森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

奥武蔵を歩く part4(天覧山、多峯主山、吾妻峡)

2016年05月28日 | 登山やハイキング
今日は身近なハイキングコースを歩こうと思い、飯能駅周辺のコースを歩きました。

コースは、天覧山(てんらんざん)、多峯主山(とうのすやま)、吾妻峡(あずまきょう)コースです。

ファミリーハイキングのメッカなのか、家族連れやグループの多さに少し驚きました。


飯能駅から二十分足らずで天覧山の登山入口に到着し登山開始です。




しばらくは舗装の上りが続きます。




名前が分かりません(調査中)




休憩広場の看板




最後は岩場コースと通常コースを選択です。岩場コースにしました。


十六羅漢







最後の石段を上がります。




天覧山山頂です。








標高二百メートルにも届かない低山ですが、眺望は悪くありません。


写真だけ撮って、多峯主山に向かいます。


まず一旦下ります。




アオクチブトカメムシ




下りきると湿地帯に出ました。




ヤブキリ(幼虫)









ヒョウタンボク




湿地帯を抜けると上りが続きます。




登り切ると平坦な山道です。






最後はやはり上りがきつくなってきます。






そして、多峯主山山頂です。











山頂はファミリーと宴会?の人たちで賑やかでした。昼食休憩を少しだけとって下山します。


コアジサイ




直ぐに雨乞池が現れます。






池を少し覗いて、次の御嶽八幡神社に向かいますが、直ぐに到着です。




お参りして下山を続けます。










ヤマトシリアゲ




下山して最後の吾妻峡に向かいます。






吾妻峡(入間川)




ミヤマカワトンボ





吾妻峡には三つの名物岩がありました。


赤岩




兎岩




汽車渕




ルリシジミ










最後はバーベキューだらけの飯能河原を横切り飯能駅に向かい帰路につきました。





今日のコースは、ファミリーコースとして本当に良く整備されていましたが、一人でゆっくり歩くには余り向いて

はいないようです。



樹上のアオダイショウ

2016年05月22日 | 森や丘陵、公園の散策
ヘビを間近で見るのは本当に久しぶりでした。

晴天の日曜日、午後から柳瀬川の川べりを少し歩きました。






クロボシツツハムシ





シロタニガワカゲロウ







フタテンオエダシャク







アゲハチョウ





そして樹上に二匹のアオダイショウ






ヘビを見るのも久しぶり。交尾中のヘビは初めてです。

アオダイショウは交尾からおおよそ二か月後に4個から17個位の卵を産むようです。



大高取山に登る(桂木観音、虚空蔵尊)

2016年05月21日 | 登山やハイキング
いつもの西武線から東武線に変え、東武線沿線の気軽な登山、ハイキングコースの大高取山に登りました。

東武越生線の終点、越生駅で下車です。





ここから、まず「世界無名戦士の墓」を目指します。(中腹の白い建物です)






ユキノシタ




長い階段を上ると到着です。






お祈りして脇道から登山道に入ります。




結構きつい上りが続きます。






コアジサイ




更にきつい上りです。






途中の西山高取で休憩しました。






この辺りは蝶が飛び回っています。


コミスジ




ダイミョウセセリ






ここから比較的緩やかなアップダウンを繰り返します。






再びだんだん急な上りになってきます。






ホシハラビロヘリカメムシ




トラフムシヒキ(アブ)






コムライシアブ




イチモンジカメノコハムシ




そして山頂手前の分岐に到着です。




ここから約100メートルで山頂到着です。




大高取山山頂(376.2m)




山頂でお昼を食べて一休み。次の桂木観音に向かいます。




途中、大きな岩がありました。





そして山頂から約1キロ、三十分足らずで桂木観音に到着です。

719年に円基が開山したと伝えられ、千手観音が安置されているそうです。











お参りして、虚空蔵尊から越生駅に抜けるルートを目指します。


桂木観音から少し舗装道を下り、途中から山道に入りました。








樹齢百二十年の大ヒノキ




緩やかな渓流沿いの山道を進みます。








桂木観音から約三十分で虚空蔵尊に到着しました。






階段がそびえたちます。




何とか登ると、狛犬ならぬ守り本尊の丑寅が鎮座しています。















参拝の呪文?が書かれた紙が貼ってありますので、その通り三回唱えます。


これで今日の行程は駅を目指すだけとなりました。



田園風景を進み、越生名物の梅を見て帰路につきました。
















































宝登山 (長瀞アルプスを歩く)

