エーと先回の続きです まず課題の答え合わせをしましょう
課題はオルタードはトニック系・サブドミナント系・ドミナント系のいづれのコードに
使われるか?・・・という事でしたよね
答えはドミナント系のコードです・・・オルタードはオルタードドミナント・スケールと
言われる位 ジャスやブルースのアドリブの時のアウトの音・・・つまり
音をかっこよくはずすテクニックに使われたり ポップスやロックでもⅤ7の
ドミナント7の箇所等でよく使われます
その理由はCオルタードスケールで説明します・・
因みにCオルタードスケールが使われると言う事はそのコードはC7ですよね
☆ ド(ルート) レ♭(♭9) レ♯(♯9) ミ(M3)
ファ♯(♯11) ラ♭(♭13) シ♭(♭7) ド(Pf8又はルート)
これがCオルタードでしたね・・・青がC7の構成音 赤がテンションの音です
ここでテンションについて豆知識・・テンションとはコードの音が奇数で積み重なってゆくと
一番下の音から 1度・3度・5度・7度・9度・11度・13度と重なってゆきますが
ド ミ ソ シ レ ファ ラ
青までをコードの構成音と言い 赤からテンション・・つまり拡張された音になります
テンションには2種類あって 上記の9th・11th・13thの レ ファ ラのように
♯や♭が付かないテンション・・・これをナチュラルテンションと呼び
♭9th・♯9th・♯11th・♭13thのように♯や♭の変化記号が付いたものを
変化したテンション・・つまりこれをオルタードテンションと呼びます
本来はそのメジャースケールの中の音で作られてるのがナチュラルテンションですが
まあ今の段階ではそう覚えたほうが分かりやすいと思います
つまり上記の☆印の赤と青で書いた
CオルタードスケールはC7の構成音とオルタードテンションで作られている
・・と言う事ですよね これがオルタードというスケール名の由縁です
テンションの音が入ると人によっては不安定・近代的・幻想的・深遠な感じと
様々ですが、使い方を間違わなければ一般的には洒落たモダンな感じがします
又テンションはコードによって使えるテンションとそうでないものがありますが
ドミナント7は他のコードと違って多く、ほとんど使えると思ってください
(11th以外は・・但し11thはオルタードスケールに入ってないので安心を)
使えるテンションが多い理由はドミナントの次はほとんどが安定したトニックなので
次のトニックのコード構成音やスケールに対しオルタードスケールからは半音差で
戻る事 つまり解決する事が多いからです・・・まあ言い方は適当ではないんだけれど
少し外れた感のあるオルタードは次に安定した音が来るので、そこを見越して弾けば
少し外れた感が逆にかっこ良く感じるのです・・・・・・長くなってしまいました まとめます
オルタードスケールは主音はそのままで、それ以外の音は全て半音下げれば
簡単に出来ます・・又そのスケールの音はどの音を使ってはいけないと言う音
つまりアボイドノート(弾かないほうがよい音)はありません
ですから あまり神経質にならずアドリブの時、ドミナント7のコード上で使えます
但しセンスの良い使い方をするには他と同様、かなりの経験と練習が必要になります
何かの参考にでもなれば嬉しいです・・・。