森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

久しぶりの川釣り

2012年02月15日 | タナゴ釣り


久しぶりに埼玉県の某町に行って来ました。
ここは田園風景が広がり小川や用水路が多く、川釣りには理想的な所です。

未だ、水温が上がるほど春の気配はありませんので、釣果は期待薄ですが、
花粉のせいか鼻の調子も悪いので森へ行くのは止めて、川釣りにしました。

先ずは、いつもの場所に直行です。



この場所は、昨夏に始めてヤリタナゴを釣った場所で、この界隈で釣りを
する時は、必ず最初に立ち寄る場所です。

着いたのは10時過ぎでしたが、平日なので他には誰も居ませんでした。



取り敢えず、昨夏に良く釣れた場所で竿を出しますが、アタリも魚影も
全くありませんでした。



水が澄んでいて難しそうです。早々に引き上げ、近くの用水路に行きました。



ここも昨夏はタモロコが良く釣れた場所ですが、他にコイやフナ、そして
稀にタイリクバラタナゴも釣れると聞いたことがある場所です。

水深もあり、濁りもあり夏と余り変わらない状況なので橋の袂で釣って
みることにしました。



10分ほどで少しアタリが出始めました。ウキが小さく動きますが中々
上手く合わせられない状態が暫く続き、やっと一匹目が釣れました。



小さなタモロコです。黄身練りでも釣れる便利な? 魚です。

この後もアタリはありますが二匹目が中々掛かりません。やはりヤリタナゴ用の
針は少し大きすぎるようで、小さい仕掛けに変更して再開です。



今回の仕掛けはシモリ付ですので、小さなアタリも分かりやすくなりました。

そして二匹目。



さっきより少し大きいタモロコ‥。

何度か”スッ”と縦にウキが沈み、タイリクバラタナゴかと思うアタリもありましたが、
この後も釣れたのはタモロコだけでした。

一時間ほど釣った頃、急に風が強くなり波が立ってきたのを潮時に納竿しました。

その後、最初に行った小川の上流のポイントに行ってみましたが、タナゴの魚影らしき
ものは殆どありませんでしたので竿を出さずに帰宅することにしました。





残念ながらタナゴは釣れませんでしたが、小さくて少ないながらも久々の釣果に
それなりに満足した一日でした。


今年始めての釣行

2012年01月08日 | タナゴ釣り


今年の釣り始め。さて何処へと思いましたが、午前中に行くところがあった為、
そこから近い埼玉のB沼へ行きました。

ここは敢えて名前を伏せる必要が無いほどタナゴでは有名な場所ですが、一応
具体的な生息地の公開は避ける暗黙ルールに則り、B沼とします。

ここは子供が小さかった頃、何度か遊びに来たことはありましたが、釣りをした
のは昨年11月が初めてでした。

その時、最初に釣れたのがタイリクバラタナゴでしたので正直驚きました。
以前はかなり有名だったようですが、最近はタナゴはなかなか釣れないと聞いて
いたからです。
しかし、その日釣れたのは結局その一匹だけでした。
その後、12月にもう一度行きましたが、朝から夕方近くまで居て、釣れたのは
モツゴ一匹のみで、アタリも殆どありませんでした。



そのリベンジも兼ねて、早速11月にタナゴが釣れたポイントで竿を出しましたが
アタリすらありません。近くでタナゴ仕掛けのおじさんが居ましたが、友人らしき
人から声を掛けられ、「駄目だね。アタリすら無い。寝てんだな」と言って、
早々に引き上げていったので、こちらも長居は無用と一時間チョットで引き上げる
ことにしました。

しかし、折角の釣り始め。他の魚でも良いから釣ってみたいと、B沼から数キロ
離れた、荒川総合運動公園近くのホソに行ってみました。



ここは小鮒釣りで有名なところで、私にとっては思い出深いところです。
昨年6月頃から釣りを始めましたが、最初に通ったのがこの場所なのです。小魚が
釣れると聞き、釣りの知識などあまり無い状態で釣っていましたが、初夏から夏に
掛けてとにかく良く釣れました。
釣れたのは主にオイカワと小鮒で、オイカワの強い引きに驚いたものです。最初は
オイカワという魚を知りませんでしたので見たことの無い綺麗な魚が釣れたと思った
ものです。小さな小鮒が釣れた時は、タナゴとの見分けが出来ず、隣で釣っていた
おじさんに、「これタナゴですよね?」と興奮気味に聞き、「それフナだよ」と半ば
あきれ気味に言われがっかりしたりしていました。

浮きが沈んで魚が釣れる面白さと、タナゴはなかなか居ない魚だということを教えて
くれた最初の場所でした。
農業用の水路のため、左の写真のとおり冬場は殆ど川に水はありませんが、一部に
深さは20センチ位と浅いですがホソが続いています。
今日は小物狙いの人が5人ほど竿を出していました。

