リーマンショックによって解雇され、その後、
知人宅を転々としながら、最後はホームレスと
なっていた。空き家の物置に寝起きしていたが、
生活できないと私に相談が持ち込まれた。
11年前の5月であった。
下宿で生活をしてもらい、そこから生活保護申
請を行った。健康を害していたので、病院にも。
病気の治療とともに、その後穏やかな生活を送
っていたと聞く。
昨日、突然亡くなったと知らせを受けた。
土日なので市役所は休みであったが、とりあえ
ず葬儀と火葬を済ますことができた。
お骨は下宿の人と私の2人でひろって納めた。
ひろいながら70年近い人生はどのようなもの
であったのだろうかと想いをめぐらしていた。
私とは一期一会に近い関係であったが、それに
してもリーマンショックがなかったなら違う人
生をおくれたのでは思う。
ご冥福をこころからお祈りしたい。
私の過去のブログ ⇒
今、新型コロナでリーマンショック級の経済パ
ニックが近づいている。
自己責任ばかりを強調する「新自由主義」の悪
影響は、社会のいたるところで矛盾と悲惨な状
況を生みだしている。
政治の責任は重大だ。
自民・公明、そして維新が進める「新自由主義」
を変えるためにも政権交代が必要だ。
その道は「市民と野党共闘」以外ない。