以前から行きたいと思っていた、あきる野市にある東京都の里山保全地域、横沢入に行きました。
JR五日市線の武蔵増戸駅で下車しました。
線路脇をしばらく歩きます。
横沢入の入口は右ですが、まずは百メートルほど先にある大悲願寺を訪れました。
1191年に創建された真言宗の寺院で、国や東京都、あきる野市の文化財が多く指定されている由緒ある寺院です。
大悲願寺をゆっくり拝観し、横沢入に向かいました。
直ぐに入口に着きました。
田んぼや湿地も多く、手入れの行き届いた里山という印象です。
オオシオカラトンボ
ダイミョウセセリ
オオタニシ
カルガモと思ったのですが、オシドリ?
ハクセキレイ?
ヤマカガシ?
イトトンボ
スジグロシロチョウ
アワフキムシの卵?
ホタルブクロ
横穴壕跡
戦車橋
一休みしているとボランティアの方が声を掛けて下さり、横沢入について色々なお話を伺うことができました。
特に里山保全については、自然保護を目的としている思っていましたが、
「確かに自然保護も目的の一つですが、文化や歴史の保全でもあるのです。」と仰っていました。
「ホトケドジョウがいるとか、トウキョウサンショウウオが生息しているとか、見つけることが大事なのではなく、
生息できる環境を整えること、そして八百年前から存在していたこの里山が、どの様に変化してきたか、その
時代背景とか学ぶべきこと、伝えていくことが沢山あるんです。」
棚田の変化、開墾の歴史、そして自然や生物との共存など、一時間近くも話し込んでしまいました。
今まで知らなかった地元から見た里山の歴史や、自然保護の考えに触れた、とても貴重な時間でした。
お話を伺ったあと、反対側の道から、一つ先の武蔵五日市駅に向かいました。
しばらく歩くと、反対側の入口に出ました。
そして、武蔵五日市駅に到着です。
とても暑い一日で、生き物も多くは見れませんでしたが、古刹に触れ、地元の方の里山への思いにも触れられた
有意義な一日となりました。