいいねが付いている。(7月21日現在)
娘さんからの手紙を読んだ時、どのように思ったのか。そして、なぜ娘さんはヘビに例えて愛情表現をしたのか。宮川さんにお話を伺った。
「愛」を使わず、知り得る限りの言葉で愛を表現しているのかなと
ーー手紙を読んだ時、どのように思った?
嬉しさよりも驚きが先にありました。まず文法がしっかりしていること、そしてこの気持ちの表現に、ヘビに二人で呑まれているイメージが一瞬で膨らんで、こちらの時間が止まったようでした。そしてすぐに夏目漱石の「I LOVE YOU」の訳「月が綺麗ですね」のことを思い出しました。
「愛」を使わず、知り得る限りの言葉で愛を表現しているのかなと。物書きの端くれとして、少しだけ嫉妬もしましたが(笑)。誇らしくとても嬉しい思いでおります。宝物がひとつ増えましたね。