お待たせしましたあ・・・では先回の答えあわせから始めますかあ
課題は下記のスケールから出来るコード名とアボイドノートを探しなさい
1 レミファソラシドレ
2 ミファソラシドレミ
3 ファソラシドレミファ
でしたね?・・・では回答です
1は構成音はレファラド・・つまりDm7コードですね アボイドは後述します
2は構成音はミソシレ・・・つまりEm7コードですよね アボイドはファとドですね
ファは構成音ミの半音上の音になります 又ドも構成音シの半音上の音になりますね
さて3は構成音はファラドミ・・・つまりFM7コードです アボイドはありませんね?
ここまでOKでしょうかあ?・・又正解しなくてもここまで理解できてれば十分ですよ
勉強しはじめた頃の私なんか 多分こんな事全然理解していなかったと思うので・・・
さて1レミファソラシドレ のアボイドの件ですがここから少し話が難しくなります ですから
ここまででOKと言う人はこの先特に読む必要はありませんよ
さて ではアボイドは構成音の半音上と言う条件以外にも前記したように
コード機能を害さない・・と言うもう一つの条件がありましたよね
結論から言えばレミファソラシドレのアボイドはシの音になります その理由の説は
色々あります 此処では大雑把に簡単に説明します
シの音は構成音の半音上ではありません しかしDm7は次にかなりの確立でG7コードが
来る事が予想されます 特にジャズではツーファイブといって(Ⅱ Ⅴ Ⅰ)
Dm7 G7 CM7はよく使われます・・・そして次に来るG7コードは不安定な響きが特徴です
そしてその次のCM7はその不安定さを解消して安堵感のある安定した響きで解決してくれます
このときのG7の不安定さは構成音ソシレファの中のファとシの音が不安定さを出しています
そしてそのファとシの音程は4弦の3fから4弦の9fまでの6f分・・つまり全音で言うと3つ分
この全音3つ分離れている音を特にトライトーン(3全音)と言って、不安定さの代表なのです
つまり レファラドの音が響いているDm7コードがバックの時 基本的にはシの音を出すと
不安定さが生まれ次に来るG7の特徴的な不安定さを 先取りしてしまうような形になってしまいます
又同じくシの音は次のG7からCM7に解決 つまり安定した安堵感を得るのにシ→ドと流れる
欠かせない音でもあります ですから一般的にはシは構成音の半音上ではないけれど
コード機能や進行を害さない為 Dm7のアボイドはシとする人が多いわけです
まとめましょう
一般的にDm7のテンションはアボイドはシ よってテンションは残りの9thと11th
一般的にEm7のアボイドはファとド よってテンションは残りの11th
一般的にFM7のアボイドはなく テンションは9th ♯11th 13thです
さあ課題です FM7のスケール ファソラシドレミファは何処にも♯記号はないのに
何故♯11thと言うテンションになるのか考えてください 又それはオルタードテンションなのか
ナチュラルテンションなのかも考えてください・・・答えあわせは次回に
少しでも何かの参考にでもなれば嬉しいです
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