私も隣で竿を出しましたが、B沼同様にまったくアタリがありません。
もっとも、B沼はタナゴ狙いでしたが、このホソにタナゴはいません。さすがにこの
時期にタナゴ用の黄身練りでは厳しかと言い訳の材料を見つけ、ここも一時間ほどで
納竿しました。

釣果はゼロでしたが、この場所はラジコン飛行機やラジコングライダーの数少ない
飛行場所となっていて曲技飛行するラジコン飛行機や悠然と飛ぶグライダーを見る
ことができます。

子供の頃、今は殆ど見ない「Uコン」というワイヤーで操縦する飛行機を趣味として
いた私は釣りと同じように昨年小型のラジコン飛行機を買いました。
ラジコンについては又、折を見て書きたいと思います。

さて、釣果ゼロで魚の写真が載せられませんので、私が使っている便利グッズ?を
いくつか紹介します。

ひとつは、駐車場から釣り場まで距離があるときに活躍する折り畳み式のカゴです。



網状ですが結構丈夫で、取っ手も付いているので写真のように釣り道具、折り畳み
椅子等を纏めて持ち運べ実に重宝しています。百均で購入しました。

次は寒い冬の川べりで手がかじかんで仕方ないので購入した指先が開いた軍手です。



指先があると餌付けの時に針が絡んだり大変ですが、これはちょうど良いです。これも
百均で購入しました。釣具店でも同様のタイプを売っていますが値段は結構高いです。
チョットした寒さしのぎならこれで十分だと思います。(倹約家の鏡だな)

次はニトリで買った折り畳み式のカゴ。車に釣り道具を一纏めに置けるので重宝します。



ちなみに折り畳み椅子の隣は5リットルの容器。常に水を入れてあります。水道が無い
場所では必需品です。

最後に写真はありませんが、釣り道具入れには先の曲がったピンセットと先の細長い
ペンチが入っています。
ピンセットは口の小さな魚が針を飲んだときに外すのに使います。余り奥まで飲み込んで
いる場合は糸を切らなければなりませんが、手前であれば外すことが出来ます。
ペンチはコイやブルーギル等、少し大きな魚がかかったときに同じく針を外すのに重宝
します。

竿や仕掛けは、残念ながら初心者なのでとてもお見せできるものではありません。
いつか自作で満足いく仕掛けが出来たら載せたいと思います。

今日は残念ながらボウズでしたが、冬の釣りは難しいと割り切って、次こそ頑張ろう。



今年最後? のヤリタナゴ

2011年12月29日 | タナゴ釣り


「ヤリタナゴ釣りたいなあ」

と思い立ち、私が唯一知っている埼玉のポイントに行くことにしました。
都内の自宅からは40キロ近くあるので、燃費の悪い我が愛車で行くのは
少し気が引けます。(景気悪いからなあ…)

先ずは、この夏始めてヤリタナゴを釣ったお気に入りのポイントへ向かい
昼ごろに着きました。上の写真がその場所です。

車を降りて川を見ると水は透き通り、深さも魚影も殆どありません。
タナゴは、ある程度の水深がある茂み等の下で越冬するらしいですから、
ここはそういう場所ではないのでしょう。
ここに寄った理由はもうひとつありました。
ここ、カワセミが居るんです。行くといつも水面すれすれに飛んでくる姿を
見ることが出来ます。
きょうも二羽のカワセミ(つがいかな)が飛んでいました。
カワセミは本当に綺麗な鳥です。その姿を見るだけでもここに来る価値は
あります。(ここ以外でも結構見れますが…)

カワセミが見れたのでここから5キロほど上流の第二のポイントへ向かいます。

久しぶりに行ったこのポイント付近も透き通ってしまい秋頃に比べ雰囲気が
だいぶ違っています。川底がはっきり見えて……。と思った瞬間、よく見ると
魚が群泳しています。しかもおそらく殆どがタナゴです。
一番大きいのがカネヒラ、次がヤリタナゴ、そして小さいのはそれぞれの若魚と
タイリクバラタナゴでしょう。夏や秋に下流に居たタナゴが全部集まってきた
のかと思うほどの多さです。

この付近が越冬地なのかもしれないと、早速に竿を出します。
しかし、”見えてる魚は釣れない”の格言?通りというか、やはり釣れません。
近づくと群れはスッと消えていきます。
しばらく追いかけっこをしましたが、こちらの姿が見えたらやはり無理です。

