石川社中の音楽独り言

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そもそもテンションって何Ⅱ

2015-05-12 13:11:21 | アドリブの仕方

テンションの2回目です・・・やっぱりテンションは皆さん結構関心が高いようですね

でもこのブログではテンションが何故理解しにくいか?に

ポイントを置いて書いてますのでテンションそのものを・・と言う人は他のネットを見てくださいネ

 

さて課題の答え合わせの前に・・先に断っておきます ここで書いてある条件1・2・3等の言葉は

私が説明を分かりやすくする為に簡易的に使ってるもので、

一般に通用する言葉とは違いますので、その辺をまず理解してくださいね

 

さて課題は下記の音階のテンション候補の中で構成音と半音差(短2度・短9度)になるテンション

を答えなさいでした

 

  レ  ミ  ファ    ラ    ド    ミ  ファ  ソ    シ  ド

 

この2オクターブの音階の中で青の文字がコード構成音です そして赤がテンションに

なりうる音でしたよね それは条件1で最初のドの音から数えて9番目11番目13番目

つまり9度11度13度(9th・11th・13th)がテンションになりうる音でしたよね? 

因みにドミソシはコード名はCM7コードになります・・・つまり

 

ドミソシの構成音とレファラのテンションになりうる音(テンション候補)とで半音差の短9度に

なる音はどれか?と言う事ですよね 考えましょう ドレミファソラシドはご存知のようにミとファ

そしてシとドの間が半音です・・つまり答えは構成音とテンションのファは短9度の半音差になる

・・と言う事です 何故短9度の半音差が問題かと言うと、半音差の音は基本的に音が同時になると

音が濁るわけです 上記の場合は1オクターブ離れているものの音がやはり濁ります

 

じゃあそこから何が分かるか?と言うと・・ファつまり11thは構成音ミ(3度の音)と半音差で

ぶつかって音が濁るのでCM7のコードのテンションには使わないでおきましょう・・ってことです 

 

つまりCM7コードにテンションとして使われるの9thと13thになるわけです

そして又構成音と短9度の半音差でぶつかる音は避ける・・

と言うのがテンションの条件2になるわけです (現段階では例外は考えないでおきましょう)

 

さあどうでしょうか此処まではOKですか?

 

さあここでもう一つ重要な事を覚えましょう 上記の9th 11th 13thは

スケールをそのままの状態で出来たテンションですよね スケールの何処かの音を変化や加工

させたわけではありません

 

スケール上の音をそのまま使ってできるテンションをナチュラルテンションと言います

このスケール上の音をそのままを使って出来る・・と言う言葉は頭に焼き付けてください

何故なら冒頭に書いたように混乱の大きな原因になっていますので・・今後分かると思います

 

では此処で課題です

先回の2番目の課題も含め 下記の2つのスケールのコード構成音を割り出しコード名を書きなさい

そしてそのテンション候補を答え 最終的に条件1と2を満たすナチュラルテンションも

それぞれ書きなさい

1   レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ

2   ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ

答え合わせは次回に・・・何かの参考にでもなれば嬉しいです。