えーお待たせしました
今回はⅡⅤについて書きます にーごーじゃあ無く ツー・ファイブですよ
それで一つ前置きですが 本来ⅡⅤはジャズに良く使われるんですが
私はジャズそのものではなく 一般的なポップスやロックに使うと
効果的なⅡⅤを紹介して行きたいと思いますので、予めご了承ください。
又先回のセカンダリー・ドミナントをⅡⅤに発展させる方法も書こうかと思います では
そもそもⅡⅤって何さ 何の数字なの?・・・・・・ですよね
ⅡⅤは本来はもう一つ数字が加わって Ⅱ Ⅴ Ⅰ(ツー・ファイブ・ワン)の流れの事です
何さ!余計分からんわ Ⅱ Ⅴ Ⅰって一体何さ?
そうだよねえ ・・・・ではちょっと前の部分から書きますね
そもそもダイアトニック・コードと言うのがあって どんな事かと言うと
一つの音階 例えばドレミファソラシドの7つの音(最初のドと最後のド一緒)に
それぞれ3番目と5番目の音を加えコードを作ることが出来るんですよ
そしてその出来た7種類のコードで、その音階つまりドレミファソラシドで作曲した
メロディーに対し伴奏のコードにあてがう事が出来るんです
それがダイアトニック・コードです
ではもう少し具体的に。。。。
例えば最初のドの音に そこから3番目のミの音 5番目のソを加えるとドミソと言う
コードが出来る 後は同じ様に作ると
ドミソ レファラ ミソシ ファラド ソシレ ラドミ シレファ だね これにコード名を付けると
C Dm Em F G A m Bm-5 になる 更に順番をつけると
1番目 2 3 4 5 6 7 で これをローマ数字に換えると
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ になります
そしてⅠと言えば順番だけではなく、当然1番最初のコードを指します
つまりダイアトニック・コードで1番最初のコードの事です この場合はCコードですね
それ等を良くⅠ度(いちど)のコードなんて言います 以下Ⅱ度のコード・・・と言います
どうでしょうか? 少し見えてきたあなたは天才!
そうですね上記のダイアトニックコードで ローマ数字のⅡ Ⅴ Ⅰのコードは
Dm G C ですね そしてこれを更に4声和音に広げ、小節に分けると
/Dm7/ G7 / CM7/ CM7/の様になります(一般的には)
これが略してⅡⅤ (Ⅱ Ⅴ Ⅰ)の流れになります
具体的な作り方を紹介しましょう
例えばA7と言うドミナント7のコードからⅡⅤを作るには どうしたらいいでしょうか
まずA7が5番目と言う事ですよね だから1番目のコードは何でしょう
5度下がります A →G→ F→ E→ D つまりDコード
良いですか? ここでⅡⅤⅠのⅤとⅠは分かりました つまりA7 Dですね
では残りのⅡは上図で分かるようにEmになります(Ⅱのコードは必ずマイナーコードです)
すると答えは Em A7 D そして四和音にすれば Em7 A7 DM7ですね
では一体何の為にあるんでしょうか? どんな使い方が効果的なんでしょうか?
はい ここからは次回に説明をしたいと思います 皆さんも時間があれば考えてみてください
何かの参考にでもなれば嬉しいです・・・。
さあここで課題です
次のドミナント7のコードからⅡⅤを作りなさい (四和音で)
又〇の部分にはⅡのコード △にはⅠのコードを入れなさい。
1 〇m7 D7 △M7 2 〇m7 C7 △M7 3 〇m7 B7 △M7
答えあわせは次回に・・・。
次回も楽しみにしてますよ
ところでⅠmもあるんですよね?
書く事が一杯になっちゃって
内容の的が絞れないから・・・・
因みにⅠmに行くときは
Ⅱm7-5 Ⅴ7♭9 Ⅰmにすると
美しい哀しみが表現できるよ。
結構やっぱ 美しいですねえ・・・。
ツーファイブの原型はⅤ7→Ⅰのドミナント進行だと思うけれど
何故Ⅴ7がⅡm7と2つに分かれるんですか?
ヒントはG7をどんどん9th・11thとどんどん構成音を積み上げてみると分かるよ。
G7を拡張するとDm7のレファラドの構成音が入ってくると言う意味でしょうか?
つまりⅡⅤはⅤ7の構成音拡張型と考えても良いのですよ。
分かったかなあ?って感じです。
待っててチョー・・・。