川岸の木の陰から気付かれないように近づいてみましたが、これも駄目です。



上の木の間から狙いました。


でも、こんなにたくさんタナゴが群れているのを見れて嬉しかった。
この場所がこのままいつまでも変わらずに残って欲しいと思いました。



写真は本日唯一の釣果であるヤリタナゴです。小さいから今年の新子かな。
小さくても尻ビレの赤が一人前のヤリタナゴであることを主張しています。
背びれも立派。埼玉産のヤリタナゴはやはり美しいと思います。





釣れないので独り言

2011年12月29日 | タナゴ釣り


今日も放流の話を少し。

今日から冬休みで午前中は子供と家で遊びましたが、午後からは
友達と遊ぶらしいのでお役ご免となりました。

よって、昼から都内のT公園内の端にある小さな池へ行きました。
ここは、都内でもタイリクバラタナゴで有名なところだそうです。
前に訪れたとき、隣で釣っていたおじさんが色々教えてくれました。

・地元のおじさん達がかなりの放流をしているらしいこと。
・おそらく二枚貝による累代生息ではなく、放流固体だけが生息。

おじさんはポイントや仕掛けについても丁寧に教えてくれました。
おじさんは、誰がとは言いませんでしたが、公園内にある大池にも
かなりのタナゴが放流されていると言っていました。

タナゴに関して言えば、放流はもはや特別な事ではないと思います。
どこへ行っても同じような放流の話を聞くからです。

関東(私が行く埼玉)の場合は、放流のプロセスがあるようです。
先ずは外来種のタイリクバラタナゴ、今は国内移入種のカネヒラが
生息地を急速に増やしています。そして次は霞ヶ浦に生息している
外来種のオオタナゴが生息域を拡大してくると思われています。
既に埼玉でも目撃情報があるとも聞きました。

放流は魚だけでなく、二枚貝によっても起きます。護岸化により
産卵用の二枚貝を失った在来種を守るために、二枚貝を放流する
人も少なくないようです。結果、外来種により産卵された後の
二枚貝を放流してしまい、外来種が増え在来種との勢力図を塗り替え
てしまい、在来種が絶滅するという皮肉も起こっているようです。

しかし、タナゴが余りにも貴重になったがゆえに、タナゴ愛好家は
タナゴの保護、繁殖の手助け等の「善意」から個人、もしくは集団で
放流しているのでしょう。

もちろんただ釣りたいだけの為の「善意とはいえない」放流も残念
ながら少なくないかも知れません。

タナゴに限らず動植物から昆虫等に至るまで、生態系が懸念されて
いるものは枚挙にいとまがありません。
生態系の混乱のひとつはこの放流等の異種移入によるものです。

タナゴは色々なことを私に教えてくれ、また考えさせてくれます。
わずか半年前に興味を持ったこの小さな魚にますます引き込まれて
いくようです。
綺麗だといわれる繁殖期の婚姻色もまだ見ていないですが、タナゴ
との付き合いは長くなりそうな予感がします。

今日の釣果?

ボウズです。アタリは一回のみでした。(分かったのがですが)

写真は秋に埼玉のB川で釣れたタイリクバラタナゴです。秋までは
釣れたんですが12月に入ってからは全然だめです。
タナゴ釣りは冬って聞くけど本当なのかなあ。

クリスマスにチョット釣り

2011年12月26日 | タナゴ釣り


今日はクリスマス。
午前中はワイシャツを買いに某有名紳士服量販店へ行きました。
めっきり朝晩が寒くなりウォームビズで社内に居ても寒いです。
そこで、ウォームビス用のワイシャツがあるらしいので買いに
行きました。
最近のワイシャツはオシャレすぎてシックリこないものが多いです。

オーソドックスなデザインで色は白。これが私のこだわりです。

それがなかなかな無いんですよ、最近はそのオーソドックスなのが。

店員さんに聞いて在庫調べてもらって、何とか購入しました。
気付くともう昼近い時間です。

まずい、今日は6時からクリスマスの食事とかみさんに言われて
います。釣りに行く時間が今日は余り無いようです。

なのでサッサと他の用も片付けてホームグラウンドの一つの埼玉の
B川に向かい、着いたのは三時ちょっと前につきました。
釣りが出来るのは一時間ちょっとしかありません。
タイリクバラタナゴのポイントをいくつか回る時間はもう無いので
車を止めた場所から一番近いポイント一箇所で勝負します。

しかしアタリがまったく無い。周りにいつも居るおじさん達も今日は
居ません。
おじさん達が居ないって事は釣れないのでしょうか?。
いつもはガッカリするモツゴのアタリさえ今日は恋しい……。
魚の気配もまったく感じないので4時過ぎに納竿しました。
これだけアタリがないと未練もありません。
でも、居るんだろうな、きっと。本当に上手い人ならこんな状況でも
何匹か釣るんだろうな。きっと。
私はまだまだ素人。

写真は帰り際に写したB川の夕景です。きれいな夕景見れただけで
良しとしよう。