gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3291843
一部引用
フランス語圏の同州では、毎年7月1日に大勢が一斉に引越しをする。モントリオール市内だけでも、公式統計で8万〜10万世帯が毎年この時期に転居している。
だが、今年は新型コロナウイルス感染症が収束しない中、公衆衛生上の危機によって賃貸物件不足が悪化しており、ホームレスになってしまうのではないかと心配する声も多い。
「居住の権利」を守る人権団体「FRAPRU」によれば、転居先が見つからないとの相談電話の件数は昨年の98件から171件に激増した。
当局は、感染拡大を防ぐため友人や近隣住民に引っ越しの手伝いを頼まず、予防措置を講じている業者を利用するよう推奨している。
これも「余計な出費となり、家計の苦しい家庭に追い打ちとなっている」とFRAPRUは指摘する。
引っ越し業者も、利用客の強いストレスや消毒に関する質問にさらされ、不安を感じている。
ある業者では、トラックは毎晩消毒し、転居先の室内に作業員と同時に立ち入る顧客は1人に限定するなど、さまざまな安全対策を新たに講じた。
だが経営者は、家具を移動する際に「2メートルの対人距離を確保することなど絶対に不可能」だと述べた。