2016年05月15日 | 登山やハイキング
奥武蔵から足を延ばし、秩父の宝登山(ほどさん)に登ることにしました。


終点の西武秩父駅から、秩父鉄道の御花畑駅まで歩き、野上駅で下車です。


西武秩父駅まえから武甲山が見えます。




御花畑駅




野上駅





野上駅から登山ルートの入口になる萬福寺までは十分くらいで着きました。




ここから山道に入ります。






山道に入ると比較的急な上り坂が続きます。






オオカギバ




イチモンジチョウ




ウラシマソウ




途中、竹のベンチで小休止しました。




コアジサイ




マルバウツギ




途中からは尾根道のように緩やかなアップダウンが続きます。








野上峠辺りは眺望も開ける場所があり、長瀞アルプスと呼ばれる所以かもしれません。






小鳥峠








小鳥峠を越えると舗装道に出て、しばらく舗装道を進みます。






ルリタテハ




サカハチチョウ






舗装道から登山口に入ります。




ここからは急坂と階段が続き、このルートで一番きつい場所です。




この様な急な階段が次から次へと続きます。(200段くらいあるようです。)




そして山頂に到着です。







山頂からの眺望











山頂でお昼を食べて小休止し、近くの日本武尊(ヤマトタケルノミコト)ゆかりの宝登山神社奥社に行きました。








参道入口はつつじ園で、まだまだつつじが楽しめます。










つつじを楽しんでから長瀞駅まで下りました。




せっかくなので、駅から三分で行ける、石畳と川下りを少しだけ見に行きました。






途中の土産物屋通りがチョット変わっています。












登山ルートは、最初と最後がきつくて途中は快適です。


そして最後は長瀞に出て、長瀞駅の周辺で少しぶらぶらするのも楽しいと思います。





狭山丘陵で狸と遭遇

2016年05月14日 | 森や丘陵、公園の散策







狭山丘陵を歩き始めて随分経ちますが、昼間しか歩きませんので夜行性が多い哺乳類に出会うことは今まで

ありませんでした。狸は決して珍しい動物では無いと思いますが、まさか現れるとは思ってもいませんでした。


いつも通り、鳥や花、昆虫を撮りながら歩いていました。



カエルを捕まえたらしいアオサギ





虫を一杯銜えたコゲラ









花たち


エゴノキ




ニガナ(苦菜)




ハルユキノシタ




セリバヒエンソウ





虫たち


ダイミョウセセリ








ヒメギス(キリギリス科)




シリアゲムシ(スコーピオンフライ)






クロハナムグリ






そして、小さな茶畑? で休んでいる時でした。




何やら動くものが…。









狸…。こちらに気付いたようで少しづつ離れていきましたが、こちらを伺っていました。







夜でなければ会うことは無いと思っていましたので、こちらがビックリでした。


さて、狭山丘陵ももうすぐクワガタやカブトの季節。広葉樹のメクレが気になります。




シーズンになればクワガタやカブトと樹液争いをするこの人は、下見?に訪れていました。















奥武蔵を歩く part3(顔振峠、黒山三滝)

2016年05月08日 | 登山やハイキング
奥武蔵第三弾は、義経伝説が名前の由来となっている顔振峠から修験の霊場である黒山にある黒山三滝を巡りました。

ちなみに "顔振峠" は、"かあふりとうげ" 、"こうふりとうげ" と呼び方が二つあるようです。


西武池袋線の終点で、秩父線の始点でもある吾野駅で下車します。"あがの" は宿場町の面影を残し、渓流の蛍鑑賞でも有名な町のようです。




駅を出てしばらく宿場町の面影が残る吾野宿を歩きます。




埼玉県指定 景観重要建造物 石田家(藤田屋)




