きのうの釧路市議会。
カジノの夢をまだ諦めていない。
市長は、マカオなどのようなカジノは考えていない。
それは誤解だ。もっと小さな、温泉での保養のなかでの楽しみ、それによって滞在を1日増やすことができる。例えばドイツのバーデンバーデンのような。
たしかこのようなことを述べていた。
それでもカジノに変わりはない。
ギャンブルに地域経済の活性化を賭ける。バクチ経済と同じではないか。株など証券投資もギャンブルそのものに近くなっている。
世界のなかで、日本はすでにギャンブルでは突出している。世界のギャンブルマシーンの数は、
日 本 421万
アメリカ 86万
イタリア 35万
ドイツ 24万
スペイン 24万
イギリス 22万
フランス 2万
韓国 1万6千
マカオ 1万4千
スイス 3千
シンガポール 3千
日本人のギャンブル漬けは世界のなかで異常な状態だ。
滞在を1日増やすのはいいが、本来のもっているものを壊しかねないのがカジノである。
アイヌの文化と歴史に、カジノは合わない。
依存症に陥った方々を個人責任として切り捨てていないか。依存症の方々やその家族と向き合ったことがあるのか。これ以上のギャンブルはきっぱりとやめるべきだ。
IRのなかにカジノはいらない。阿寒湖畔の観光地としての「ブラシアップ」にカジノは必要ない。