石川社中の音楽独り言

ブログ記事の内容に関係なく質問どうぞ!
特にギターや作曲やDTM等をしている方達へ
又愛知県の方達へ是非宜しくです。

オルタード・スケールまとめ

2015-05-06 06:20:30 | アドリブの仕方

エーと先回の続きです まず課題の答え合わせをしましょう 

課題はオルタードはトニック系・サブドミナント系・ドミナント系のいづれのコードに

使われるか?・・・という事でしたよね

 

答えはドミナント系のコードです・・・オルタードはオルタードドミナント・スケールと

言われる位 ジャスやブルースのアドリブの時のアウトの音・・・つまり

音をかっこよくはずすテクニックに使われたり ポップスやロックでもⅤ7の

ドミナント7の箇所等でよく使われます

 

その理由はCオルタードスケールで説明します・・

因みにCオルタードスケールが使われると言う事はそのコードはC7ですよね

 

  ド(ルート)  レ♭(♭9)  レ♯(♯9)   ミ(M3)  

    ファ♯(♯11) ラ♭(♭13) シ♭(♭7)  ド(Pf8又はルート) 

これがCオルタードでしたね・・・青がC7の構成音 赤がテンションの音です

 

ここでテンションについて豆知識・・テンションとはコードの音が奇数で積み重なってゆくと

一番下の音から 1度・3度・5度・7度9度・11度・13度と重なってゆきますが

         ド  ミ  ソ  シ  レ  ファ  ラ

青までをコードの構成音と言い 赤からテンション・・つまり拡張された音になります

 

テンションには2種類あって 上記の9th・11th・13thの レ ファ ラのように

♯や♭が付かないテンション・・・これをナチュラルテンションと呼び 

♭9th・♯9th・♯11th・♭13thのように♯や♭の変化記号が付いたものを

変化したテンション・・つまりこれをオルタードテンションと呼びます

 

本来はそのメジャースケールの中の音で作られてるのがナチュラルテンションですが

 

まあ今の段階ではそう覚えたほうが分かりやすいと思います

 

 

つまり上記の印の赤と青で書いた

CオルタードスケールはC7の構成音とオルタードテンションで作られている

・・と言う事ですよね これがオルタードというスケール名の由縁です

 

テンションの音が入ると人によっては不安定・近代的・幻想的・深遠な感じと

様々ですが、使い方を間違わなければ一般的には洒落たモダンな感じがします

 

又テンションはコードによって使えるテンションとそうでないものがありますが

ドミナント7は他のコードと違って多く、ほとんど使えると思ってください

(11th以外は・・但し11thはオルタードスケールに入ってないので安心を)

 

使えるテンションが多い理由はドミナントの次はほとんどが安定したトニックなので

次のトニックのコード構成音やスケールに対しオルタードスケールからは半音差で

戻る事 つまり解決する事が多いからです・・・まあ言い方は適当ではないんだけれど

少し外れた感のあるオルタードは次に安定した音が来るので、そこを見越して弾けば

少し外れた感が逆にかっこ良く感じるのです・・・・・・長くなってしまいました まとめます

 

オルタードスケールは主音はそのままで、それ以外の音は全て半音下げれば

簡単に出来ます・・又そのスケールの音はどの音を使ってはいけないと言う音

つまりアボイドノート(弾かないほうがよい音)はありません

ですから あまり神経質にならずアドリブの時、ドミナント7のコード上で使えます

 

但しセンスの良い使い方をするには他と同様、かなりの経験と練習が必要になります

何かの参考にでもなれば嬉しいです・・・。

 


オルタード・スケールって意外と簡単って本当?Ⅲ

2015-05-01 15:31:20 | アドリブの仕方

オルタードスケールの3回目です・・・先回の課題は

  ド  レ♭  レ♯   ミ     ファ♯  ラ♭  シ♭  ド

・・・・のオルタードスケールの内の ファ♯ ラ♭ シ♭  ドの

ディグリィー(主音から何番目になるか)を分析する事でしたね

では回答です

 

ファ♯は♯11になります(♯4と言うよりテンションと考え1オクターブ上の♯11で表記します)

ラ♭は♭13になります(これも♭6ではなくテンションノートとして1オクターブ上です)

シ♭は♭7になります(これは普通のドミナント7の7番目の構成音ですね)

最後のドは言うまでもなく完全8度 或いは主音ですね

因みに呼び方は♯イレブンス・♭サーティーンス・♭セブンス・パーフェクトエイスですね

ではここで前回の方とあわせると

 

  ド(ルート)  レ♭(♭9)  レ♯(♯9)   ミ(M3)  

  ファ♯(♯11) ラ♭(♭13) シ♭(♭7)  ド(Pf8又はルート) 

・・・になります いかがでしょうか?・・・赤がテンション青が構成音です

あとはこれをスケールとしてどう考えるかだけですが

その前に・・・ここまでで重要な事をちょっと書きます オルタードの内容とはちょっと違うけれど

 

上記の  ♯11・・・? ♭13・・・んー? ♭7って何の事だっけ?・・・って思われた方へ

説明がないので無理はないですよ・・・ただ色んなことを知ってる前提で音楽書は書いてあるので

ただその時に問題なのは或いはちょっと考えて欲しいのは

どの知識があれば、それが分かるようになるのか? その事自体さえが分からない  

と言う事です 私もその繰り返しで暗中模索でここまで来ましたから その心情が分かる一人です

 

例えば学校は一学期サボっても二学期から又授業が始まり、結局は何とかはなりますね しかし

音楽は或る前の事が不透明だとその後を理解したつもりでも、本当は理解できていません

そして又どの部分が理解できていないのかに気付く人も又アドバイスしてくれる人も少ないです

 

してそれは大げさではなく 前段階が理解できてない限り、その後は一生理解は難しいです

それで結局現状は実力やセンスある人達も、音楽の勉強を挫折・離脱を余儀なくれる分けです

その辺の残念な想いも、音楽ブログを書こうと思った私の、微力ながらの想いでもあります

 

今回ブログを見てくれた人に道案内します 上記の事がだった人は音程とは何か?

その部分が理解できていません・・・その部分がクリアされれば道路封鎖が解除になり

理解度やスキルが一挙にステップアップしますよ

 

さて脱線はこのくらいでオルタードに戻ります 

 

課題 上記のディグリー分析で構成音の青とテンションの赤の音が使えるコードは

1トニック系 2サブドミナント系 3ドミナント系のどれでしょうか?

そしてその理由も書いてください。 回答は次回に

(石川社中に通う人はスケールとテンションのプリント課題9から11をメールにて)