渓流脇から国道を横切ります。




いよいよ顔振峠への分岐点に差し掛かりました。




ここから渓流脇の緩やかな舗装道を上っていきます。








やっと半分です。




ここもシャガの花が綺麗に咲いていました。




舗装道と山道の分岐点に差し掛かりました。




右に曲がって山の中を進んでいきます。




カメラ用の一脚をストック代わりに使いましたが、これがこの後の行程で手放せなくなりました。




しばらく歩くと、更に細い山道への分岐点に出ました。




一気に狭く上りがきつくなってきます。














県道を横切り、更に進みます。






摩利支天




この辺は視界が開け、時間によっては富士山も見えるようです。






ついに顔振峠の茶屋が見えてきました。ここまでの行程ですれ違ったのは、たった二人でした。





顔振峠に到着。峠からの眺望です。




記念碑




諸説あるようですが、義経達が景観の良さに何度も振り返った説よりも、もう一つの説である余りのきつさに

弁慶が顔を振りながら登ったという説の方が、今日の私には共感できました。



そして、峠にある平九郎茶屋さんで昼食をとることにしました。


とろろ蕎麦を注文しましたが、イメージとは違い、もりそばにとろろが付いているものでした。

味は程よくこしがあり美味しかったです。





昼食を終えて黒山三滝への道を茶屋のおばさんに聞くと、山道を下れば近道で四十分位で着くと教わりました。



峠は隣の越生町との境で、ここからの山道は越生町のハイキングコースに指定されていますが、結構険しい坂道です。











顔振峠までの上りもきつかったですが、下りが続くと徐々に足に負担がかかって辛くなりました。

鳥の鳴き声もほとんどなく、すれ違う人も居らず、静寂な杉木立に駅で買った熊除けの鈴の音だけが響きました。


途中、目の止まるものもありました。




クサイチゴ







そして坂も徐々に緩やかになり出口が近いのが分かります。








少し歩くと県道に出ました。所要時間約四十分。おばさんの言った通りでした。




ここからは渓流沿いの県道を歩いて黒山三滝に向かいます。








黒山三滝の入口に到着です。








しばらく渓流沿いを歩きます。





天狗滝入口





天狗滝





天狗滝から更に百メートルほど進むと男滝と女滝に到着です。



右上が男滝、左下が女滝





男滝




女滝




滝の手前には土産物屋もありました。





滝を見て本日の行程は終了です。


ここから黒山バス停に出て越生駅から帰る予定でしたが、不覚にもバスの時間を確認していませんでした。


バス停に着いたのは発車時間の三分後。次のバスは一時間以上あとでした。


後悔しても後の祭り、仕方なくバス停の椅子に座っていると、通りがかりの車が止まり、

「駅に行くなら乗っていきませんか?」 と声を掛けて下さいました。

最初は申し訳ないので辞退しましたが、どうせ駅前を通るからと言われ、甘えることにしました。


初老のご夫婦でしたが、元々東京の方で越生の環境が気に入り越してこられたそうで、越生は梅が有名な

ことなど、色々なお話を伺いました。

駅で丁重にお礼を言ってお別れしましたが、本当に助かりました。物騒な世の中で見ず知らずの者を車に

乗せるのは躊躇しそうに思いますが、温かい人情に触れることができ、思い出に残る一日となりました。











少しだけタナゴ釣り

2016年05月05日 | タナゴ釣り
午前中に用事を済ませ、午後から久しぶりに小物釣りをしようと、埼玉の池に行きました。




椅子に座って釣り始めた途端携帯が鳴り、新たな用事が出来てしまい釣りは切り上げることに。



それでも30分近く粘りましたが、余りアタリが無くモツゴ一匹とバラタナゴ二匹で納竿となりました。




本当に短い時間でしたが、この池ではいつの間にか少数派となってしまったモツゴも釣れて少し安心しました。



奥武蔵を歩く part2 (五常の滝、物見山、日和田山)

2016年05月03日 | 登山やハイキング
先日の巾着田で奥武蔵の佇まいが気に入り、今日も奥武蔵を歩くことにしました。


今日は、先日の高麗駅の一つ先、「武蔵横手駅」で下車です。




隣の高麗駅と違い、駅周辺にコンビニやスーパーがありませんので、弁当持参でなければ、飯能駅の構内にある

コンビニで食料は調達しておいたほうが良いです。


五常の滝へは舗装された一本道ですが、渓流沿いの道路脇はシャガの花で賑わっていました。








渓流にはアブラハヤの姿もありました。




ヘビイチゴ




渓流沿いを進むと30分ほどで滝の入口の看板があり脇道に入ります。




そして程なく五常の滝に到着です。




五常とは、仁・義・礼・智・信という5つの道徳のことで、滝は落差約12m、滝壺には滝不動尊が祀られているそうです。



滝周辺もシャガの花が綺麗です。





滝を後にし、物見山へ向かいます。







それほど急ではありませんが、上りが続き運動不足の身には少々きつい行程です。途中、少し視界が開けました。





ヤマトシジミ?







分岐点





物見山山頂







物見山から駒高を経由して日和田山に向かいます。





日和田山山頂の手前では、ヤマツツジが咲いていました。




山頂へは少々急な岩場を登らなくてはなりません。




そして、日和田山山頂です。






山頂を下ると金刀比羅神社にでます。




ここから巾着田を見下ろすことができます。









そして、神社からは岩場の男坂と山道の女坂に分かれますが、岩場にチャレンジする体力は残っていませんでした。




そのまま女坂を降りて、日和田山入口に出て高麗駅に向かい、本日の工程は終了となりました。




10キロ足らずの行程ですが、普段高低差を歩かない身には結構きつい行程でした。低山とはいえ手軽に登山気分も

味わえる奥武蔵が好きになりました。