素晴らしいプレゼント聖書
聖書は,神様の愛が詰まったプレゼントです。
神が人を導いて聖書を書かせたのは,子供である私たちのことを深く気に掛けているからです。
聖書を通して,とても重要な疑問に答えてくださっています。
例えば,人間はどのようにして存在するようになったのか,何のために生きているのか,この先世の中はどうなるのか,といった疑問です。
神(エホバ,ヤハウェ)は私たちにこうした疑問の答えを得てほしいと思っています。
何世紀も前から,人々の心を動かし,聖書がいろいろな言語に翻訳されるようにしてきました。
今では聖書の全巻または一部が3000余りの言語で読めるようになっています。聖書は歴史上最も多くの言語に翻訳され,広く頒布されてきた本です。
どこに住んでいる人も,どの言語を話す人も,母語で聖書のメッセージを知ることができるのです。
アフリカの言語に聖書を翻訳する
西暦1800年には,聖書の全巻または一部が70ほどの言語で読めるようになっていましたが,アフリカの言語にはほとんど訳されていませんでした。
当時,アフリカのバンツー諸語では,言語をどう表記するかというルールが定まっていませんでした。
転機となったのは,英国のウィリアム・ボイスといった人がアフリカに移り,そのような言語を話す人たちと生活するようになったことです。
ボイスはコーサ語の正書法を確立し,ほかの人たちと共に「ルカによる福音書」をコーサ語に翻訳しました。
1833年に発行されたその福音書には,神の名前が現在の「新世界訳」と同じ箇所に出ています。
ボイスは,コーサ語と他のバンツー諸語には共通する複雑な文法上のルールがあることを突き止めました。
このことがきっかけで,聖書をアフリカの他の言語に翻訳できるようになりました。今では聖書の全巻または一部が1000以上のアフリカの言語で手に入ります。
神(エホバ,ヤハウェ)はどの国の人々にも聖書を手にしてほしいと思っています。
「神を畏れて正しいことを行う人はどの国の人でも神に受け入れられるのです」。
(使徒 10:35)
聖書に対する感謝の気持ちは,聖書を毎日読んで思い巡らし,学んだ通りに生きるよう努めることによって表せます。
聖書のメッセージをできるだけ多くの人に伝えることによっても感謝を表せます。
「いかに幸いなことか,神に逆らう者の計らいに従って歩まず,罪ある者の道にとどまらず,傲慢な者と共に座らず,主(神)の教えを愛し,その教えを昼も夜も口ずさむ人。
その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び,葉もしおれることがない。その人のすることはすべて,繁栄をもたらす」。
(詩編 1:1~3)
「そして,王国の良い知らせは,全ての国の人々が聞けるように世界中で伝えられます。それから終わりが来ます」。
(マタイ 24:14)
「それで,行って,全ての国の人々を弟子としなさい。父と子と聖なる力の名によってバプテスマを施し,私が命令した事柄全てを守るように教えなさい。私は体制の終結までいつの日もあなたたちと共にいるのです」。
(マタイ 28:19,20)