今回でダイアトニックコードの最後です この後はケーデンス(終止形)に入ります
さて先回課題の答えあわせです
課題1はKeyG KeyD Key F KeyAの
主要三和音とそれぞれの代理コードを書きなさい・・・でしたね
答え
Key Gの主要三和音は G C D(7)です
Gトニックの代理はBmとEm Cのサブドミナントの代理はAm
D7ドミナントの代理はF♯m-5
Key Dの主要三和音はD G A(7)です
Dのニックの代理はF♯mとBm Gのサブドミナントの代理はEm
A7ドミナントの代理はC♯m-5
Key Fの主要三和音は F B♭ C(7)です
Fトニックのの代理はAmとDm B♭のサブドミナントの代理はGm
C7ドミナントの代理はEm-5
Key Aの主要三和音は A D E(7)です
Aのトニックの代理はC♯mとF♯m Dのサブドミナントの代理はBm
E7ドミナントの代理はG♯m-5 ・・・です・・・どうでしたか?
課題2はアドリブに興味のある人のみ それ以外の人は下の本題へ
リディアンドミナントの代理スケール つまり代わりが出来るスケールは?
この答えはKeyAを例にすると Aリディアンドミナントはラシド♯レ♯ミファ♯ソラ
これはEナチュラルマイナーの ミファ♯ソラシドレ♯ミ・・と全く同じです よって
Aリディアン・スケールの代理が出来るのはEナチュラルマイナースケールってのが答えです
さて本題です ここで代理和音の説明しましょう
例えばC Am F G7 と言うコード進行の歌があった場合 この曲の間奏する箇所で
歌と同じコード進行で繰り返すのは ちょっとくどいし 又芸がありませんよね?
かといって全然違うコード進行を作ったんでは意外性はあっても 統一感がなくなるでしょ
そこで雰囲気を壊さず かといって同じコード進行では無い それが代理和音です
上のC Am F G7なら Em Am DmG7 に出来ます EmはCの代理 DmはFの代理です
いかがでしょうか コードアレンジの第一歩ですよ
さておおまかな代理の意味が分かったところで もう一つのポイントになる約束事を覚えましょう
先回学校を例にして色々説明しましたが 級長とクラス委員の関係を覚えてますか?
主要三和音の代表とその仲間のコードの関係 つまり主要三和音と代理和音ですよね
ここで コード進行の中で クラス委員は級長を追い越さない と覚えてください 例えば
Am →C 或いはDm→F この2つの進行例は級長をクラス委員 つまり代理が追い抜いてますよね
この進行は良い流れではありません 理由は簡単に言えば弱い所から強い所へ行くよりも
強い所から弱いほうへ流れたほうが流れやすい 程度に覚えておいてください
但し Key が違えば全然違う話なので Keyの見方に注意!
例えばAmからCは Key Amではごく自然な流れ方です その場合は
ハ長調 KeyCのⅠからⅥmに流れたのではなく ちょっとムツかしいけれど KeyAmの
Ⅰmから ♭Ⅵに流れた事になるので つまりKey が変われば度数の数え方が違うので
改めて誤解のないようにお願いしますよ・・・
さあ ではここで簡単なメロディーにコード付けをしてみましょう
課題1 1 ド レ ミ ファ
2 ソ ミ ファ レ
3 ミ ソ ド ラ
条件は 一つの音はⅠ小節に1音の設定 分からない人は一つの音を4秒ほど伸ばし
一つの音に対し一つのコードを割り当ててください
コツは課題のメロディーをギターかピアノで弾いて メロを覚えて歌えるようにして
その後自分で考えたコードを歌いながら弾いて コードを考えてください
勿論メロディー自体が構成音に無いコードは避けるべきですよ
答え合わせは次回に 課題2はコメント欄に載せます。