森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

大晦日に新規開拓 (東京でヤリタナゴを見つけたい)

2012年01月06日 | 日記(雑記)



あけましておめでとうございます。

※と言ってもこのブログ見てる人あまりいないようだけど……。

気にせずに。
年末大晦日は久しぶりに多摩湖、狭山湖周辺に行ってきました。
上の写真は多摩湖にある日本一美しいと言われている有名な取水塔です。
手前の大正期に作られた第一取水塔と左奥の昭和に作られた第二取水塔の
間に見える白い屋根は西武ライオンズの本拠地、所沢の西武ドームです。
この多摩湖はオオタカが飛んでることでも有名で今日も短い時間ですが
大空を舞う姿を見ることが出来ました。
この辺は、武蔵野の面影を残す公園や緑地が多く元々好きな場所ですが、
久しぶりに良い空気が吸いたくなっただけではなく、今日はタナゴ釣りの
新規開拓を兼ねて行きました。

ご存じの通り、東京、埼玉でタナゴが釣れる場所は限られています。
タイリクバラタナゴを入れれば埼玉はそれなりに釣れる場所はありますが、
東京や都心から近い埼玉の所沢や朝霞などでは釣れる場所を知りません。
※都内のタナゴで有名はM公園やT公園は除く。
私の好きなヤリタナゴやアカヒレタビラ等、関東の在来種に至っては、
東京では実質的に絶滅しているというのがて主流となっています。
しかし、生息地と水系が僅かでも繋がっていたり、以前繋がっていたが
遮断され陸封された場所があった場合、タナゴ、タナゴが産卵する二枚貝、
ヨシノボリなど、二枚貝の幼生の宿主となる魚の三つの条件が揃い、更に
外来魚などの天敵が少なければ、広さを問わず累代の生態系は維持されて
いる可能性はあるはずだと思うのです。

ヤリタナゴを飼っている我が家の睡蓮鉢は決して大きくはありませんが、
タナゴ、エビ、水草が水の浄化や酸素供給等をバランス良く行い、雨水の
みの水換えなし、酸素供給なしでも元気よく生活しています。

それに二年ほど前、埼玉にある金魚の釣り堀でたまたま売っていたニッポン
バラタナゴを買って睡蓮鉢で飼っていましたが、タナゴが二枚貝で繁殖する
ことを知り、5センチほどのイシガイを二つ睡蓮鉢に入れたことがあります。
貝を生かすことが難しい事など知りませんでしたので一匹は一ヶ月ほどで★に
なってしまい、もう一匹も見えなくなってしまいました。
底の方で★になってるのかと諦めていましたが、一年後に倍以上の大きさで
水草の下から見つかりました。(ニッパラの子も生まれました)
貝は珪藻類を与えないと長期間の飼育は難しいと知りましたが、さほど
大きくない睡蓮鉢の中で、特に変わった水草や土も無い状態で貝が成長した
ことはとても不思議なことです。
なんらかのかたちで珪藻が発生していたのか分かりませんが、睡蓮鉢でさえ
条件が整えば、最低限の環境でも生態系は維持できることを知った私としては、
最近だれも釣っていないし、目撃情報もないので絶滅したとするのは何か府に
落ちないのです。もちろん自治体や水産試験場などの公共機関も調査を行って
いるのは承知していますが、最近では西湖のクニマスの発見例もありますから。

なので以前ヤリタナゴの生息が確認されている柳瀬川などは、護岸されている
下流は難しいとしても、源流に近い上流であれば護岸化されていない場所や
あまり有名ではない支流があれるのではないかと思うのです。もしそのような
場所があれば生息の可能性は決してゼロではないと思うのです。
無論、同じことを考えて探し回った人たちが居たであろうことも容易に想像
できますが、やはり自分の目で確かめないといけない。そんなことを思いな
がら多摩湖周辺を走りました。



多摩湖周辺を走り、狭山湖周辺も廻ってみますが簡単には見つかりません。
狭山湖から柳瀬川に流れる源流らしき場所はありましたが水深もなく魚の
棲むような場所には感じられませんでした。

しかし、柳瀬川と少し距離を置いて平行して流れる川を見つけました。名前は
まだ分かりませんが良い感じです。春になれば魚影を見つけられそうな雰囲気
でした。場所は東京と埼玉の境あたりと思いますが、東京もしくは東京近辺で
ヤリタナゴ等の在来種を見つける。今年の目標の一つです。








最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (神風)
2021-10-02 19:25:08
楽しく拝見させて頂きました。
10年ほど前の事ですが狭山湖周辺でタナゴが
たくさんいた所を知っています。
私の叔父がタナゴに夢中だった私に教えてくれ
半信半疑でキラーを仕掛けたらヤリの幼魚が
こぶななどに混ざり採れました。
叔父の子供は相当採ったようです。
その後社会人として忙しく魚採りじたいできま
せんが時々景色をみにいくと魚をとらないでの
看板もたててありタナゴがいたようです。
今でもいることをいのるばかりです。
返信する

コメントを投稿